韓国旅行におすすめeSIM7選【2025年版】短期間の海外旅行ならではの選び方まで紹介

韓国旅行におすすめeSIM7選【2025年版】短期間の海外旅行ならではの選び方まで紹介

「韓国旅行におすすめのeSIMはどれ?」
「eSIMを選ぶポイントや注意点ってある?」

海外旅行を計画する際、「現地でのインターネット環境をどうするか」は悩みの1つに挙げる方も多いと思います。

韓国は公共のWi-Fiが整備されているとはいえ、観光地以外や移動中では安定した通信手段が必要になる場面も多く、スマートフォンの通信環境をどう整えるかが重要です。

近年では、「eSIM(イーシム)」と呼ばれるスマートフォンに内蔵されたSIMカードが注目されています。

韓国旅行に便利なesimは埋め込み型のデジタルSIM

本記事では韓国で使えるeSIMの基礎知識からメリット・デメリット、選び方からおすすめサービス、さらに設定方法やトラブルの対処法まで渡韓する旅行者が知っておきたい情報を幅広くまとめて紹介していきます。

これから韓国旅行をする方はもちろん、海外旅行にeSIMを活用してみたいと考えている方にも参考になる内容なので、ぜひ最後までお読みください。

目次

韓国旅行で使えるeSIMとは?SIMカードの抜き差しが不要で便利!

eSIMについての基礎知識を知っておきましょう。

eSIMとは?

eSIMとは、「embedded SIM(エンベデッド シム)」の略で、スマートフォンに内蔵された本体と一体型のSIMです。

eSIMは従来のように小さなカードを本体に差し込む必要がありません

QRコードなどを使って通信の設定を行い通信のプロファイルを読み込むことで、簡単に現地の通信回線を利用することができます。

対応端末であれば事前にオンラインで契約しておけば、現地に到着してすぐに通信が可能です。

韓国で使えるeSIMと言っても、日本で利用されているeSIMと基本的な仕組みは同じ。

スマートフォンやタブレットなどに内蔵されている「内蔵型のSIMカード」に、韓国の通信キャリアが提供する通信情報(プロファイル)をダウンロードして使います

日本でもドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルなどの大手キャリアだけでなく、UQモバイルやワイモバイルといった格安SIM会社(MVNO)でもeSIM契約が可能となっており、対応端末を持っていれば店頭に行かなくてもオンラインで簡単に契約・設定ができます。

プロファイルとは?

eSIMを使って通信を行うために必要な「通信キャリアの情報を設定するファイル」のようなものです。

物理SIMカードの代わりにプロファイルをスマートフォンにインストールすることで、どの回線を使ってどのように通信するかがスマホに認識され、インターネット接続が可能になります。

eSIMとSIMカードの違いは物理カードを必要とするかどうか

eSIMとSIMカードはいくつか違いはありますが、主な違いはカードの形状です。

SIMカード(物理SIM)は、プラスチックのチップをスマートフォンに挿入して使うため、回線の切り替えにはSIMカードの差し替えが必要です。

eSIMはデジタルで通信情報を読み込む仕組みのため、オンラインで契約・設定を済ませれば、端末上で通信事業者を簡単に切り替えることができます

その他の違いは以下の表を参考にしてください。

比較項目eSIM(イーシム)SIMカード(物理SIM)
形状・形式スマホ本体に内蔵されたチップ小さなICカードをスマホに挿入して使用
入れ替えの手間物理的な入れ替え不要、設定のみで切替可能SIMカードを抜き差しする必要がある
契約・購入方法オンラインで契約・即時発行可能店頭または郵送でSIMカードを受け取る必要あり
利用開始までの時間QRコード読み取りで即日利用可能SIMカードが届くまで数日かかる
紛失・破損のリスク物理カードではないため紛失や破損のリスクがないカードの紛失や破損のリスクがある
複数回線の利用スマホ内に複数のeSIMを登録・切り替え可能1枚のSIMカードで1つの回線のみ
機種変更時の手間プロファイルの再発行や再設定が必要SIMカードを新しい端末に差し替えるだけ
対応機種eSIM対応端末のみ利用可能多くの端末で対応

eSIMを利用すれば、普段日本で使っている電話番号やSIMカードを残したまま韓国の通信環境を併用することもでき、使い勝手が格段に向上します。

eSIMを利用する場合は、対応端末かどうかを事前に確認しなければいけません。
物理SIMカードであればほとんどの端末で対応していますが、eSIMの場合は非対応の端末があります

