「ドコモからUQモバイルに乗り換えるにはどうすればいいの?」
「UQモバイルに乗り換えて後悔しない?デメリットはないの?」
ドコモからUQモバイルに乗り換えようと決意したのはいいものの、実際に契約するとなるとどうすればいいのか分かりませんよね。
また、本当にUQモバイルへ乗り換えてもいいのか気になるところ。後悔しないためにも、デメリットは事前に確認しておきたいところです。
この記事では、ドコモからUQモバイルに乗り換える手順を徹底解説。SIMロック解除の有無やMNP予約番号の発行、開通手続きなど一つずつ丁寧に解説していきます。
ドコモからUQモバイルに乗り換える際のメリット・デメリットについても詳しく説明していくので、ぜひご参考に。
UQモバイルの乗り換え方法については、以下の記事でも詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
ドコモとUQモバイルはどっちがいいの?
ドコモを継続すべき人は一部のみ
そもそもドコモとUQモバイルはどっちがいいのか迷うことでしょう。結論から言うと、ケースバイケースなので、どっちが優れているかは一概に言えません。
以下、ドコモを継続すべき人をまとめました。
- データ無制限にこだわる
- ドコモの5G通信から離れたくない
- 家族でセット割を適用している
まず、データ無制限にこだわる人とドコモの5G通信を離れたくない人は、そのままドコモを継続すべきです。
具体的には大容量のデータを使いたい人やオンラインゲームなどを最高速度で楽しみたいヘビーユーザーの人が該当します。
ドコモの5G通信は他のキャリアより速い傾向にあるため、少しでも速度を落としたくない人はUQモバイルに乗り換えない方がいいでしょう。
そのほか、家族でセット割を適用している人もドコモを継続した方がいいかもしれません。
データ無制限の5Gギガホプレミアは家族割・ドコモ光セット・dカードお支払割を組み合わせれば月額4,928円となります。
この金額なら使えるデータ容量に対して十分に安いと言えるでしょう。
ほとんどの人はUQモバイルがおすすめ
ドコモを継続すべき人は、一部と言えるでしょう。ほとんどの人はUQモバイルに乗り換えた方がお得です。以下、UQモバイルがおすすめな人をまとめました。
おすすめな人
- ドコモのスマホ代が高いと感じる
- サービスレベルがドコモとほぼ同じならOK
- 多少速度が落ちても体感速度が変わらない程度なら許容できる
- 初めての格安SIMなので、有名なUQモバイルで安心したい
やはり料金に対して不満がある人はUQモバイルに乗り換えるべきです。ただ、安くなってもサービス品質が落ちるのは嫌という人も多いことでしょう。
UQモバイルなら、ドコモとほぼ変わらないサービス品質で料金だけ落とすことができます。
体感速度はあまり変わりませんし、ショップサポートや口座振替が使える点などキャリアレベルのサービス内容です。
また、知名度の高い大手の格安SIMなので、これから格安SIMデビューする人にも安心感があっておすすめできます。
最大22,000円引き!UQモバイルの申し込みはオンラインショップがお得
UQモバイルの契約は、店舗またはオンラインショップを選択できますが、圧倒的にお得なのがオンラインショップです。
オンライン限定特典①:スマホ端末が最大22,000円割引となる
UQモバイルオンラインストアでスマホ端末を購入すると、最大22,000円割引となります。この特典だけで、店舗ではなくオンライン契約を選ぶ価値があります。
販売中の端末のほぼすべてが22,000円割引の対象となっています。iPhone・Androidはもちろんau Certified(認定中古品)のiPhoneシリーズなども安く購入することが可能です。
主な割引対象
- iPhone
- Google Pixel
- Xiaomi
- AQUOS sense
- Galaxy
- Xperia
- au Certified iPhone
一部適用条件が付くが、ハードルは非常に低い
こちらのキャンペーンは、適用にあたり以下の条件が必要です。
適用条件
- トクトクプランまたはコミコミプランに加入する
- 増量オプション(現在7カ月無料)を付ける
現在、UQモバイルの料金プランは3種類から選べますが、キャンペーン対象となるのはトクトクプランまたはコミコミプランです。
また、毎月のデータ容量が月額550円で最大5GBアップする増量オプションの加入が必須ですが、現在このオプションは7カ月無料となっています。
