「LINEMOは海外でも利用できるの・・?」
「国際電話が使えないと困る・・」
「データ通信は安く使える・・?」
海外旅行や出張に行くとき、LINEMO(ラインモ)が使えるのか気になるところです。結論から言えば、国際電話もデータ通信も利用可能です。
ただし、データ通信は国際ローミングの申請が必要です。また、利用料金が高いので、定額制のオプションに加入することをおすすめします。
この記事では、海外でLINEMO(ラインモ)を使えるのか気になっている人に向けて、利用手順はもちろん注意点なども詳しくご紹介していきます。
ぜひ、参考にして下さいね。
\ 海外利用OK /
LINEMO(ラインモ)は海外で使えるの?
結論から言うと、LINEMOは海外で利用できます。以下、項目別に利用料金をまとめました。
利用料金 | 利用前の申し込み | |
---|---|---|
国際電話 | 相手国により通話料が変わる | 不要 |
国際ローミング | 2円/1KB(LTEの利用分は4円/1KB)が目安 定額制のオプションあり | 必要 |
国際SMS | 一通あたり100円 | 不要 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
国際電話は申し込み不要で利用OK
LINEMOでは、国際電話に無料で対応しています。サービス利用の申し込みは必要ありません。
国際電話の通話料は発信先の国によって異なります。主要国の国際電話通話料は以下の通りです。
国際電話の通話料
国名 | 通話料(30秒) |
---|---|
アメリカ(本土) | 39円 |
カナダ | 49円 |
中国 | 99円 |
韓国 | 99円 |
オーストラリア | 99円 |
イギリス | 119円 |
ドイツ | 119円 |
フランス | 119円 |
南アフリカ | 184円 |
参考までに、国内通話料は30秒あたり22円です。国際電話通話料は割高なので、長電話にならないように気を付けましょう。
すべての国の国際電話通話料は「国際電話 サービスエリア&料金」にて確認できます。
発信するときは、電話番号の前に「+」か「010」を付ける
国際電話をかける際は、相手先の電話番号の前に「+」か「010」を付けたうえで「相手先の国番号」もつけて発信します。
例:アメリカに発信する場合
010-1(アメリカの国番号)-✕✕✕-✕✕✕✕-✕✕✕
例えばアメリカ(国番号1)に住んでいる友人の電話番号が「09011112222」だった場合は、「010 1 09011112222」とすればOKです。
データ通信(LINEなど)は国際ローミングの申し込み必須
LINEやWEBサイト閲覧など、データ通信については国際ローミング(手持ちのスマホのまま海外で通話・メール・データ通信が使えるサービスのこと)の申し込みを行うことで利用できます。
申し込みは、LINEMO契約後にMy Menuから申請できます。オプション料金はかかりません。
国際ローミングの利用料金は、月額基本料とは別に発生します。国ごとに料金は異なりますが、1KBあたり2円(従量制課金)が目安です。
対象国については一応決まっていますが、一般的に名前が知られている国はすべて対応。非対応の国を探す方が難しいくらいです。
オプションで定額制のプランを選択できる
国際ローミングを従量制で使用すると非常に高額となる場合があるため、LINEMOでは定額制プランの「海外あんしん定額」と「海外パケットし放題」が用意されています。
こちら有料サービスとなりますが、海外で頻繁にデータ通信を行う人は、加入必須のオプションです。
国際SMSは一通100円(受信は0円)
国際SMSは、海外データ通信と同じく国際ローミングの申し込みを行うことで使用できます。利用料金は送信料が一律100円(非課税)で受信料は無料です。
その他の、オプション料金などはかかりません。
SMSの利用料金
- 送信料:100円/1通
- 受信料:無料
注意点として、SMS送信料は文字数に関わらず一律料金となっています。
そのため、LINEの感覚で短い文章を頻繁にやり取りするのではなく、最大文字数いっぱいまで伝えたいことを書き込む方がいいですよ。
SMSの送り方については、国内で使うときと変わりません。国番号の指定などは不要、相手先の電話番号のみで送信できます。
国際ローミングの申し込み方法
海外に渡航後、国際電話は設定不要で利用できますが、データ通信やSMSなど国際ローミングを使用するには設定が必要です。
海外あんしん定額や海外パケットし放題を利用するときも設定は必要となります。
