2013年頃からノマドワーカーとして働くようになった管理人「とみっち」です。
コロナ禍の今、「テレワーク」という言葉が主流となり、「ノマドワーク」という言葉は絶滅危惧種となっていますね。
コワーキングスペースや喫茶店を回って仕事をしていた頃が懐かしいです。
さて、自宅で仕事をする上で、光回線は今や必須となりました。
モバイルWi-Fiやスマホのテザリングなどでは、通信量の制限が気になったり、ZoomなどでのWeb会議の際に不安定となる場面も見られます。
今回の結論から書くと、NURO光はテレワークに最適!高速でめちゃめちゃ最高!ということになるのですが、その理由や他におすすめできそうな光回線も合わせて紹介します。
目次
通信速度が高速なのは当然、複数端末で快適
僕は今でこそ記事の執筆といった業務がメインとなっていますが、元々Web制作者でフロントエンドエンジニア歴が12年ほどあります。
2017年まではWebサービスの開発などに携わっていました。
自宅で仕事をする際も、開発用のPCやタブレット、スマホを複数台使用する場面が多かったです。
2015年に非常に高速という評判を耳にして、自宅にNURO光の戸建てタイプを導入しました。
以下のような通信速度が現在出ています。


有線LAN接続ではONUのLANポート(1000BASE-T1)の1Gbpsの制限いっぱい出ています。
恐らくWANまでは1Gbps以上の速度が来ているのでしょう。
Wi-Fi接続も下り300Mbps台が出ています。
ONUまで(WANエリアまで)下り最大2Gbpsの光回線が来ます。しかし、ONUの仕様もあり利用端末1台あたりの最大通信速度は1Gbpsとなります。
NURO光が特に有利となるのは、複数台での通信の場合となります。
例えば4台の端末で接続した場合に、
となり、端末1台あたり最大下り0.5Gbps(500Mbps)の通信が理論上は可能となります。
他社光回線で一般的な1Gbpsのプランの場合を考えると、
となり、端末1台あたり最大下り0.25Gbps(250Mbps)の通信速度となり、NURO光の場合の半分の通信速度となります。
最近はルーターも進化していて、優先的に特定の機器に通信速度を割り当てるといったこともできるようになってきていますが、ONUに高速な回線が来ているというのはメリットとなります。
ならば通信速度10Gbpsのプランが各社から出始めているからそちらはどうだという声が聞こえてきそうですが、正直僕としては10Gbpsのプランは時期尚早だと考えています。
10Gbpsのプランで開通できたとしても、工事費分割金も月額料金も割高、おまけに1Gbps以上の通信速度を1台の端末で出すためには、ルーターだけでなく通信端末やLANポート、LANケーブルなどの買い替えが必要で、コストが非常にかかります。
そして、仕事をする上で1Gbps以上の通信速度が必要な場面は、ほぼないと言えます。
2、3年後には、より大容量な通信が迫られる世の中になるのかもしれませんが、自宅で仕事をする分には、下り最大1Gbpsで十分と言えます。
そういった意味でNURO光の2Gbpsは、自宅での日常使いにちょうどいい、少し背伸びした通信速度と言えるのです。
通信速度が計測できる「みんなのネット回線速度」を眺めていると、光回線の通信速度ランキングでNURO光が1位となっていることが多く見られます。
NURO光はNTTのダークファイバーを活用しているとは言え、自前で回線を用意し、さらには各建物へと光回線を分配する技術として国内光回線では珍しくコストがかかる「G-PON」を採用してしています。
ネット回線の専門的な情報にはまだまだ疎く、少し情報をかじった程度の筆者ですが、得意げにNURO光はやっぱ高速だよね!と日々速度測定を楽しんでいます。
絶対王者にも思えていたNURO光ですが、最近はテレワークの影響もあり利用者が急増したのか、通信速度が100Mbps台に低下する場面がたまに見受けられるようになりました。
以下は僕が昨年2020年10月に実施した、NURO光の速度測定結果です。
スペックが劣るDELLの格安PCでテストしたため、有線LAN接続しているものの最高速度もあまり出ていません。
PC | DELL New Vostro 15 CPU: 第8世代 インテル Core i5-8265U ストレージ: SSD 256GB メモリ: 8GB OS: Windows 10 Home 64bit |
---|---|
有線LANケーブル | カテゴリ7(丸型) |
ONU | HG8045Q |

どんな光回線でもユーザー数が増えれば通信速度には影響は出てしまうので、致し方ないのかもしれません。
当初は知る人ぞ知る玄人向けの光回線サービスでしたが、今ではTV CMも盛んに放送され、認知度は大幅に向上したのではないでしょうか。
