東北地方や北海道に住んでいる人にとって、光回線選びは悩みのタネではないでしょうか?
筆者も実際に宮城県へ引っ越したときに、どこの光回線が一番良いのだろう…と、かなり悩みました。
そこで今回は、北海道や東北地方の人におすすめしたい光回線をランキング形式で紹介していきます!
目次
【北海道・東北】おすすめ光回線ベスト3
北海道や東北地方でおすすめできる光回線はかなり限られているものの、ベスト3を選定してみました。
ドコモ光
北海道や東北地方の人におすすめしたい光回線の第一位は、「>>ドコモ光」です。
実際に使っていて、
といったサービス内容となっており、地域によるサービスの偏りがなく非常に安心して使うことができる光回線だと感じています。
契約エリアが広い
ドコモ光はフレッツ光の回線を利用している「光コラボレーション」です。
そのためフレッツ光を契約可能な建物なら基本的にどこでも契約できます。
北海道や東北ではNURO光やeo光など契約できませんが、フレッツ光ならほぼ日本全国で契約できるくらい対応エリアが広くなっています。
第2位として後ほど紹介する「auひかり」も北海道や東北で契約できますが、「契約できる建物の豊富さ」では僕が調べた限りだとフレッツ光の方が圧倒的に上です。
またフレッツ光を既に契約している人なら、
といった点も見逃せないポイントです。
対応エリアが広いため申し込みしやすく、契約のハードルが低いことは非常にメリットと言えるでしょう。
ドコモ回線は東北に強い
ドコモ光はドコモの携帯回線1つと組み合わせることで「ペア回線」となり、セット割引を受けることができます。
そしてこれはイチオシポイントなのですが、
んですよね。
僕自身は記事を書く仕事の調査もあり、ドコモ、auの端末、ソフトバンクが手がけるワイモバイルと複数台を契約しています。
しかし東北の各地を移動している途中、
- auやワイモバイルは圏外になる
- 電波が弱くなる
ということがドコモ携帯よりも多いと感じています。
おそらく東北に住んでいて、似たような経験がある人は多いのではないでしょうか?
関東や東海に住んでいた時はそこまで差を感じませんでしたが、東北に住んでからは、ドコモが圧倒的に電波を受信しやすいと感じるようになりました。
また東北地方の山間部など、都市部から離れたところに行くとドコモ以外の回線は電波が弱くなりがちです。
そんな東北でも電波が強いドコモ端末を持っていれば、ドコモ光と組み合わせることで月額料金を安くすることができるのは最大のメリットと言えるでしょう。
速度も上下最大1Gbpsで十分高速
NURO光の下り最大2Gbpsと比べてしまうと物足りないですが、ドコモ光でも上下最大1Gbpsと高速で通信が可能です。
NURO光を契約できない東北や北海道では、最も高速な回線速度が出ることになります。
そのため、高速通信を重視する人にドコモ光はおすすめできます。
速度はプロバイダや住んでいる地域によって異なるものなので注意が必要ですが、参考までに僕の家で20時に計測してみたところ、上りと下りで500Mbps以上の通信速度が出ていました。
スピードテストができるツールを、評判くんサイト内で公開しました!