ただ、設定の前に国際ローミングの申し込みは必須となっています。料金はかからないので、以下の手順で申し込みを済ませておきましょう。
申し込みの手順
- MyMenuにログインする
- 「サービス一覧を見る」をタップ
- 「世界対応ケータイ」の項目にて「加入」をタップ
- 「次へ」をタップ
- 「同意する」にチェックを入れて「申込」をタップ
以上で国際ローミングの申し込みは完了です。SMSに手続き完了のメッセージが届くので、確認しておきましょう。
繰り返しになりますが、国際ローミングの申し込みを行っただけでは料金は発生しません。課金開始は海外でデータ通信を使用してからとなります。
【渡航後に必須】国際(海外)ローミングの設定手順
渡航後で構わないので、以下の手順で国際ローミングの設定を行いましょう。
iPhoneの設定手順
iPhoneで国際ローミングを使用する際は、以下の手順を行ってください。
設定手順
- 端末の「設定」をタップ
- 「モバイル通信」をタップ
- 「通信のオプション」をタップ
- 「データローミング」をオンにする
以上で完了です。念のため、「音声通話とデータ」をタップして「5Gオート」または「5Gオン」にチェックが入っているか確認しておくと、さらに準備は完璧です。
Androidの設定手順
Androidで国際ローミングを使用する際は、以下の手順を行ってください。
設定手順
- 端末の「設定」をタップ
- 「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイル ネットワーク」をタップ
- 「ローミング」をオンにする
Androidは端末によって表記名が異なるため注意して下さい。分かりにくいときは、「モバイルデータ通信」などの項目を探してみましょう。
メニュー内に「データローミング」という表示があれば、そちらが設定項目です。
LINEMOの国際ローミング対応国・地域まとめ
執筆時点における、LINEMOの国際ローミングの対応国・地域をまとめておきます。
南・北アメリカ
南・北アメリカにて、LINEMOの国際ローミングが使える国・地域は以下の通りです。
- アメリカ
- アラスカ
- アルゼンチン
- アルバ
- アンギラ
- アンティグア・バーブーダ
- ウルグアイ
- エクアドル
- エルサルバドル
- オランダ領アンティル
- ガイアナ
- カナダ
- キューバ
- グアテマラ
- グアドループ
- グレナダ
- ケイマン諸島
- コスタリカ
- コロンビア
- ジャマイカ
- スリナム
- セントクリストファー・ネービス
- セントビンセント・グレナディーン諸島
- セントルシア
- タークス・カイコス諸島
- チリ
- ドミニカ共和国
- ドミニカ国
- トリニダード・トバゴ
- ニカラグア
- バージン諸島(アメリカ領)
- バージン諸島(イギリス領)
- ハイチ
- パナマ
- バハマ
- バミューダ
- パラグアイ
- バルバドス
- ハワイ
- プエルトリコ
- フォークランド諸島
- ブラジル
- フランス領ギアナ
- フランス領サン・バルテルミー島
- フランス領サン・マルタン
- ベネズエラ
- ベリーズ
- ペルー
- ボリビア
- ホンジュラス
- マルチニーク島
- メキシコ
- モンセラット
ヨーロッパ
ヨーロッパにて、LINEMOの国際ローミングが使える国・地域は以下の通りです。
- アイスランド
- アイルランド
- アゼルバイジャン
- アゾレス諸島
- アルバニア
- アルメニア
- アンドラ
- イギリス
- イギリス王領 マン島
- イギリス王領ガーンジー島
- イギリス王領ジャージー島
- イタリア
- ウクライナ
- ウズベキスタン
- エストニア
- オーストリア
- オランダ
- カザフスタン
- キプロス
- ギリシャ
- キルギス
- グリーンランド
- クロアチア
- コソボ
- サンマリノ
- ジブラルタル
- ジョージア
- スイス
- スウェーデン
- スペイン
- スロバキア
- スロベニア
- セルビア
- タジキスタン
- チェコ
- デンマーク
- ドイツ
- トルクメニスタン
- トルコ
- ノルウェー
- バチカン
- ハンガリー
- フィンランド
- フェロー諸島
- フランス
- ブルガリア
- ベラルーシ
- ベルギー
- ポーランド
- ボスニア・ヘルツェゴビナ
- ポルトガル
- マディラ諸島
- マルタ
- モナコ
- モルドバ
- モンテネグロ
- ラトビア
- リトアニア
- リヒテンシュタイン
- ルーマニア
- ルクセンブルク
- ロシア
- 北マケドニア共和国
オセアニア