そのため、端末割引を適用するにあたり、オプション料金の支払いは不要です。
オンライン限定特典②:SIMのみ契約で最大10,000円のau Pay残高(実質キャッシュバック)がもらえる
手持ちの端末をそのまま使用する人は、SIMのみ乗り換えとなります。UQモバイルでは、SIMのみ乗り換えの人でもau PAY残高還元の特典を受けられます。
au PAYは用途が非常に広いため現金のように使用できます。実質キャッシュバックと言えるでしょう。
PayPayなど他のスマホ決済アプリを使っている人でも、au PAYアプリをインストール(無料)するだけで受け取りが可能です。
au PAY還元の時期は、開通完了から翌月と非常に早いのも嬉しいポイント。eSIMで申し込む人も特典の対象となっています。
なお、キャンペーンの注意点や詳しい適用条件は「UQモバイル キャンペーン」の記事でまとめているので、気になる方は参考にしてください。
待ち時間なしで24時間申し込めるのも魅力
UQモバイルに店頭から申し込む場合は、長い待ち時間が発生します。土日や祝日だと、数時間の待ち時間は当たり前です。
一方、オンラインストアなら24時間待ち時間なしで申し込み可能。送料もかかりません。
配送を待つ間は、現在契約中の携帯会社にてネット・通話を使えるため、不通状態になる心配も無用です。
電話番号そのまま!ドコモからUQモバイルに乗り換える手順
ドコモからUQモバイルには、以下の流れで乗り換えます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
STEP0:事前の確認事項
UQモバイルへ申し込む前に以下を準備しておくとスムーズです。
必要なもの
- 本人確認書類
- クレジットカードまたは銀行口座
本人確認書類は運転免許証やマイナンバーカードがおすすめです。
健康保険証は口座振替払いにすると補助書類(公共料金支払いの領収書や住民票など)が必要となります。
クレジットカードまたは銀行口座については、必ず契約者本人のものを用意しましょう。店舗で家族来店するケースを除き、家族内でも他人名義のカードや口座番号は使用できません。
また、事前に決めておくこととして、以下を確認しておきましょう。
確認しておくこと
- 手持ちのドコモ端末をそのまま使う(SIMのみ契約)
- UQモバイルで新たに端末を購入する
どちらのパターンでも乗り換えが可能です。あとから機種変更することもできるため、できるだけ低コストで乗り換えたいなら手持ちのドコモ端末を利用した方がいいでしょう。
ドコモからMNP予約番号を取得する必要はない
2023年よりMNPワンストップ(MNP予約番号の取得無しで他社へ移行できる仕組み)が施行されました。ドコモとUQモバイルは、MNPワンストップ対応事業者なので、予約番号の取得不要で乗り換えられます。
UQモバイルで新しい電話番号を取得したい場合も、この手順を飛ばして下さい
ドコモに解約の連絡を入れる必要はなし
ドコモからUQモバイルへ乗り換える際に、ドコモで解約手続きを行う必要はありません。ドコモからMNP予約番号を取得してUQモバイルに乗り換えるたら自動解約となるためです。
厳密には、UQモバイル申し込み後、開通手続きを行って回線が切り替わった時点でドコモ契約は解除となります。
STEP1:ドコモ端末を使う場合はSIMロック解除の必要性を確認する
現在使用しているドコモ端末を引き続きUQモバイルで利用したい場合、2021年9月以前の端末はSIMロック解除が必要です。
UQモバイルはau回線を使用している関係で、ドコモのSIMロック(他社で端末を使えないようにする設定)がかかっていると使用できないのです。
ただし、2021年10月以降に発売された機種は、ドコモ端末でもSIMフリーなのSIMロック解除の必要はありません。
ドコモ端末のSIMロック解除が必要な人は、以下の手順に沿って手続きを行いましょう。オンライン手続きなら手数料はかかりません。
SIMロック解除の手順
My docomo
- My docomoにログイン
- メニューから「サービス一覧」をタップ
- 「SIMロック解除」をタップ
- 「SIMロック解除を行う機種」を選択
- IMEI番号を入力
- 「SIMロック解除解除を申込む」「SIMロック解除の注意事項に同意する」にチェック
- 「手続きを完了する」をタップ
※IMEI番号の確認方法
- iPhone:「設定」→「一般」→「情報」→「IMEI」
- Android:「設定」→「端末管理」→「端末情報」→「端末の状態」→「IMEI情報」