実際には通信速度が100Mbpsもあれば、
など途切れることなく通信することができるため、十分満足のいく通信環境が作れます。
ドコモ光の実測値については、当サイトでは以下の記事で詳しくまとめました。
こちらはサイト管理人である「とみっち」が実際に契約して検証しています。
プロバイダが豊富
光コラボレーションは、ドコモ光以外にもSo-net光やソフトバンク光など色々ありますよね。
しかし他社の光コラボでは、
- 契約後にプロバイダを変更できない
- もし速度が遅くても対応できない
という弱点があります。
しかしドコモ光なら20種類以上のプロバイダから自由に選んで契約できますし、さらに必要に応じてあとから変更することもできます。
プロバイダが原因で速度が遅い時はプロバイダの変更で対処できるのも、ドコモ光の大きな魅力ですね。
ルーターが無料レンタルできる
ドコモ光の隠れたメリットがGMOとくとくBBやOCNをプロバイダにした場合、無線LANルーターを無料でレンタルできることでしょう。
この写真はGMOとくとくBBで無料レンタルできるBUFFALO製の高性能ルーター「WXR-1750DHP」です。
無線LANルーターを所有していない人も、ドコモ光なら無料※で借りることが可能です。
導入時に余計な負担がかからないのが嬉しいですね。
特に、GMOとくとくBBなら3年間使い続ければルーターの返却不要とり、実質タダで高性能ルーターをもらうことができます。
3年間は継続して使うことが多くあるので、レンタル機材を返却する手間が省けるのが非常に楽ですね。
なお、ドコモ光のプロバイダ別にレンタルできるルーターを以下にまとめました。
プロバイダ | ルーター型番 | 外観 | 価格 | Wi-Fi 最大速度 | 通信方式 |
---|---|---|---|---|---|
>>GMOとくとくBB | WSR-2533DHP3 (BUFFALO) | ![]() |
3,980円 ※参考価格: Amazonで調査 2022/2/16 |
1,733Mbps | v6プラス |
Aterm WG2600HS2 (NEC) | ![]() |
6,800円 ※参考価格: 楽天で調査 2022/2/16 |
|||
WRC-2533GST2 (ELECOM) | ![]() |
6,735円 ※参考価格: Amazonで調査 2022/2/16 |
|||
@nifty with ドコモ光 | WRC-1167GS2H-B (ELECOM) WRC-1167GST2 (ELECOM) |
![]() |
4,610円 ※参考価格: 楽天市場で調査 2022/2/10 |
867Mbps | IPv6(IPoE)接続 |
WSR-1166DHPL2 (BUFFALO) | ![]() |
4,111円 ※参考価格: Amazonで調査 2022/2/10 |
866Mbps | ||
WN-DX1200GR (IODATA) | ![]() |
4,980円 ※参考価格: Amazonで調査 2022/2/10 |
867Mbps | ||
BIGLOBE | Aterm WG1200HS3 (NEC) | ![]() |
5,421円 ※参考価格: 2022/2/16 Amazonで調査 |
1,000Mbps | IPv6オプション |
Ic-net | WN-AX1167GR (IODATA) | ![]() |
価格情報なし | 867Mbps | v6プラス |
PA-WG1200HP3 (NEC) | ![]() |
6,450円 ※参考価格: 2022/2/16 Amazonで調査 |
1,000Mbps | ||
PA-WG1200HS3 (NEC) | ![]() |
5,421円 ※参考価格: 2022/2/16 Amazonで調査 |
1,000Mbps | ||
DTI | WRC-1167GST2 (ELECOM) | ![]() |
4,000円 ※参考価格: Amazonで調査 2022/2/16 |
867Mbps | IPv6(IPoE)接続 |
ぷらら | WN-AX1167GR2 (IO-DATA) | ![]() |
5,920円 ※参考価格: Amazonで調査 2022/2/16 |
867Mbps | IPv6(IPoE)接続 |
ドコモnet | ドコモ光ルーター01 | ![]() |
7,040円 ※参考価格: ドコモオンラインショップ 2022/2/16 |
867Mbps |
GMOとくとくBBが、他社プロバイダよりもスペック的に1歩も2歩も先を進んでいるのが分かります。
auひかり
北海道や東北に住んでいる人におすすめの第二の選択肢が「auひかり」です。
auを契約している人や、速度を重視する人にはauひかりがおすすめです。
auひかりは東北や北海道でも選べる数少ない光回線の選択肢
北海道や東北地方において、
- フレッツ光
- 光コラボレーション
上記以外で光回線を提供している、数少ない選択肢が「auひかり」です。
auひかりはフレッツ光の回線ではなく、独自の光ファイバーを利用しています。
auひかりユーザーしか回線を使わない関係上、利用者が多いフレッツ光回線に比べて速度が出やすいのも魅力的なポイントです。
高速で通信してオンラインゲームや動画再生などを快適に行いたい方は、auひかりを契約できる場合候補として検討してみてはどうでしょうか。