オセアニアにて、LINEMOの国際ローミングが使える国・地域は以下の通りです。
- オーストラリア
- グアム
- クック諸島
- クリスマス島
- サイパン
- サモア
- ソロモン諸島
- トンガ
- ナウル
- ニューカレドニア
- ニュージーランド
- ノーフォーク島
- バヌアツ
- パプアニューギニア
- パラオ
- フィジー
- フランス領ポリネシア
- ミクロネシア
アジア(中東以外)
アジア(中東以外)にて、LINEMOの国際ローミングが使える国・地域は以下の通りです。
- インド
- インドネシア
- カンボジア
- シンガポール
- スリランカ
- タイ
- ネパール
- パキスタン
- バングラデシュ
- フィリピン
- ブータン
- ブルネイ
- ベトナム
- マカオ
- マレーシア
- ミャンマー
- モルディブ
- モンゴル
- ラオス
- 韓国
- 香港
- 台湾
- 中国
- 東ティモール
中東
中東にて、LINEMOの国際ローミングが使える国・地域は以下の通りです。
- アフガニスタン
- アラブ首長国連邦
- イエメン
- イスラエル
- イラク
- イラン
- オマーン
- カタール
- クウェート
- サウジアラビア
- シリア
- バーレーン
- パレスチナ
- ヨルダン
- レバノン
アフリカ
アフリカにて、LINEMOの国際ローミングが使える国・地域は以下の通りです。
- アセンション島
- アルジェリア
- アンゴラ
- ウガンダ
- エジプト
- エチオピア
- ガーナ
- カーボベルデ
- カナリア諸島
- ガボン
- カメルーン
- ガンビア
- ギニア
- ギニアビサウ
- ケニア
- コートジボワール
- コンゴ共和国
- コンゴ民主共和国
- サントメ・プリンシペ
- ザンビア
- シエラレオネ
- ジブチ
- ジンバブエ
- スーダン
- スペイン領北アフリカ
- セーシェル
- 赤道ギニア
- セネガル
- セントヘレナ
- タンザニア
- チャド
- 中央アフリカ
- チュニジア
- トーゴ
- ナイジェリア
- ナミビア
- ニジェール
- ブルキナファソ
- ブルンジ
- ベナン
- ボツワナ
- マイヨット
- マダガスカル
- マラウイ
- マリ
- 南アフリカ
- 南スーダン
- モーリシャス
- モーリタニア
- モザンビーク
- モロッコ
- リビア
- リベリア
- ルワンダ
- レソト
- レユニオン
\ 海外利用OK /
国際ローミングは2種類の定額プランがある【世界対応ケータイ】
LINEMOでは、世界対応ケータイのサービスに加入することで、
- 海外あんしん定額
- 海外パケットし放題
のオプションに加入することができます。こちら海外でのデータ通信を定額制で使用できるオプションとなっています。
詳しい内容を見ていきましょう。
新規契約(新しい電話番号を取得)の人は、5カ月目を過ぎるまでオプションに加入できない
海外あんしん定額
海外あんしん定額とは、その名の通り定額で海外データ通信を使用できるサービスです。使い放題ではありませんが、最大で9GBのデータを使用できます。
詳しいプラン内容は以下の通りです。
定額国L
アメリカ本土、アラスカ、ハワイ、プエルトリコ、バージン諸島(アメリカ領)、タイ、台湾、中国、韓国、香港、モルディブ、ドイツ、フランス、イタリア、グアム、オーストラリア、カナダ、メキシコ、ブラジルなど
プラン | 料金 |
---|---|
24時間プラン (3GB) | 980円 |
72時間プラン (9GB) | 2,940円 |
定額国S
バハマ、パレスチナ、ジンバブエ、イラン、ミクロネシア、ジブチ、アンドラ、レバノン、ベリーズ、ニューカレドニア、パラオなど
プラン | 料金 |
---|---|
1MB | 1,980円 |
5MB | 9,800円 |
10MB | 19,600円 |
飛行機・船(設備搭載機)で利用
プラン | 料金 |
---|---|
50MB (1時間) | 980円 |
100MB (5時間) | 1,960円 |
150MB (15時間) | 2,940円 |
日本人の旅行客が多い韓国・アメリカ・ヨーロッパなどは、定額国Lに属します。定額国Lは、3GBあたり980円、9GBあたり2,940円と海外データ通信としてはお得な価格設定です。
ただし、24時間または72時間と時間の制限があることに注意しましょう。
中東地域などが属する定額国Sは、ご覧の通り料金が非常に高く設定されています。利用する際は十分に気を付けて下さい。
その他、設備搭載機付の飛行機・船のプランも用意されています。こちら、定額国Lと同じく時間の設定があることを覚えておきましょう。