電話
151 (9:00~20:00、年中無休)に電話してSIMロック解除したい旨をオペレーターに伝える
ドコモショップ
本人確認書類とSIMロック解除する端末を持ってスタッフに申し出る
STEP2:UQモバイルに申し込む
UQモバイルの申し込みはおよそ10分で完了します。店舗で契約もできますが、キャンペーンを適用できるオンライン手続きがお得ですよ。
本当にオンラインで申し込めるか不安・・といった人もご心配なく。この記事にたどり着ける検索能力があるのなら、まったく問題ありません。
申し込みの難易度としては、アマゾンや楽天市場でアカウントを作るのと同じレベルです。初月料金は日割りなので、いつ申し込んでも損はありません。
申し込みの流れ
- UQモバイルの公式サイトにアクセス
- 端末セット・SIMのみ契約を選ぶ
- 契約方法で「のりかえ(MNP)」を選ぶ
- 料金プラン・オプションを選ぶ
- MNP情報を入力する
- 契約者情報を入力
- 支払い方法を選択
- 最終確認をして申し込み
- 本人確認書類をアップロードする
画面の手順通り進めていけば迷うことはありませんよ。以下、申し込み時の重要ポイントを説明しますね。
申込ポイント①ドコモ端末を利用するならSIMのみ契約を選ぶ
ドコモ端末あるいは別途用意したSIMフリースマホをUQモバイルで利用する場合は、SIMのみ契約を選んで下さい。
申込ポイント②取得したMNP予約番号を確実に入力する
MNP情報の入力
MNP乗り換えの方は、契約方法の選択で「のりかえ(MNP)」を選びましょう。その後、MNP情報欄が表示されるので、取得したMNP予約番号や予約番号の有効期限を入力します。
入力情報が一桁でも間違っていたら申し込めないので注意して下さいね。
申込ポイント③支払い方法はクレジットカードか口座振替を選ぶ
支払い方法は、クレジットカードか口座振替を選べます。デビットカードは選べません。
ゆうちょ銀行の方は、「自動振込(郵便局)」を選択してください。
口座振替を希望する場合は、申し込み後に口座振替依頼書が郵送されるので必要事項を記入して返送してください(UQモバイル側で受理されるまでは請求書払い)。
申込ポイント④本人確認書類のアップロードを忘れずに
申し込みが完了したらUQモバイルからメールが届きます。メール内に、本人確認書類アップロードURLが記載されいているのでタップしましょう。
アップロードページに移動したら、本人確認書類をアップします。写真はスマホで撮ったもので構いません。
有効な本人確認書類
- 運転免許証
- パスポート
- 住基カード
- 健康保険証
- 在留カード
- マイナンバーカード
- 障害者手帳
- 特別永住者証明書
STEP4:開通手続きを行う
注文したSIMカードや端末は2~3日で到着します。
SIMカードを受け取ったら、最後に開通手続き(回線切り替え)を行いましょう。
開通手続きの手順
- my UQ mobileにログイン
- 「お申込み状況一覧」をタップ
- 「回線切替」をタップ
以上で開通手続きは完了です。回線が切り替わるまで、15分から最大2時間程度の時間を要します。
午後8時半を超えると翌日開通となるため注意して下さい。なお、手動で開通手続きを行わなかった場合は、7日で自動的に回線が切り替わります。
回線切り替えのタイミング
- 20:30までに申し込み → 当日中に開通
- 20:30以降に申し込み → 翌日午前中に開通
ドコモとの契約は、回線が切り替わった時点で自動解約されます(連絡の必要はなし)。
STEP5:APN設定を行う(SIMのみ契約)
SIMのみ契約した方は、最後にAPN設定を行います。APN設定とはUQモバイルの回線でネットを繋ぐために必要な初期設定のことです。
iPhoneはAPN構成プロファイルをインストール、AndroidはAPN情報を端末の設定アプリから手動入力します。詳しい手順は以下をご確認ください。
iPhoneのAPN設定
APN構成プロファイルをダウンロードするためにネット環境が必要です。Wi-Fiでネット接続を行いましょう。
ダウンロードするブラウザは必ずSafariを使いましょう。他のブラウザだと正しくダウンロードできない可能性があります。
APN構成プロファイルのダウンロードURをタップすると「このWebサイトは設定を開いて構成プロファイルを表示しようとしています」と表示されるので「許可」をタップして下さい。
ここからインストール画面が立ち上がります。