仮に確認せずに契約し非対応端末だった場合は、契約内容を変更する手続きをしなければならなくなり、二度手間になってしまいます。

例えば、iPhoneシリーズであればXS以降、SEシリーズは第2世代以降の機種が対応しています。

契約する前に、対応端末かを確認した上で契約を進めて行きましょう。

韓国旅行でeSIMを使うメリットとデメリットを比較

韓国旅行中にeSIMを利用することには、さまざまなメリットとデメリットが存在します。

項目eSIMのメリットeSIMのデメリット
利便性渡航前に日本で設定できるため到着後すぐに通信可能一度設定すると他の端末に移せない場合が多い
準備の手軽さQRコードの読み取りだけで開通物理SIMの抜き差しが不要スマートフォンがeSIM対応でないと利用不可
紛失リスクカードが存在しないため紛失や破損の心配がない機種変更やスマホの故障時に再設定が必要
柔軟なプラン選択1日〜30日など滞在期間に応じて自由にプランを選べる対応アプリやサービスによっては日本語に非対応の場合もある
契約・購入方法オンラインで簡単に購入・即日開通可能通信不良時に対面サポートが受けられない場合がある
料金一般的にリーズナブルで現地SIMと大きな差がない場合も多い音声通話が必要な場合は対応プランが限られたり高額になることがある
利用開始時の安心感到着直後からマップや翻訳アプリなどがすぐに使えて安心設定にはWi-Fiなどの通信環境が必要なため事前準備が不十分だとトラブルになりやすい

用途や利用スタイルに応じて、自分にとって最適な選択肢を見極めることが重要です。

韓国旅行でeSIMを使うメリットは購入から開通までの手続きがスマホで完結すること

eSIMのメリットを詳しく見ていきましょう。

eSIMのメリット
  • 渡航前に日本で設定できるため、到着後すぐに通信可能
  • QRコードの読み取りだけで開通、物理SIMの抜き差しが不要
  • カードが存在しないため、紛失や破損の心配がない
  • 1日〜30日など滞在期間に応じて自由にプランを選べる
  • オンラインで簡単に購入・即日開通可能
  • 一般的にリーズナブルで、現地SIMと大きな差がない場合も多い
  • 到着直後からマップや翻訳アプリなどがすぐに使えて安心

eSIMの最大のメリットは、「韓国に到着してすぐに通信ができる」ことです。

特に海外旅行に慣れていない方であれば、空港についた瞬間から地図アプリや翻訳アプリ、SNSなどをすぐに利用できるため安心感が違います。

そのためには事前に設定が必要ですが、渡航前に日本国内で事前設定が可能なためゆっくり調べながら設定ができるので、しっかり事前にeSIMを契約・設定しておけば現地に到着してすぐに通信が可能になります。

空港で現地のSIMカードを探す手間も、Wi-Fiを探す不安もなくスムーズに旅行をスタートすることができます。

また、eSIMは物理的なカードが不要なため差し替えによる端末やSIMカードの破損・紛失の心配もなく、比較的安全性が高いのもメリットの1つです。

さらに、料金プランも現地ではなく事前に国内で確認しながら選ぶことができ、SIMカードの受け取りもありません。

そのため、急な渡航の予定が入ってもSIMカードの受け取りを待たなくてもすぐに準備ができます

従来の物理SIMカードと違い、旅行中の不安要素が払拭できるのは、eSIMと言っても過言ではありません。

韓国旅行でeSIMを使うデメリットは対応機種以外では利用できないこと

一方で、eSIMにはデメリットもあります。

eSIMのデメリット
  • 一度設定すると他の端末に移せない場合が多い
  • スマートフォンがeSIM対応でないと利用不可
  • 機種変更やスマホの故障時に再設定が必要
  • 対応アプリやサービスによっては日本語に非対応の場合もある
  • 通信不良時に対面サポートが受けられない場合がある
  • 音声通話が必要な場合は、対応プランが限られたり高額になることがある
  • 設定にはWi-Fiなどの通信環境が必要なため、事前準備が不十分だとトラブルになりやすい