海外パケットし放題
海外パケットし放題とは、海外データ通信の料金を定額で使い放題にできるオプションです。詳しい料金体系は、以下の通りです。
プラン内容
データ消費量 | 海外パケットし放題 | |
---|---|---|
加入なし | 加入あり | |
25MBまで | 0~51,199円 | 0~1,980円/日 |
25MB以上 | 51,200円~ | 2,980円/日 |
海外パケットし放題に加入せずうっかり海外でデータ通信を使いすぎると、とんでもない額を請求される可能性があります。
しかし、海外パケットし放題に加入しておけば、1日あたりの利用料金は最大2,980円までに固定できるため安心です。1日の定義は、日本時間の0時から23時間59分までとなります。
海外パケットし放題の対応地域ですが、国際ローミングの提供国・地域にて利用可能です。
オプションの申し込み・利用方法
海外あんしん定額・海外パケットし放題は、以下の方法で申し込みます。
- My Menuから「世界対応ケータイ」に加入しておく
- My Menu内の「サービス一覧を見る」から海外あんしん定額・海外パケットし放題に申し込む
- データローミングの設定を行う
- 渡航先でソフトバンクから届くSMSを確認して、SMS内から専用サイトにアクセスする
最後の渡航先から送られるSMSですが、以下のような内容で送信されます(受信料は無料)。
このSMSを受け取ったら、いつでも好きなタイミングで、海外あんしん定額の利用を開始できます。
海外でLINEMO(ラインモ)を使用する際の注意点
海外でLINEMO(ラインモ)を使用する際は、以下の点に気を付けましょう。
- 新規契約は5ヵ月目まで国際ローミングを使えない
- 海外データ通信費がやや高い
- LINE使い放題やかけ放題は対象外
- 海外同士の通話は受信側に通話料がかかるケースあり
新規契約は5ヵ月目まで国際ローミングを使えない
国際ローミング(世界対応ケータイ)を利用するにあたり最も注意したいのが、新規契約(新しい電話番号を取得)でLINEMOに申し込んだ人です。
新規契約の人は、課金開始から4カ月目の末日が過ぎるまで国際ローミングを利用できません。オプションの海外あんしん定額と海外パケットし放題も同様に利用不可です。
国際ローミング利用のルール
- 新規契約(新しい電話番号を取得):5カ月目から加入可
- MNP(他社から乗り換え):すぐに加入可
LINEMOにMNPなしの新規契約を行う場合、国際ローミングの申し込みは5ヵ月目以降から可能となります。
MNP乗り換えの場合は、申し込み直後から国際ローミングに申し込めるのでご安心を。なお、国際電話については新規契約でもすぐに利用可能です。
海外データ通信費がやや高い
LINEMOに限った話ではありませんが、海外でデータ通信を利用する際は費用が割高となります。
滞在日数が数日ならLINEMOの国際ローミングで問題ないかと思いますが、1週間を超えるなら別の手段も検討した方がいいでしょう。
具体的には、海外用Wi-Fiレンタルやahamoの利用(基本データ容量の範囲で海外データ通信が可能)が考えられます。
他の手段との料金比較
- LINEMO:0~2,980円/日
- 海外用Wi-Fiレンタル:1,200円程度/日
- ahamo:無料(基本データ容量に含まれる)
上記のLINEMOの料金は、海外パケットし放題に加入したときなので、これでも安く抑えられています。非加入なら青天井に料金が高くなってしまうため注意が必要です。
空港で借りられる海外用Wi-Fiレンタルなら1日1,200円くらいの費用で済みます(アメリカ渡航の場合)。近隣のアジア圏ならもっと安上がりです。
また、ahamoなら基本データ容量内(20GB)で海外データ通信が可能です。LINEMOを使わず海外データ通信を行う方法について、詳しくは次章で解説していきますね。
LINE使い放題やかけ放題は対象外
海外でLINEMOを使うと、
- LINE使い放題(LINEギガフリー)
- かけ放題オプション
が無効化されます。LINEの通話やメッセージが使い放題となるLINEギガフリーですが、こちらLINEMOユーザー限定の無料特典で、国内でのみ利用可能です。
かけ放題オプションも同様に、国内限定のサービスとなっています。海外では対象外なので気を付けて下さい。
海外同士の通話は受信側に通話料がかかるケースあり
国際電話は受信側にも通話料がかかるのでは・・?と怖くなりますが、日本で着信するのなら受信側に通話料はかかりません。