パスコードはiPhoneのロック解除ナンバーです。
注意書きが表示されますが気にしなくて大丈夫です。
最後にインストール完了画面が表示されます。以上で、UQモバイルのAPN設定は終了です。
正しくAPN構成プロファイルがインストールできたか心配な場合は、「設定」→「一般」→「プロファイル」から確認できます。
他社のAPN構成プロファイルが残っている場合は、削除しておきましょう。
AndroidのAPN設定
設定アプリ(歯車マーク)から「モバイルネットワーク」をタップしましょう。
※モバイルネットワークの場所・表記は機種によって異なる場合あり
アクセスポイントの編集画面に入り、以下のAPN情報を入力します。
(1)名前 | 任意の名前 |
---|---|
(2)APN | uqmobile.jp |
(3)ユーザー名 | uq@uqmobile.jp |
(4)パスワード | uq |
(5)認証タイプ | PAPまたはCHAP |
ドットやハイフンに気をつけて確実に入力していきましょう。その他の設定項目は空欄か未設定の状態で大丈夫です。
以上でAPN設定は完了です。前のページに戻るとAPN一覧が表示されます。設定したUQモバイルのAPNが選択されていることを確認しましょう。
ドコモからUQモバイルに乗り換えるベストタイミングとは?
UQモバイルの初月料金は日割りなので、特に乗り換えのベストタイミングはありません。
ただし、ドコモは解約月の日割りがないため、少しでもドコモの契約を残したいなら月末付近がいいかもしれません。
また、UQモバイルの初月のデータ容量は、いつ契約しても満タンでもらえます。月末日に乗り換えが完了しても、データ容量は満タンもらえるため、お得感あり。
以上から、どちらかと言えばおすすめといったレベルですが、月初より月末付近の方が乗り換えタイミングとしてはベターでしょう。
ただ、あまりに月末付近を狙いすぎると、SIMカードの配送期間などの影響で開通が翌月になってしまいます。十分に注意して下さい。
ドコモからUQモバイルの乗り換えで必要な費用・手数料
ドコモからUQモバイルへ乗り換える場合、以下の費用(手数料)が発生します。
必要な費用
- 契約事務手数料:3,300円
契約事務手数料は、UQモバイルの契約月のみ発生する費用です。こちら、後述するキャンペーンで完全に相殺できるため大きく気にしなくて構いません。
ドコモ側の解約時の費用はありません。以前はプランによって約1万円の違約金が発生していましたが、現在は撤廃されているため安心してください。
後悔する前に!ドコモからUQモバイルに乗り換えるデメリット
- メールアドレスを引き継ぐ場合は有料
- ドコモのセット割や家族割が解除される
- データ移行は自分で行う必要がある
- ドコモショップが利用できなくなる
- データ無制限のプランが無い
- 最新iPhoneが購入できない
- 通信速度がドコモより劣る
- ドコモ回線のプランがない
メールアドレスを引き継ぐ場合は有料
ドコモを解約すると、いままで使っていたドコモメール(~@docomo.ne.jp)は消滅します。
ただし、月額330円のドコモメール持ち運びを利用すれば、UQモバイルでも引き続きドコモメールを使用可能です。
ドコモメールの維持費に毎月330円を支払うのが嫌な人は、Gmailなどのフリーメールに移行するかUQモバイルでメールアドレスを取得するといいでしょう。
UQモバイルのメールアドレスは月額220円のオプション料金がかかるため、完全無料を望むならフリーメールを使用するのがおすすめです。
ドコモのセット割や家族割が解除される
現在、ドコモ光とのセット割や家族割(みんなドコモ割)を利用中の人は、UQモバイルに乗り換えることでセット割グループが解除されます。
一人当たりの割引額は1,100円が最大です。家族で割引を適用している人は注意しましょう。
ただし、多くの人はセット割が無くなってもUQモバイルに乗り換えた方がお得になるでしょう。
平均すると、ドコモからUQモバイル乗り換えで一人当たり3,000円から5,000円安くなるからです。また、UQモバイルでも家族割(550円の割引)を利用できます。家族で乗り換えてもお得です。
dカードGOLD特典の10%還元も無くなる
ドコモ×dカードを組み合わせると様々な特典を貰えます。特に、dカードGOLDは恩恵が大きいです。
dカードGOLDはドコモの支払いに対して10%還元が付きます。ドコモを解約すると、セット割に加えてこの特典もなくなるので気をつけてください。