eSIMは、すべてのスマートフォンに対応しているわけではなく、機種によっては利用できないケースがあります。

eSIMを契約する際は、必ず対応端末かどうかの確認をしなければなりません

また、一度端末に設定したeSIMは他の端末ではすぐに使えません

旅行中に機種にトラブルが発生した時には、再発行の手続きが必要になる可能性があります。

さらに、eSIMはオンラインでの契約・設定が中心となるため、通信環境によっては設定が上手くいかないケースも考えられます。

QRコードの読み取り時やプロファイルなどの設定時にミスがある場合は、通信の開通まで時間や手間がかかってしまう場合もあります

このようにeSIMにはデメリットも存在していますが、旅行のスタイルやニーズに応じて向き不向きを理解して選択してください。

韓国旅行で使えるおすすめeSIM7選!料金とデータ容量で比較

韓国で利用できるeSIMは、数多くのサービスから選ぶことができます。

それぞれが異なる通信キャリアと提携しており、通信速度やカバーエリア、料金やサービス内容にも違いがあります。

スクロールできます
サービス名回線キャリア料金(7日間目安)通信容量通話可否チャットサポート購入方法主な特徴
TrifaSKテレコム2,720円5GB× データ専用〇 日本語対応ありアプリ・Web安定のSK回線、レビューも高評価
SkySiMKTまたはSKテレコム5,600円無制限× データ専用△ 英語のみWebコスパ良好、短期旅行向き
AiraloLG U+4,650円無制限
(10日間プラン)
× データ専用△ 英語のみアプリ・Web世界中で利用可能、アプリ操作も簡単
KLP SIMSKテレコム3,000円無制限〇 通話プランあり△ 英語・簡易日本語Web・アプリ無制限でコスパ◎
World eSIMLG U+3,996円無制限× データ専用△ 英語のみWeb韓国以外にも対応、乗り継ぎ旅行にも便利
エアトリKTまたはSKテレコム3,210円10GB〇 通話プランあり〇 日本語対応ありWeb(日本語)安心の日本語サポート、はじめてのeSIMにも最適
グロモバSKテレコム2,430円10GB〇 通話プランあり〇 日本語対応ありWeb(日本語)通信品質が安定、LINEサポートもあり

ここでは、韓国旅行で使えるおすすめのeSIMを7社紹介します。

trifa(トリファ)はアプリから手続きを全て完結できる

trifaは、韓国最大手キャリアである「SKテレコムの回線」を使用しており、高速かつ安定した通信環境が特徴です。

データ容量利用期間料金(円)通話可否備考
3GB7日間1,960円×データ専用
5GB7日間2,720円×データ専用
無制限7日間5,990円×データ専用

trifaは特に、都市部での利用において速度・安定性ともに高評価で、安心して使うことができます。

韓国をはじめ世界各国で使える旅行者向けのサービスです。

運営元は日本の企業のため、日本語での案内やアプリ操作に対応していることから、海外eSIM初心者にも安心して利用できるのが魅力です。

また、trifaはiOS・Androidどちらにも対応したアプリが提供されており、購入から設定まで日本語に対応しています。

さらに、カスタマーサポートが丁寧でLINEやメールで受付しており、万が一トラブルがあっても日本語で対応してもらえるため安心して利用できます。

SkySiM(スカイシム)は1日単位でデータ通信を契約できるeSIMサービス

SkySiMは、旅行者向けに特化したeSIMサービスで、旅行中のネットの利用が少なくコストを抑えたい方におすすめです。

データ容量利用期間料金(円)通話可否備考
500MB/1日7日間2,660円×データ専用
1GB/1日7日間4,270円×データ専用
無制限/1日7日間5,600円×データ専用

SkySiMは、韓国を含む複数の国に対応しており、特徴として韓国内では複数キャリアの回線を組み合わせて使えるマルチネットワークの設計になっています。

シンプルな料金体系とスムーズな設定手順で短期旅行者に支持されており、必要最低限のデータでリーズナブルに使える点がメリットです。

また、契約後すぐに設定用のQRコードが発行されるため出発直前や空港でもすぐに導入できるほか、設定も専用アプリのインストールが不要でウェブ経由での設定や購入が可能です。

短期の旅行やネットのライトユーザーで、とにかくコストを抑えたい方にはおすすめです。

Airaloは韓国の主要回線であるLG U+回線が利用できる

Airalo(エアロ)は世界各国のeSIMに対応したマーケットプレイスで、韓国ではLG U+の回線を提供しています。

データ容量利用期間料金(円)通話可否備考
無制限(3GB/1日)10日間4,650円×データ専用
無制限(3GB/1日)30日間9050円×データ専用

使い勝手の良いアプリと、設定手順のわかりやすさから、eSIM初心者にも適した選択肢です。
また、韓国だけでなく世界190カ国以上に対応しており、複数国を旅行する方にとって人気のキャリアです。

