子供のスマホを電話とLINEだけにする方法やおすすめ格安SIM

子供のスマホを電話とLINEだけにする方法やおすすめ格安SIM

子供にスマホを持たせる場合、端末の設定で電話やLINEなど必要なアプリだけを使えるようにすることが可能です。

本記事では子供用スマホとして電話とLINEだけを使えるようにする設定方法、加えて子供用におすすめの格安SIMを紹介していていますのでぜひチェックしてみてください。

目次

子供のスマホを電話とLINEだけにする設定方法、SIMの選び方

まずはスマホを電話とLINEのだけにする設定方法、そしてSIMの選び方を確認していきましょう。

スマホの設定

iPhone、Androidともに子供用端末として設定することで使えるアプリ、時間等を制限することが可能。さらに位置情報の確認もすることができます。

この機能を使えば、子供のスマホを電話とLINE専用にすることが可能です。

iPhoneの場合

iPhoneの場合、「ペアレンタルコントロール」を利用することで子供がスマホでできることの制限をかけることができます。

ペアレンタルコントロールの設定方法は以下の手順で親のiPhoneを使って行います。

iPhoneの設定
  1. 設定→自分のアカウント→ファミリー共有の順にタップ
  2. 右上の追加マークをタップ
  3. お子様用アカウントを作成
  4. 必要情報の入力
  5. スクリーンタイムの設定(アプリの欄を12+に設定)
  6. 時間のトラッキング、利用可能時間の設定

ペアレンタルコントロールを設定したら、子供用のiPhoneに作成したApple IDを設定します。

これによりペアレンタルコントロールが有効となり、アプリをダウンロードする際には保護者の承認が必要となり子供が勝手にダウンロードすることができなくなります。

あとは子供用iPhoneで不要なアプリをアンインストール、LINEをインストール・設定すれば電話とLINEだけが使えるようにできます。

なお、スクリーンタイム設定時にアプリの欄は子供の年齢問わず12歳以上を選ぶようにしてください。

iOSでのLINEの推奨年齢は12+となっており、9歳以上・4歳以上にするとLINEが使えなくなってしまう為です。

Androidの場合

Androidの場合はGoogleのファミリーリンクを使って子供用スマホの利用を制限することができます。

ファミリーリンクの設定方法は、以下の手順に従い親のスマホ(Android、iPhoneどちらでも可)を使って行います。

ファミリーリンクの設定
(保護者側)
  1. ファミリーリンクアプリをダウンロード
  2. お子様を追加をタップ
  3. 子供用アカウントの作成、必要情報の入力
  4. コンテンツの制限をタップ
  5. 購入とダウンロードの承認→全てのコンテンツに設定
  6. アプリとゲーム→12歳以上に設定

ファミリーリンクの設定が終わったら、子供用のAndroidスマホで以下の手順で設定を行います(端末によって多少異なります)。

子供側の設定
  1. 設定アプリ→Googleを選択しアカウントを登録
  2. 保護者を選択
  3. プライバシーポリシーの同意、設定の確認
  4. ファミリーリンクマネージャの有効化→管理を許可
  5. インストール済みのアプリのうち、使うアプリのみ選択
  6. 順に進んで行き完了

これにより使うことができるアプリは制限されるとともに、新しいアプリのダウンロードには保護者の承認が必要となります。

SIMの選び方、注意点

続いて子供用スマホのSIMの選び方です。

家族割・家族間通話無料がなくても格安SIMを選んだ方がお得

ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアは家族割により月額料金が安くなったり、家族間の通話が無料となります(ドコモのirumoは除く)。

ただそれを考慮しても格安SIMがおすすめ。

格安SIMであれば基本料金が1,000円以下、家族間通話が有料でも通話定額が500円程度でつけることができるので、3大キャリアを使うよりも安く使うことができます。

