webクリエイター/サウンドクリエイターのとみっちです。
「自分でも環境音を録ってみたい!」という連絡を時々いただきますので、今回の記事では僕が使っている機材などを紹介してみます!
目次
以前の録音環境
現在の録音環境を説明する前に、少しだけ以前の録音機材などを紹介させてください。
今から14年前(こんなに経つのか…)、当時大学生だった僕は作曲や音楽学を学ぶ研究室に所属していました。
理系大学だったのですが、情報系の学科で音楽に関する勉強をすることができ、ロックやポップスから現代音楽、環境音などまで幅広く学ぶことができ、今の音楽感の礎となっています。
当時、研究室のDATを使って自然音などを録って楽曲で使用していました。
DATっていうのは、SONYのDigital Audio Tapeのことで、レコーダーの中にカセットテープを入れて使うのですが、デジタル形式で録音できるんですよね。

カセットテープなのにデジタルなの!?
という違和感は今でもありますw
取り込みはちょっと面倒で、録音した音源をDATを再生できる機器で流しながら、PCに取り込みます。もちろん等速なので非常に時間がかかります。
という感じで取り込んでいました。PCは「Mac OS9」とか、「OSX」の出始めのものを使っていましたね。懐かしい。
Amazonを見たら、まだDAT売っているんですね!
2019年1月に久しぶりに見たら、新品の取り扱いはなくなっていて、マーケットプレイスのみでの出品となっていました。
現在の録音環境
それでは、最近の録音環境を紹介します。僕が「おと風景」や「YouTube」などで公開している音源では、以下で紹介する機材を使用して録音しています。
PCMレコーダー SONY PCM-M10
PCMレコーダーはSONYの「PCM-M10」をメインに使っています。ビックカメラで3万7千円くらいで買ったような気がします。
単3形アルカリ乾電池2本を使うのですが電池の持ちがかなり良く、素直な音が録れます。
以前バンド活動をしていた時は、練習時に毎回PCM-M10で音を録っていたんですが、調整次第で爆音でも音割れすることもなく綺麗に録れていて重宝しました。
これ1台で十分すぎるクオリティの音が取れるので本当におすすめです。
SONY PCM-M10のスペック
PCM-M10の前にはEDIROLのR-09を使っていました。デザインはSONYよりも好きだったんですが、電池の消耗が激しく(数時間しかもたない)、ちょっと低音が持ち上がって録れてしまうのが気になっていました。残念ながらEDIROLのPCMレコーダーにはあまりいい印象がありません。
PCM-M10は発売から5年以上が経つのですが、今でもおすすめできるレコーダーです。
波形編集ソフトはCubase
波形編集ソフトはCubaseを使っています。
MacではCubase AI8、WindowsではCubase6を使っているのですが、環境音の編集であれば簡易版であるCubase AIでも十分いけますね。
不要な音声を削除したり、音声をつなぎ合わせてクロスフェードさせたり、イコライザーで不要な周波数帯域のノイズをカットするようなごくごく基本的な使い方をしています。
マイクはRoland CS-10EM
ステレオ録音する時には PCM-M10の内蔵マイクで事が足りるのですが、バイノーラル録音する際にはRolandのCS-10EMを使っています。
安いのですが音質的にもそんなに不満はなく、こちらもおすすめしたいマイクです。最近流行りのバイノーラル録音が手軽にできます。
詳しくは、以前書いた記事を読んでください。僕が録音したサンプル音源も聴くことができます。
まとめ
僕が作品を制作する上で、大した機材は使っていないし、全て安価に揃えられるものばかりです。
高音質を求めると、機材に必要な金額は青天井に高額になりますが、手軽に録音するには、本当にいい時代になりましたね。
興味を持った方はぜひ、環境音を録ってみませんか!?
「おと風景」で配信することも可能なので、連絡くださいね!