Airalo専用アプリで購入から設定、データ残量の管理まで一括で操作可能です。

英語表記が中心になっているため、英語が苦手な方は正確に把握するのは難しいかもしれません

そのため、ある程度海外旅行やアプリ操作になれている方で韓国以外にも複数旅行する方や、コスパ優先の方がおすすめです。

KLP SIMはSデータ無制限で利用できるのでギガ数を気にしなくてもいい

KLP SIM(ケーエルピーシム)は、 trifaと同様に韓国の大手通信キャリアであるSKテレコムのネットワークを利用しており、コストと通信品質のバランスが取れたeSIMです。

データ容量利用期間料金(円)通話可否備考
無制限1日間990円×データ専用
無制限3日間1,680円5分間のみ通話無料
無制限7日間3,000円5分間のみ通話無料

SKテレコムの回線のため、都市部以外でも安定した通信が可能になるほか、他社と比較しても安価で十分なデータ量が使える点が魅力です。

複数日数のプランやデータ容量のバリエーションが豊富で、滞在日数に応じて柔軟に選べます。

設定もQRコード読み込みで即座に利用が可能で、特に複雑な操作は必要ありません。

通信品質を保ちながら、コストを抑えたい方にはおすすめです。

World eSIMは電話番号付きの無制限プランに対応している

World eSIM(ワールドイーシム)は、名前の通りグローバルに展開するeSIMサービスで、韓国でも快適な通信が可能です。

プラン名データ容量利用期間料金(円)通話可否備考
デイパスプラン1GB/日3日間980円×データ専用
期間容量プラン5GB10日間1,480円×データ専用
無制限プラン無制限7日間3,996円×データ専用

複数国に渡る旅行を予定している場合にも便利で、韓国から周辺国へ移動する旅程にも対応可能です。
アジア・ヨーロッパなどを1枚のeSIMでカバーできるプランがあり、国ごとの契約が不要というメリットがあります。

また、1GB〜20GB以上まで柔軟に選ぶことができ、長期滞在や大容量のプランに対応しています。

World eSIMは日本語対応のウェブサイトやサポートがあるので設定や購入も安心であるほか、設定も契約後即時で可能なため、急ぎの渡航予定でも安心です。

エアトリeSIMは旅行中にギガを追加購入できる

エアトリは、旅行サイト「エアトリ」が提供している日本人向けのeSIMサービスです。

データ容量利用期間料金(円)通話可否備考
1GB3日間1,150円×データ専用
3GB7日間2,410円×データ専用
無制限7日間4,400円3GB/1日を超えた場合、最大5Mbpsの速度に低下

エアトリのメリットは、日本語対応のサポートが充実しており、初めて海外旅行をする方にも安心のサービスです。

エアトリは契約からサポートまで全て日本語で対応しているため、契約時のお困りごとや現地でのトラブル時に、電話やメールでのカスタマーサポートで解決してくれます。

他にも、プランのラインナップが豊富で細かく分かれており、1日単位の設定も可能です。

そのため、初めてのeSIMでの海外旅行で、サポート重視で安心して利用したい方にはおすすめです。

グロモバeSIMは1GB~無制限まで幅広いプランに対応している

グロモバ(グローバルモバイル)は、日本企業が運営する高コスパ型のeSIMサービスです。

データ容量利用期間料金(円)通話可否備考
5GB7日間約1,500円×データ専用
無制限7日間4,400円3GB/1日を超えた場合、最大5Mbpsの速度に低下

コストパフォーマンスが高いプランが多く短期滞在の旅行者にとって魅力がある一方で、大容量プランでも価格が抑えめで長期旅行者やネットのヘビーユーザーにも人気があります。

また、トラブル時はLINEやメールによる対応が可能で、もちろん日本語で対応してもらえます。

なるべく安く、日本語で安心したサポートを受けたい方にはおすすめです。

韓国旅行で使えるeSIMを選ぶ時のポイントは3つ

韓国で旅行する際に快適にインターネットを利用するためには、自分に合ったeSIMを選ぶことが重要です。

韓国で使えるeSIMを選ぶポイント
  • 「現地購入」と「オンライン購入」の違い
  • 「データ無制限」の有無や利用日数に応じた選び方
  • 主要キャリアごとの特徴