データ移行は自分で行う必要がある
UQモバイルで新たに端末を購入する方は、基本的にデータ移行は自分で行います。データ移行をスタッフに代行してもらいたい場合は有料サービスとなるので気をつけてください。
心配になるデータ移行ですが、昔と違って現在は簡単な手順で行えます。以下の方法を参考にしてみて下さいね。
iPhoneからiPhone
- 旧iPhone・新iPhoneを並べて起動する
- 「新しいiPhoneを設定」で「続ける」をタップ
- カメラを新iPhoneにかざす
- 旧iPhoneのパスコードを入力
- Apple PayやFace IDなどの設定を行う(スキップ化)
AndroidからAndroid・iPhoneからAndroid
- Googleドライブをダウンロードする
- 「システムと更新」→「バックアップと復元」をタップ
- Googleにバックアップ」をONにする
- Googleドライブのメニューから「バックアップ」をタップ
- バックアップしたいファイルを選択
- 新端末でファイルをダウンロード
AndroidからiPhone
- Android端末に「iOSに移行」をダウンロード
- iPhoneの初期起動にて「Appとデータ」が表示されるので「Androidからデータを移行」をタップ
- iPhone側でコードを取得
- Android側でコードを入力
- 移行するデータ項目を選ぶ
ドコモショップが利用できなくなる
ドコモを解約することで、当然ながらドコモショップを利用することはできなくなります。これまでドコモショップに頼っていた人は十分に注意しましょう。
なお、UQモバイルにもUQスポットという専門店があります。店舗の数は全国地方までカバーされており、格安SIMながら店頭サポートを受けられます。
ドコモショップを使えなくなるデメリットはあまり感じないでしょう。
データ無制限のプランが無い
UQモバイルだけでなく格安SIM全体のデメリットなのですが、データ無制限プランはありません。データ無制限は4キャリアの特権となっており、格安SIMでは利用できない状況です。
UQモバイルでは、最大で25GB(増量オプションを使えば30GB)までとなっています。30GBを超える大容量を使いたい人は、ドコモの方が向いているでしょう。
最新iPhoneが購入できない
UQモバイルでは、最新iPhoneの購入が出来ません。
アップルストアやキャリアで購入した最新iPhoneを使うことは可能ですが、UQモバイルにて端末セット契約はできないので注意してください。
一世代前のiPhoneは安く購入できる
UQモバイルでは、最新iPhoneがなくても一世代前のiPhoneなら購入可能です。価格帯は相場よりも安価で、miniシリーズならかなり安く手に入ります。
ドコモから乗り換えの人は、キャンペーンによりオンラインショップにて契約すれば22,000円割引でiPhoneを購入できますよ。
二世代以上古くてもいいのなら、au Certifiedという実質新品に近い中古iPhoneも激安価格で購入できます。
通信速度がドコモより劣る
UQモバイルは通信品質が優れていますが、さすがにドコモには適いません。以下、詳しい比較を見てみましょう。
主な携帯会社の通信速度
携帯会社 | 平均速度(下り) |
---|---|
NTTドコモ | 206.01Mbps |
ソフトバンク | 133.1Mbps |
au | 70.4Mbps |
ワイモバイル | 63.78Mbps |
OCN モバイル ONE | 60.55Mbps |
nuroモバイル | 58.22Mbps |
楽天モバイル | 54.54Mbps |
イオンモバイル | 54.34Mbps |
UQモバイル | 51.0Mbps |
IIJmio | 50.8Mbps |
mineo | 40.37Mbps |
日本通信SIM | 30.7Mbps |
LIBMO | 12.71Mbps |
BIGLOBEモバイル | 11.6Mbps |
上記の表は5Gと4Gの速度が混じっているためやや不正確な部分もありますが、大まかな平均速度を掴むには十分です。ドコモは、ソフトバンクやauと比べても圧倒的な速度を誇っています。
UQモバイルと比べても、その差は目立ちますね。UQモバイルが遅いというよりドコモが速すぎるといった方がいいでしょう。
ドコモ回線のプランがない
UQモバイルはauのサブブランドなので、ドコモ回線のプランがありません。選べるのはau回線だけです。