格安SIMによっては音声通話機能を外すことも可能

格安SIMによっては、以下の3つのタイプのSIMを選ぶことが可能です。

SIMタイプ使える機能
 音声通話機能付きSIM音声通話
SMS
データ通信
SMS機能付きSIMSMS
データ通信
データ通信SIMデータ通信

音声通話を使うなら「音声通話機能付きSIM」で契約する必要がありますが、LINEだけを使うならより安く使えるSMSを機能付きSIMを選ぶのもありです。

ただ最も安いデータ通信SIMだとLINE利用に必要な電話番号認証ができないので、後述する方法が使えない場合は避けるようにしましょう。

LINEは電話番号の登録が必要、だが抜け道あり

LINEは電話番号認証が必要であり、「通話による認証」「SMSによる認証」のいずれかを行わなければなりません

データ通信SIMを利用する場合、通話はもちろんSMSも使えない為、基本的にはLINEを使うことができません。

ただ以下の方法を使うとデータ通信SIMでもLINEの認証が可能です。

  • 自宅の固定電話で通話による認証を行う
  • LINEを使っていないサブのスマホの電話番号を使って認証を行う

LINEの認証は、実際に使っているスマホの電話番号である必要はなく、固定電話でも可能。

この方法を使うことができるなら、最も安く使えるデータ通信SIMを選択するのもありでしょう。

電話とLINEだけを使う場合のおすすめ格安SIM

ではここからは電話とLINEだけを使う場合におすすめの格安SIMを紹介します。

楽天モバイル(通話料無料)

楽天モバイル
料金〜3GB:968円〜
通話料通話料無料(専用アプリ利用時)

新たなキャリアとして楽天が出している楽天モバイル。

3GB以内であれば968円で利用可能(家族割適用時)で、かつ通話も専用アプリを使うと通話料無料で使うことができるので、有料の通話定額オプションに加入する必要がありません。

また楽天モバイルは18歳未満でも子供名義で契約することが可能です。

LINEMO(LINEギガフリー)

LINEMO
料金ベストプラン:990円(〜3GB)
通話オプション5分以内無料:550円
かけ放題:1,650円

ソフトバンクのオンライン専用プランであるLINEMOは、LINEでのトーク・音声通話・ビデオ通話でデータ消費がない(LINEギガフリー)というメリットがあります。

3GBで990円と安く、LINEは使い放題なのでLINEメインで使うなら最もおすすめの格安SIMです。

mineo(維持費660円)

mineo
料金【マイそく】
スーパーライト(最大32kbps)・・・250円
ライト(最大300kbps)・・・660円
スタンダード(最大1.5Mbps)・・・990円
プレミアム(最大3Mbps)・・・2,200円
通話オプション10分以内無料:550円
かけ放題:1,210円

mineoには、マイそくという速度が制限される代わりに安く、かつデータ通信量が無制限で使えるプランがあります。

おすすめはマイそくのライトコース。通信速度が300kbpsに制限されますが、この速度ならLINEのトークや音声通話なら問題なく使えます。

また通話オプションも10分以内で550円と安い為、家族での通話をよくする場合にもおすすめできます。

ただマイそくプランは月〜金の12時台に速度が32kbpsとなり、トークがぎりぎりできる程度となる点に注意が必要です。

IIJmio(2GBで440円〜)

IIJmio
料金【2GBプラン】
音声通話機能付きSIM:850円
SMS機能付きSIM:820円
データ通信SIM(物理SIM):740円
データ通信SIM(eSIM):440円
通話オプション5分以内無料:500円
10分以内無料:700円
かけ放題:1,400円

IIJmioなら2GB+音声通話で850円。データ通信だけでOKなら440円から使うことができます。

まとめ

子供用として電話とLINEだけで使う為には、まず端末をそのように設定した上で格安SIMを使うのがおすすめです。

通話し放題で約1,000円で使える楽天モバイル、LINEが使い放題のLINEMOなど3大キャリアよりもかなり安く使うことができるので、ぜひ活用してみてください。

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