韓国で利用するeSIMを選ぶ際、料金プランや対応キャリア、購入方法などチェックするポイントが多くどれを選んでいいか迷うと思います。

ここでは、eSIMを選ぶ3つのポイントから、自分の旅行のスタイルにピッタリのeSIMを見つけるヒントにしてください。

「現地購入」と「オンライン購入」の違いを理解しておく

eSIMは「日本出発前にオンラインで購入・設定」する方法と、「韓国到着後に現地で購入」する方法の2通りがあります。

それぞれの主な違いは以下の通りです。

項目オンライン購入現地購入
購入タイミング出発前に自宅などで事前購入が可能韓国到着後、空港や市内のショップで購入
利用開始までの流れQRコードを読み込んで即時利用開始購入・説明・設定を現地でスタッフと行う
対応言語英語または日本語のWebサイトが多い韓国語が主(場所によっては英語・日本語対応あり)
サポートメールやチャットによるオンラインサポートが主流現地スタッフが直接対応(店舗での対面サポート)
プランの種類・選択肢の多さ世界中のeSIM業者から選択可能、多種多様なプランあり店舗によって選べるプランが限られる場合がある
価格割引があることも多く、比較的安価場所によっては割高な場合もあり
手続きのスムーズさ日本語案内あり、スマホ操作のみで完結対面での手続きが必要、待ち時間や混雑の可能性もあり
ネット環境の必要有無初期設定時にWi-Fi環境が必要店舗で設定をしてもらえるため不要

オンライン購入は、旅行前に自宅でeSIMを選びスマートフォンに設定が可能なため、到着直後から通信可能なのが魅力です。

また、多くのeSIMサービスから選べるため、価格やプランを比較しながら自分にピッタリのものを選べる自由度もあります。

価格もキャンペーン等で安く提供されていることが多く、コストパフォーマンスを重視する人にはピッタリです。

ただし、初期設定時にはwi-fi環境が必要になることは注意しましょう。

一方で、現地購入は韓国到着後に空港や韓国国内のショップで直接eSIMを契約する方法です。

対面で説明を受けながら契約が可能なため、「eSIMの初期設定が不安な方」や「スタッフに質問しながら契約を進めたい」という方には安心できる購入方法です。

また、通信トラブルが起きた場合にその場でスタッフのサポートを受けやすいという利点があるものの、店舗によっては日本語が通じない場合があります。

混雑している場合は待ち時間も発生する可能性があることも考慮しておきましょう。

データ容量と利用期間を柔軟に選べるかをチェックする

eSIMを選ぶ際に重要なポイントは、「データ容量」と「利用期間」です。

これまでに紹介したように、韓国旅行のeSIMには無制限プラン・一定容量プラン・日数ベース・データ容量ベースなど、さまざまな種類が用意されています。

これらの要素を自分の旅行日程などに合わせて選ぶことで、無駄な出費を防ぎ、快適に過ごすことができます。

利用スタイル推奨プランのタイプ特徴
動画・SNSなど高頻度でデータを使うデータ無制限プラン容量を気にせず使えるが、1日○GBの制限がある場合も
地図・翻訳アプリなどの最低限の利用容量制限プラン(1~3GB)通信料を抑えたい人向け。短期旅行者におすすめ
滞在が1~3日程度デイリープラン1日単位で購入できるため、無駄がない
滞在が1週間程度ウィークリープラン中期旅行に適しており、1日あたりの料金が割安になることが多い
滞在が2週間~1ヶ月程度マンスリープラン長期滞在向け。安定したネット環境を確保したい人におすすめ
複数人でデータをシェアして使いたい場合大容量プラン(10GB以上)家族や友人との共有用。対応端末でテザリング設定が必要なケースも

旅行中に動画視聴や頻繁な地図アプリの使用、SNSのアップロードなど、データ通信を多く使う予定がある人には「データ無制限プラン」が適しているでしょう。

無制限プランのよくある落とし穴

無制限であっても実際には「1日△GBまで高速、超過した後は低速」という条件付きのものもあるため、使いすぎには注意しないといけません。

契約前に、必ず「利用制限はあるか」など確認しておきましょう。

滞在日数が短い方やホテルのWi-Fiなどを活用する予定の人、インターネットの使用頻度が少ない人は、1GBや3GBなど一定の容量で安価に使えるプランがコスパに優れています。