ドコモ系の格安SIMなら、ドコモ端末がSIMロック解除なしで使えます。しかし、UQモバイルはau系なので2021年9月以前のドコモ端末はSIMロック解除が必要となる点に注意しましょう。
なお、SIMロック解除はMy docomoから簡単に手続きできます。
ここが凄い!ドコモからUQモバイルに乗り換えるメリット
- スマホ代がドコモより安い
- 違約金0円で乗り換えられる
- UQモバイルの特典を最大限に受け取れる
- dアカウントがあればdポイントは失効しない
- ドコモとサービス品質がほぼ変わらない
- 速度が速く安定している
- 手持ちのドコモ端末をそのまま使える
- 余ったデータ容量は繰り越される
- 自宅セット割を利用できる
- LINEの年齢認証(ID検索)に対応している
スマホ代がドコモより安い
ドコモからUQモバイルに乗り換える最も大きな利点が安さでしょう。ドコモとUQモバイルには大きな金額差があります。
料金比較
ドコモ | UQモバイル | |
---|---|---|
1GB | 3,465円 | 2,277円 |
3GB | 4,565円 | – |
4GB | 2,365円 | |
5GB | 5,665円 | – |
7GB | 6,765円 | – |
15GB | – | 3,465円 |
20GB | – | 3,278円 ※10分かけ放題付 |
無制限 | 7,315円 | – |
両者を比べるとUQモバイルの方が、1/3も安くなっています。ドコモは7GBで6,765円なのに対して、UQモバイルは20GBで3,278円(10分かけ放題付)です。
UQモバイルはドコモの倍以上のデータ容量が使えるのに、月額料金が半額以下になるという圧倒的なコスパを実現しています。
違約金0円で乗り換えられる
ドコモからUQモバイルへ乗り換える際、気になるのが違約金の有無ですよね。2024年7月現在、ドコモの違約金は0円です。
以前は、旧プランについては事実上の違約金である解約金留保が付いていましたが、2021年10月より完全に撤廃となりました。
2年契約のプランに加入していた人も、ドコモに違約金を支払う必要はないので安心してください。また、以前は2,200円かかっていたMNP転出手数料も2021年4月から撤廃されています。
UQモバイルの特典を最大限に受け取れる
ドコモからUQモバイルに乗り換えると、最大限に特典(キャンペーン)を受け取れます。
UQモバイルはau系の格安SIMなので、auからの乗り換えはキャンペーン対象外が多いのですが、ドコモの場合は非au系からの移行なので大歓迎してくれます。
2024年7月時点では、以下の2つのキャンペーンが目玉です。
- SIMのみ契約の人:10,000円のau PAY還元
- 端末セットの人:最大22,000円の端末割引
※いずれもWEB限定キャンペーン
格安SIMはそもそもの料金が安いので手厚いキャンペーンがない事業者が多いのですが、UQモバイルは大手らしく大盤振る舞いです。
端末を購入しない場合でも、事実上のキャッシュバックと言える10,000円以上のau PAY還元を受け取れます。
ちなみに、現在au PAYを使っていなくても新規登録(UQモバイル申し込み後でOK)すれば問題ありません。iPhoneも対象となっている最大22,000円の端末割引も非常に魅力的です。
注意点として上記に挙げたキャンペーンはWEB限定となっています。店舗申し込みは対象外なので注意しましょう。
dアカウントがあればdポイントは失効しない
ドコモを辞めるときに、気になるのがポイントの失効ですよね。
以前は貯めたポイントを失いたくないことが他社への乗り換えを踏みとどまる原因でもあったのですが、現在は問題なくポイントを引き継げます。
ドコモではdポイントを貯められるのですが、dアカウントがあればUQモバイルに乗り換えた後でも失効しません。dアカウントはドコモユーザーの人なら、ほとんど持っているでしょう。
現在、dアカウントが無い場合は、新たに新規登録すればOKです。
dアカウントの登録メールアドレスがドコモメールなら継続利用手続きを行おう
dアカウントの登録メールアドレスがドコモメールの人は、dアカウントの継続利用手続きを行っておきましょう。
継続利用手続きの手順
- dアカウントにログイン
- dアカウント情報を変更(メールアドレスかSNSアカウントで継続利用の手続き)
これで、UQモバイル乗り換え後にドコモメールが消滅しても安心です。
ドコモとサービス品質がほぼ変わらない
UQモバイルは、
- 店舗サポート