ただし、auひかりはまだ普及段階なので建物によっては対応していないケースも多くあります。
auのセット割に対応
auひかりは、月額550円(税込)の光電話を合わせて契約すれば、毎月最大2,200円(税込)の割引を受けられる「auスマートバリュー」を適用できます。

【出典】au公式サイト
具体的には、
- 同居する家族
- 離れて暮らす50歳以上の家族
といった利用状況を含め、最大10回線までに割引を適用することが可能です。
周りにauユーザーがたくさんいる場合は、みんなが割引になるのでとてもお得と言えるでしょう。
【注意】マンションで契約する場合はプランを確かめる
auひかりはドコモ光と同様上下最大1Gbpsに対応していますが、マンションで契約する場合は建物が対応するプランによって最大速度が変わることに注意が必要です。
例えば、マンションギガやマンションミニギガなら上下最大1Gbpsに対応していますが、タイプVは下り最大100Mbps・上り最大35Mbpsです。
J:COM
おすすめの光回線第3位は、「J:COM」です。北海道と宮城県において展開されています。
僕は宮城県に住んでいて、ドコモ光の契約前はJ:COMを半年ほど使っていた経験があります。
J:COMは少なくとも宮城県の仙台市だとかなり積極的に展開されていて、仙台に住んでいる、あるいは住む予定の人は「J:COMを選べば良いのかな?」となんとなく考えていたかもしれません。
しかし、J:COMには注意点がかなり多いので、第3位にはしているものの基本的にはあまりおすすめしません。
どうしてもドコモ光やauひかり、またはNURO光を契約できない場合にのみ、J:COMを検討すると良いでしょう。
メリットは電話やテレビをまとめて契約できること、契約までが早い
J:COMのメリットは、インターネットに加えて電話サービスやテレビサービスもセット契約できることです。
テレビは専門チャンネルを見ることもできます。
さらに、J:COMは提供エリアだとマンション等で設備が導入済みで、すぐに開通できるケースもあります。
僕が以前自宅でJ:COMを選んだ理由も、他社だと1カ月以上かかるのに、J:COMだと1週間程度で開通できて開通が早いからでした。
【注意】J:COMの通常コースは速度が遅い
僕が以前J:COMを使っていてイマイチに感じられたのは通信速度です。
J:COMは、通常コースだと
- 下り最大320Mbps
- 上り最大10Mbps
といったようにドコモ光やauひかりの上下最大1Gbpsに比べて圧倒的に遅いんですよね。
特にアップロード速度の遅さで影響があったのは、DropboxへWord・EXCELファイルを転送する時です。
なかなかファイルの読み込みが終わらず、とても不便に感じました。
さらにJ:COMでは夜間で速度が大幅に低下してしまうことがあり満足に使えないことも。
J:COMの回線速度の遅さについては、僕だけでなくTwitter上でも多くつぶやかれていました。
J-COM遅い
BNRスピードテスト (画像版) 最高速度:14.28Mbps 平均速度:9.86Mbps https://t.co/VkrD0iL0zn
— Dさん (@kanimanaku) May 22, 2018
J:COM遅い。0.176Mbps。
— 波良野家 (@SUSANO_H) September 2, 2018
jcom遅すぎ #jcom遅い pic.twitter.com/ZxU5vLbn0t
— Takao_nog (@TakaoNog) June 15, 2018
オンラインゲームや動画再生など、大容量のデータ通信を快適に楽しみたい人は注意が必要です。
【光1Gコース】auひかりの回線で上下最大1Gbps対応!
北海道や東北でJ:COMを契約する場合、戸建て住宅ならauひかり回線を使った「光1Gコース」を選べます。
上下最大1Gbpsに対応しているので、おそらくJ:COMの弱点だった速度の遅さは解消されていると考えられます。
J:COMを契約するなら、光1Gコースを選ぶのがおすすめです。
言い換えれば、マンションに住んでいるなどして光1Gコースを選べない場合は、速度を重視するのであれば「ドコモ光」や「auひかり」を選ぶと良いでしょう。
J:COMもauスマートバリューに対応している
J:COMは、ネット・テレビ・電話のうち2つ以上のサービスを契約していればauスマートバリューを適用し、auスマホを割引にすることができます。
auユーザーで自宅でauひかりを契約できない場合、必要に応じてJ:COMも検討すると良いでしょう。
北海道の一部エリアでNURO光が提供開始
ついにNURO光が2019年12月から北海道で一部地域で提供を開始しました。
まとめ
北海道や東北に住んでいるなら、おすすめの光回線はドコモ光一択と言えるでしょう。
理由としては、
と広い地域で高速なインターネット通信ができるからです。
セット割を受けられるドコモ回線であれば特に東北の使い勝手が良く、auなど他社でスマホを契約している場合は必要に応じて、光回線と合わせて乗り換えてしまうのも良いでしょう。
auユーザーで自宅がauひかりに対応しているなら、auひかりもおすすめです。
ぜひ自分にあった光回線を選んで、より良いインターネット環境を楽しんでください。