通信が切断したことがほとんどない

筆者宅で導入したNURO光のONU 「HG8045A」と「ZXHN F660A」
NURO光を5年以上使っていて、これは特筆すべき点だと思ったのは、
だったことが挙げられます。
大きなデータのダウンロード途中で途切れる場面もほとんどなく、快適に通信できたことは仕事をする上で非常にありがたいことです。
同時にauひかりも長年使っているのですが、通信が途切れた回数はNURO光よりも多いです。
auひかりのホームゲートウェイを確認した際に、通信のランプが消灯してしまっていることが1日1回くらいは起きている気がします。
とは言え、先日auひかりのホームゲートウェイを最新のBL1000HWに交換して以降調子がいいので、機器の当たり外れなどもあるのかもしれません。
月額料金
NURO光の料金体系を紹介します。
NURO光 2年契約 戸建タイプ | NURO光 3年契約 戸建タイプ | NURO光 for マンション M2D マンションタイプ | NURO光 for マンション M2T マンションタイプ | |
---|---|---|---|---|
契約期間 | 2年間 | 3年間 | 2年間 | 3年間 |
契約解除料 ※契約更新月での解約は無料 | 10,450円 | |||
契約事務手数料 ※利用開始月に請求 | 3,300円 | |||
工事費 | 特典で実質無料 | |||
特典 | 45,000円キャッシュバック | 25,000円キャッシュバック |
||
月額料金 | 5,700円 | 2ギガ(3年契約) 5,200円 / 2ギガ(2年契約) 5,700円 | 2,530円~3,190円 ※利用者数で変動 | 2,090円~2,750円 ※利用者数で変動 |
セキュリティソフト | 2年契約:無料 3年契約:有料 | 2年契約:無料 3年契約:有料 | 月額550円 | |
最大通信速度 | 下り2Gbps、上り1Gbps | |||
Wi-Fi利用料 | 無料 | |||
ひかり電話利用時 回線工事費用 | 3,300円 | |||
ひかり電話基本料金 | 月額550円: 北海道・関東 月額330円: 東海・関西・中国・九州 ※別途通話料金が必要 |
|||
SoftBankおうち割 | 1端末ごとに550円〜1,100円毎月割引、最大10端末まで | |||
開通にかかる期間 | 約1〜3カ月 ※北海道・東海・関西・中国・九州エリアは工事状況により、さらに1~2ヶ月程度時間がかかる場合あり。 ※導入物件の状況によって、さらに期間がかかる場合あり。 | 最短1〜2週間 ※物件の状況により異なる。 |
戸建タイプでも、税込月額5,000円台前半という料金で使える点は立派でしょう!
他社の光回線では有料オプションサービスとして設定されていることも多いWi-Fiの利用が無料となっています。
戸建てタイプの場合となりますが、セキュリティソフト「カスペルスキー」の5台ライセンスもずっと無料※で使えます。
「なんとかエアー」は、正直かなり遅いのです…。
下り最大数百Mbpsとうたっていますが、数Mbpsの速度で頭打ちとなることが多くあります。
自宅で仕事をするのであれば、光回線の導入は必須でしょう。
ZoomやChatworkのビデオ会議も快適
NURO光に限ったことではないのですが、光回線であれば、「Zoom」や「Chatwork」などでのビデオ会議も快適です。
僕の経験だと、回線速度が高速でもChatworkは映像が乱れたりすることがある印象です。
恐らくサービス側のシステムによるものか、混雑によるものだと思いますが、Zoomの方がサービスが安定している印象があり、よく利用します。
調べたところ、Zoomでは以下がPCで利用する際の推奨速度となっていました。
そこまでの回線速度は求めないようです。
種別 | 画質 | 推奨速度(上り/下り) |
---|---|---|
1対1ビデオ通話 | 高品質ビデオ | 600kbps |
HDビデオ | 1.2Mbps | |
1080pHDビデオ | 1.8Mbps | |
グループビデオ | 高品質ビデオ | 800kbps/1.0Mbps |
ギャラリービュー/720pHD | 1.5Mbps | |
1080pHDビデオ | 受信には2.5Mbps | |
発信には3.0Mbps |
【参考】日商エレクトロニクス – 必要なネットワーク帯域を教えてください
NURO光であれば、子どもがWi-Fiを使って動画を視聴している間、親がZoomでWeb会議をするという場面でも安定して利用できると言えます。
IPアドレスがほとんど変わらない
NURO光で割り振られるIPアドレスは、変動型のIPアドレスです。
IPアドレスとは、
のような数値で示される、インターネット上の住所のようなものとなります。