- 全国対応の通信エリア(auと同じ)
- キャリア決済対応
- 口座振替対応
など、ドコモとほぼ変わらないサービス品質です。特に店舗サポートの充実は特筆ポイントです。
UQモバイルは、全国で店舗サービス(UQスポット)を展開しています。UQモバイルと同じく、全国展開で店舗サービスが充実しているのは他にワイモバイルくらいです。
契約時はキャンペーンを活用できるオンラインがお得なのですが、契約後のサポート(故障端末の修理受付など)は、やはり店舗の方が安心できます。
電話やチャットだけのサポートでは不安な方でも、UQモバイルなら安心です。
UQモバイルより安い格安SIMはあるのですが、サービスレベルが低いです。ですが、UQモバイルならドコモとほとんど同じサービスレベルを受けられます。
速度が速く安定している
ドコモは非常に通信速度が速く、時間帯によっては100Mbpsを軽く超えてしまいます。対してUQモバイルは最大でも50Mbpsほど。
さすがにドコモには敵いませんが、体感速度はほとんど同じです。
UQモバイルは格安SIMの中でも優秀な速度を誇ります。動画も止まりませんしネットサーフィンもサクサク。
体感上では、ドコモから乗り換えたことが分からないくらい快適ですよ。
トクトクプランかミニミニプランなら速度制限後でも最大1Mbps
さらに、UQモバイルが提供するトクトクプランかミニミニプランなら速度制限にかかっても最大1Mbpsが保証されます(ミニミニプランは最大300kbps)。
1Mbpsあれば動画も普通画質で再生できる速度です。WEBサイト閲覧やSNSも問題なく使用できるため、実質使い放題とも言えるでしょう。
手持ちのドコモ端末をそのまま使える
UQモバイルに乗り換えた後も、手持ちのドコモ端末をそのまま使用OK。新たに端末を購入する必要がないため、大幅に費用を抑えられます。
一応、動作確認済みの端末しか使えないとのルールになっていますが、よほど古いドコモ端末でなければiPhoneもAndroidも利用可能です。
ドコモ版iPhoneは、iPhone 6s以降から対応しています。iPhone 6/6 Plus以前はSIMロック解除できない関係で非対応となっているため気を付けて下さい。
逆に新しいiPhoneなら最新版でも利用可。Androidの人も、4G通信ができるドコモ端末なら利用可と考えて差し支えありません。
余ったデータ容量は繰り越される
UQモバイルでは、当月内に使いきれなかったデータ容量を翌月に繰り越せます。
例えば、プランM(15GB)を契約中で今月10GBしか使えなかったとき。余った5GBは翌月にプラスされるため無駄がありません。
ちなみに、ドコモは従量制やデータ無制限のプランがメインなので繰り越しは非対応です。
自宅セット割を利用できる
UQモバイルは、家族で利用できる自宅セット割があります。自宅セット割とは、UQモバイルとauでんきまたは対象のインターネットサービスを利用することで割引される特典のことです。
インターネットサービスについては、auひかり・コミュファ光・eo光などauスマートバリューを受けられる光回線とJ:COMをメインとしたケーブルテレビ、さらにはWiMAXやauホームルーターが対象です。
自宅セット割適用後の価格
- トクトクプラン(1~15GB):2,277円~3,465円→1,177円~2,365円
- ミニミニプラン(4GB):2,365円→1,265円
- くりこしプランS(3GB):1,628円→990円
- くりこしプランM(15GB):2,728円→2,090円
- くりこしプランL(25GB):3,828円→2,970円
上記の割引は家族にも適用されます。また、一人でも割引対象となりますよ。
ちなみに、インターネットサービスに加入していない方は、auでんきの加入(電力会社の請求元がauに変わるだけで電気の質はそのまま)がおすすめです。
LINEの年齢認証(ID検索)に対応している
ほとんどの格安SIMはLINEの年齢認証に対応していない関係でID検索機能が使えません。LINEの認証機能はキャリアのシステムを使っているからです。
UQモバイルも以前は年齢認証に非対応だったのですが、2021年9月の新プランから対応に変わりました。格安SIMでLINEの年齢認証ができるのは少数派なので貴重ですね。
ドコモでLINEを使いまくっていた人も、まったく同じ使い心地でUQモバイルでもLINEを使用できます。
ドコモからUQモバイル乗り換えでよくあるQ&A
UQモバイルのお得なキャンペーン窓口は?