とくに「2日間」「3日間」などの短期滞在者向けプランは、無駄のないデータ使用を重視する人におすすめです。

滞在日数ごとのプランの決め方
  • 1~3日程度:デイリープラン
  • 1週間以上:ウィークリープラン
  • 1ヶ月程度:マンスリープラン

このように、データ容量と利用日数のバランスを見ながら、自分にピッタリのeSIMプランを選ぶことが韓国旅行を快適にする重要なポイントとなります。

また、あくまで参考値ですが、1GBあればできることの目安も確認しておきましょう。

利用内容使用目安(おおよその参考値)
メッセージアプリ約100万〜150万回(テキストのみ)
YouTube視聴約1時間(360p)、約20〜30分(480p)、約10分(720p)
SNS閲覧約5〜10時間(画像や動画の閲覧を含む)
Web閲覧約300〜500ページ分
Googleマップ約150〜300ルートの検索+ナビ利用
メール送受信約5,000〜10,000通(テキスト中心、添付なし)
ビデオ通話約1〜1.5時間(画質標準のLINEやZoomなど)
オンラインゲーム約6〜10時間(パズルや軽いRPGなど、動画広告なし)
※閲覧ページや動画の画質などによって数値は前後します

以上のように、1GBでも十分利用できることが分かります。

どれくらいのデータ量が必要になるかイメージしながらプランを検討しましょう。

韓国の通信主要キャリア(SKテレコム、KT、LG U+)の特徴を理解しておく

韓国にはSKテレコム・KT・LG U+という3大キャリアがあり、日本でいうNTTドコモやKDDIなどと同様に、それぞれ通信エリアや速度に違いがあります

SKテレコムKT(オリーブ・KT)LG U+(LGユープラス)
エリア全国広範囲をカバー。特に地方にも強い。都市部に強く、地方も標準的に対応。都市部がメイン、地方の一部で弱い。
通信速度安定かつ高速。5Gも幅広く展開中。高速通信が可能。特に都市部で高速。高速だが、場所によって変動あり。
料金水準やや高めだが信頼性が高い。平均的な価格設定。比較的リーズナブル。コスパ重視向け。
利用者数韓国最大手キャリアで最も多い。2番手の大手キャリア。シェアは3番手だが人気は上昇中。
eSIM対応状況多くのeSIMサービスがSK回線を利用。一部サービスで採用。Airaloなどで対応あり。
相性の良いeSIMtrifa、KLP SIM、クロモバ などSkySIM、エアトリ(プランにより)Airalo、World eSIM(プランにより)
主要キャリアの選び方の基準
  • 品質重視:SKテレコム
  • 都市部メインに観光予定がある:KT
  • コスト重視:LG U+

都市部中心ならどのキャリアでも問題ありませんが、地方にも行く予定があるなら、全国カバー率の高いSKテレコムやKTを選んでおけば安心です。

韓国で使えるeSIMの設定方法と正しく利用するための手順

韓国旅行にてeSIMを契約して楽しむためには、eSIMの活用法と設定方法をしっておくことが重要です。

eSIMは事前にスマートフォンへ設定でき、すぐ利用できる点が魅力ですが、初めて利用する場合は設定方法など不安に思う方もいるでしょう。

こちらでは、eSIMの設定方法から不具合時の対処方法まで解説していきます。

eSIMの設定方法|スマートフォンでのQRコード読み取り

eSIMを利用するためには、スマートフォンにプロファイルをインストールして通信の設定を行う必要があります。

設定の手順は非常にシンプルで、基本的に時間はほとんどかかりません。

eSIMの設定は、購入後に送られてくるQRコードをスマートフォンのカメラで読み取ることで開始されます。

設定メニューから「モバイル通信プランを追加」を選び、QRコードをスキャンすると、数分でeSIMのプロファイルがダウンロードされ通信が可能になります。

iPhoneの場合

「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」→ カメラでQRコードを読み取り、そのあとに表示される案内に従って「モバイル通信プラン」を追加する。

Androidの場合

「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「SIMを追加」→ QRコードを読み取る。
※機種により若干表記は異なりますが、基本的には流れは同様です。

利用開始までに知っておきたい「即日開通」と「本人確認」

多くのeSIMサービスは、QRコードを読み込んだ時点で即日開通しますが、中には本人確認やアクティベーション手続きが必要なものもあります。

事前に確認しておけば現地での混乱を避けらるので、必ず確認しておきましょう。

「即日開通」と「本人確認」の違いは以下の通りです。

項目即日開通型 eSIM本人確認あり eSIM
利用開始までの時間最短5分〜即時1時間〜1日程度かかる場合あり
手続きの流れ購入後すぐにQRコードが届き、読み取り設定するだけ本人確認書類のアップロード・審査が必要
対応時間24時間購入・設定可能審査時間はキャリアによる(対応時間制限あり)
向いている人すぐに使いたい人、出発直前・現地で設定したい人長期滞在予定、信頼性重視の人