変動型のIPアドレスでは、ユーザーがルーターの電源を入れ直すなど、ネットに再接続する際にプロパイダに割り当てられているIPアドレスの中から、他のユーザーに使われていないものを自動で割り当てます。
しかし、実際にNURO光を利用しているとIPアドレスはほぼ変わりません。
僕の場合、久々にネットに再接続した場合も、IPアドレスが変わったことはありません。
どうやら一度自分がレンタルしているONUでIPアドレスを取得すると、電源を入れ直してもずっと使うようです。
半固定型のIPアドレスと言えるので、セキュリティが少し気になるという人もいれば、僕のように便利だと考える人もいるようです。
IPアドレスが変わらないためWeb制作の際などに、サイトの管理画面にIPアドレス制限して利用する、開発環境に限定的にアクセスできるようするといったことが可能です。
アクセス解析サービス「Google Analytics」で管理者のIPアドレスを、アクセス除外するという場面でも便利ですね。
なお他の光回線サービスでは、auひかりも一度割り当てられたIPアドレスが変わらないようです。
とは言え、突然IPアドレスが変わってはどうしても困る!という人は、NURO光の場合は「NURO Biz」というサービスで、固定IPのオプションサービスを検討する必要があります。
コース | 利用可能固定IP数 | 月額料金 |
---|---|---|
IP4 | 2 | ¥6,600 |
IP8 | 6 | ¥11,000 |
IP16 | 14 | ¥33,000 |
IP32 | 30 | ¥66,000 |
※料金は全て税込表示となります
【筆者は3回も活用】キャッシュバックが最高
NURO光は現在45,000円という高額なキャッシュバック特典を実施しています。
受取期間が半年後というのが難点ではありますが、2年間利用する場合には、毎月1,875円※引きで利用できると考えられなくもないです。
筆者は今まで3軒の賃貸物件でNURO光を導入したのですが、毎回キャッシュバックを受け取って申し込みをしました。
光回線に加入する際は、ぜひキャッシュバックといった特典が実施されていないかチェックするようにしましょう。
なお、マンションに住んでいる場合も、NURO光の戸建てタイプを導入することができるようになってきていますが、NURO光のマンションタイプが既に導入済みとなっている物件の場合、「NURO光 for マンション」は月額料金が2,090円~2,750円(税込)とかなり割安なので合わせて検討したいところです。
こちらも25,000円のキャッシュバックを実施しています。
戸建てタイプに比べ、光回線を同じマンション内での利用者と共有する仕組みとなっているので、利用人数や利用方法によっては速度の低下が起きる可能性もあります。
しかし、既にマンションタイプが導入されている場合には、申し込み後最短1〜2週間で利用を開始できる点が魅力です。
NURO光の対応エリア
ここまでNURO光に関して紹介したのですが、対応エリアは限定されている点に注意しましょう。
当サイトでは、NURO光の対応エリアかどうか、都道府県別に細かく調査しています。
2023年6月現在、NURO光の最新対応エリアは以下となっています。
※緑色の都道府県がNURO光の対応エリアとなります。
市区町村別に対応エリアかどうかを細かく調査しました↓
北海道 | 北海道 |
---|---|
関東1都6県 | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県 |
関西2府3県 | 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県 |
東海4県 | 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県 |
中国2県 | 広島県、岡山県 |
九州2県 | 福岡県、佐賀県 |
※一部地域を除きます
スマホのセット割は!?気になる3大キャリアの新プラン
NURO光はソフトバンクユーザーであれば、光電話も合わせて契約すると「おうち割 光セット」を申し込むことができ、スマホごとに毎月最大1,100円割引が適用されます。
ソフトバンクユーザーであれば、特にNURO光をおすすめします。
しかし、2021年3月17日から開始予定となっている、ソフトバンクの新プラン「LINEMO」に関しては、光回線とのセット割が適用されない見込みなので注意しましょう。
光回線各社の中で、NURO光の料金は安めに設定されています。
セット割が適用されない各社キャリアの新プランや、格安スマホなどと合わせて利用すると、自宅でWi-Fiを利用すれば通信容量を気にせず通信できるので、まさに一石二鳥と言えそうですね。