UQモバイルの契約窓口は、オンラインと店舗の2通りあります。キャンペーンを受け取るなら、オンラインがお得です。
UQモバイルでは、WEB限定でau PAY還元や端末割引を行っています。
契約後のアフターサポートは、店舗を活用すべきですが契約時はオンラインを利用しましょう。
新しい電話番号は取得できる?
ドコモから乗り換える際、現在の電話番号を引き継ぐのではなく新たに電話番号を取得したい場合は、以下の方法で手続きしましょう。
新しい電話番号の取得方法
- ドコモを一般解約する
- UQモバイルに新規契約で手続きを行う
電話番号を引き継ぐ場合は、ドコモからMNP予約番号を取得するのですが、UQモバイルで新しい電話番号を取得するなら一般解約を行って下さい。MNP予約番号の取得は不要です。
UQモバイルに申し込む時は、他社から乗り換え(MNP)ではなく新規契約を選びましょう。
あとは、必要な情報を入力して申し込みを完了すれば、 UQモバイルで新規電話番号を取得できます。
開通までの時間はどれくらい?
UQモバイル乗り換えで開通までに必要な日数は2~3日です。MNP予約番号の取得とUQモバイルの申し込みは即日で終わりますが、SIMカードの配送期間があるため少し時間が空きます。
SIMカードの配送を待っている間は、ドコモの契約がまだ残っているので通話もネットも使用可能です。不通(空白)期間はありません。
UQモバイルの回線に切り変わるのは、SIMカード到着後に開通手続き(回線切替)を行ってからとなるため安心して下さい。
ドコモで機種代の残債が残っていても乗り換えられる?
ドコモで機種代の残債が残っている場合でも、UQモバイルへの乗り換えは可能です。ドコモを解約した後の支払いですが、そのまま分割払いが続きます。
一括で請求されることはないので安心して下さい。
ただし注意点として、ドコモの端末割引のプログラムなどに加入している人は、契約解除に伴いプログラムも同時解約となる可能性があります。心配な方は事前に確認しておきましょう。
初月料金は日割り?
UQモバイルの初月料金は日割りです。仮に月末日に契約したとしても、月額基本料金は日割りされて1日分しか発生しません。
申し込み後にキャンセルできる?
商品発送前であればキャンセルできます。キャンセル手順は、ご注文履歴のページにて「注文をキャンセルする」を選択してください。
商品発送後でも8日以内であれば、キャンセル理由を申告したうえで契約の解除が可能です。UQ mobileお客さまセンター(0120-929-818)に問い合わせて、状況の説明も行いましょう。
まとめ
ドコモからUQモバイルに乗り換えるには、いくつかの手順が必要です。電話番号を維持したい方はMNP予約番号を取得してから、UQモバイルに申し込みましょう。
乗り換えに要する時間は2~3日程度。申し込み自体は10~15分くらいで終わりますよ。
通信速度が速くて料金も安いUQモバイル。ドコモから乗り換えて、その快適性を体感してみて下さいね。