本記事で紹介しているeSIMは、全て本人確認不要・即日開通に対応しています。

例えば楽天モバイルなどは本人確認が必須ですが、海外旅行向けのeSIMはこういった手続きが簡略化されていることが多いです。

そのため、旅行前に手軽に準備を済ませることが大きなメリットでしょう。

不具合時の注意点|「すぐ使えない」場合の対策

eSIMは基本的に購入後すぐに使える仕様になっていますが、稀に「通信が始まらない」「モバイルデータがつながらない」といった不具合が起こることもあります。

特に出発直後や空港などでうまく通信できないと不安になると思います。

ここでは、eSIMがうまく使えない時の原因とその対処法についてご紹介します。

よくある原因と対処法
  • 原因①:通信設定が完了していない
    対処法:
    ・QRコードを読み込んだ後「モバイル通信プランの追加」や「モバイルデータの設定」が完了しているかを確認しましょう
    ・通信の優先順位が「主回線(日本で利用していた回線)」になっていると上手く切り替わらない場合があるため「副回線(今回追加したeSIM)」を優先するように設定してみてください
  • 原因②:eSIMのプロファイルが正しく読み込まれていない
    対処法:
    ・スマートフォンの再起動を試してみましょう
    ・一度プロファイルを削除し、再度QRコードを読み込む事で改善される場合があります。しかし、その場合契約した会社に再度手続きが必要な場合があります。
  • 原因③:機内モードになっている、もしくは切り替え直後で不安定になっている
    対処法:
    ・機内モードがオンになっている場合は、一度オフにしてモバイルデータが有効になっているか確認しましょう
    ・開通直後は、回線の切り替えに時間がかかっている可能性もあります。数分時間をおいてみるか、電源の再起動、機内モードのオンオフを試してみてください
  • 原因④:SIMロックが解除されていない、もしくはeSIM非対応のスマートフォンを利用しようとしている
    対処法:
    ・eSIMを利用するにはスマートフォンがSIMフリーになっている必要があるため出発の前には必ず確認をしてください。
    もし、現地で気づいた場合は購入したキャリアの公式サイトでSIMロック解除の手続きができる場合もあるため試してみてください。
    ・古い端末ではeSIMに非対応のスマートフォンもあるので必ず出発前にチェックが必要です。

以上のことを試しても通信ができず解決しない場合は、契約したeSIMの会社のサポートに問い合わせをすることが最も確実な方法です。

メールやLINE、会社によっては電話でもサポートしているため、契約した会社のサポートもあらかじめ確認しておきましょう。

韓国旅行でeSIMを利用する際に注意することは4つ

これまでのことから、eSIMは便利で多くのメリットがあることを解説してきましたが、利用にはいくつか注意すべき点も存在します。

eSIMを利用する上で注意すること
  • eSIM対応のスマホか確認する
  • SIMロック解除済みか確認する
  • 安定した通信環境でQRを読み取る
  • 一度スマホに設定したeSIMは他の端末で使えない

旅行中はトラブルを未然に防ぐためにも、事前の準備と確認が重要です。

ここでは、eSIMを利用する上での注意点を、ポイントごとにしっかり押さえておきましょう。

韓国旅行の前に利用中のスマートフォンがeSIMに対応しているか確認する

全てのスマートフォンがeSIMに対応しているわけではありません

eSIMに対応しているかの確認方法は非常に簡単なので、eSIM契約前に必ず確認しておきましょう。

対応端末か確認する方法
  1. 利用予定のスマートフォンでプリインストールされているデフォルトの電話アプリを開く
  2. ダイヤル画面で「*#06#」と入力する
  3. 表示された画面に「EID」の表示があるかを確認する

EIDの表示があればeSIM対応のスマートフォンということになります。

スマートフォンのSIMロックが解除済みか確認する

eSIMを利用するためには、端末がSIMロック解除されている必要があります。

キャリアで購入した場合は特定の通信キャリアでしか使用できないようにSIMロックがかかっている場合があります。

大手キャリアで購入した端末の場合、Myページなどから解除手続きが可能です。

SIMロック解除の確認方法
  • iPhoneの場合
    設定アプリを開き「一般」→「情報」→「SIMロック」の項目が「SIMロックなし」になっていれば解除済みです
  • Androidの場合(メーカーによって異なる)
    設定アプリを開き「デバイス情報」もしくは「端末情報」→「SIMカードステータス」または「SIMロック」の項目の表示が「SIMロックなし」「許可されています」「SIMカードのロックがグレー」になっていれば解除済みです。

安定した通信環境でeSIMをインストールする

QRコードの読み取むとeSIMの設定画面に遷移するため、安定した通信環境が必要です。

例えば設定中に接続が切れると、eSIMが正常にインストールされないことがあるため、空港や宿泊先のWi-Fiを利用して行うと安心です。

一度スマホに設定したeSIMは他の端末で使えないので注意

eSIMは一度設定すると別端末での再利用ができません

スマホを機種変更する予定がある場合は、使用開始のタイミングに注意が必要です。

万が一途中で故障した場合などやむを得ず別のスマートフォンにeSIMを設定したい場合は、契約した会社に再発行を依頼したうえで、別のスマートフォンに設定しなおさないといけないため注意が必要です。

韓国旅行で使えるeSIMに関するよくある質問

日数や用途に応じてどのeSIMを選択したらいいのか悩むと思います。

ここでは、eSIMについてのよくある疑問にQ&A形式でお答えしていきます。

韓国旅行で使えるeSIMに関するよくある質問
  • 韓国 esim おすすめ 3日間は?
  • 韓国 esim おすすめ 4日間は?
  • 韓国 esim おすすめ 2日間は?
  • 韓国 esim 電話番号付き おすすめは?
  • ネット購入・現地購入の申し込み方法の違いは?

自分にピッタリのeSIMを選ぶための参考にしてみてください。

韓国で3日間利用する場合のおすすめesimは?

trifaやWorld eSIMがおすすめです。

trifaはSKテレコムの安定した回線が強みで、利用するデータ量によってはプランもシンプルな定額制になっているため使いやすいでしょう。

World eSIMはコストを抑えたい場合におすすめです。

ブランド名プラン例
World eSIM
詳しくはこちら
1GB/日 × 3日:980円
trifa
詳しくはこちら
3日間・無制限:2,970円

韓国で4日間利用する場合のおすすめesimは?

World eSIMやSkySIMがおすすめです。

World eSIMの4日間プランであれば無制限で利用できるためおすすめです。

また、SkySIMであればデータ量に応じて無制限も設定できるため、ヘビーユーザーにもおすすめです。

ブランド名プラン例
World eSIM
詳しくはこちら
4日間・無制限:3,320円
SkySIM
詳しくはこちら
1GB/日×4日:2,440円

韓国で2日間利用する場合のおすすめesimは?

短期間の旅行ならtrifaやエアトリの短期データプランがおすすめです。

trifaであれば安定した通信回線で旅行ができます。

また、エアトリであれば日本語でのサポートが充実しているため、初めて利用する際はおすすめです。

ブランド名プラン例
trifa
詳しくはこちら
2日間・1GB:790円
エアトリ
詳しくはこちら
2日間・1GB:1,150円

韓国のeSIMで電話番号付きのおすすめはある?

電話番号付きプランを探すなら、KLP SIMの音声対応プランやKT系の現地eSIMがおすすめです。

ただし、契約するプランによって音声対応可否が変わるため、契約前に注意してください。

ブランド名プラン例
KLP SIM
詳しくはこちら
3日間・無制限・5分間の通話が無料:1,680円

韓国旅行のeSIMはオンライン購入がいい?

ネット購入と現地購入の申し込み方法の違いについては以下の通りです。

ネット購入・現地購入の申し込み方法の違い
  • ネット購入:メールで送られてくるQRコードを読み取るだけで簡単に設定できる
  • 現地購入:空港や通信ショップにて対面で説明を受けながら設定できる安心感がある

それぞれの利点を踏まえ、自分に合った方法を選びましょう。

韓国旅行の通信手段として、eSIMの活用は欠かせない存在です。

物理的なSIMカードの差し替えが不要で、出発前にオンラインで購入と設定ができるため、韓国に到着後すぐに利用できます。

本記事を参考に、旅行先でもスマホを快適に使えるように、自分に合ったeSIMを選んで韓国旅行を楽しんでください。

目次