しかし、海外から海外に通話するとき、受信側にも通話料が発生するケースがあります。
受信側の通話料発生ルール
- 海外から日本:無料
- 海外から海外:LINEMO含む日本の携帯会社で受信すると発生
例えば、友達とハワイに旅行に行っていたとして、現地で通話をしてしまうと受信側にも通話料が発生します。
受信側でも現地の携帯会社なら通話料はかかりませんが、日本の携帯会社だと受信側もローミングする関係で通話料が発生するのです。十分に注意して下さいね。
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その他の知っておきたい海外でデータ通信を利用する方法
ここでは、海外データ通信費を安くするための方法についていくつかご紹介します。どの方法もLINEMOの契約を残しつつ利用できるため、気に入った手段があれば併用してみましょう。
- ahamo(アハモ)を利用する
- 海外用のWi-Fiルーターをレンタルする
- 現地のプリペイドSIMを使う
- 無料Wi-Fiでやりくりする
ahamo(アハモ)を利用する
何かのトラブルでLINEMOが使えなくなったときや、滞在日数が長くて利用料金を節約したいときには、ahamoの利用を検討するといいでしょう。
ahamoとLINEMOは併用できるため、LINEMOを解約する必要はありません。
ahamoが海外利用に向いている理由は、追加料金なしで海外データ通信を使えるからです。LINEMOと違い、毎月の月額基本料と別に費用が発生することがありません。
海外データ通信を利用する時の比較
- LINEMO:従量制またはオプション料金で課金
- ahamo:毎月の基本データ容量内(20GB)でデータ通信OK
注意点として、ahamoで海外利用できる国・地域は限りがあります。以下の対象国以外の国は、基本データ容量内(20GB)での海外データ通信を使えないため注意しましょう。
対象国リスト(50音順)
アイルランド・アゾレス諸島・アメリカ(ハワイ含む)・アラスカ・アンドラ・イギリス・イスラエル・イタリア・バチカン・インド・インドネシア・エクアドル・エジプト・エストニア・オーストラリア・オーストリア・オマーン・オランダ・カタール・カナダ・カナリア諸島・韓国・カンボジア・キプロス・ギリシャ・グアム・クロアチア・サイパン・サウジアラビア・サンマリノ・シンガポール・スイス・スウェーデン・スペイン・スペイン領北アフリカ・スロバキア・タイ・台湾・チェコ・中国・チリ・デンマーク・ドイツ・トルコ・ナウル・ニュージーランド・ノルウェー・米領バージン諸島・バチカン・ハンガリー・バングラデシュ・フィジー・フィリピン・フィンランド・プエルトリコ・ブラジル・フランス・ブルガリア・ブルネイ・ベトナム・ペルー・ベルギー・ポーランド・ポルトガル・香港・マカオ・マディラ諸島・マレーシア・南アフリカ・ミャンマー・メキシコ・モナコ・モロッコ・ヨルダン・ラオス・ラトビア・リトアニア・リヒテンシュタイン・ルーマニア・ルクセンブルク・レソト・ロシア
通話は200か国以上で対応しているのですが、データ通信は上記の80か国ほどの対応となっています。ahamoを利用する場合は、十分に気を付けて下さい。
海外用のWi-Fiルーターをレンタルする
海外でのデータ通信に不安がある初心者におすすめなのが、こちらの方法です。
利用手順は、まず渡航前にインターネットや電話で海外用Wi-Fiルーターの申し込みを行います。その後、宅配または日本の空港カウンターから端末を受け取ります。
日本に帰ってきたら、受け取り時と同じく宅配か空港カウンターで返却が可能です。
海外用Wi-Fiルーターのレンタルサービスは、スマホとは別にルーターを持ち運ぶ必要がありますが、PCやタブレットに同時接続が可能。
盗難・紛失が怖いなら有料オプションで保険を付けられます。
気になる料金は、渡航先やルーターの品質によって変わるため一概には言えません。ざっくりした料金ですが、
- アメリカやヨーロッパだと1,200円~1,500円/日
- アジア圏だと800円~1,000円/日
くらいが目安です(1日300MBプランで試算)。時期によっては、キャンペーンの活用などでもっと安くなりますよ。
現地のプリペイドSIMを使う
海外に慣れている上級者なら、現地のプリペイドSIMの利用がおすすめです。LINEMOはもちろん、海外用レンタルWi-Fiと比べても料金は安上がりです。
ルーターを持ち歩く必要もなく、通信速度も快適なのがメリット。ただし、現地のプリペイドSIMを使う場合は、渡航先で購入する必要があります。
ある程度、現地の方とコミュニケーションを取れないと購入は難しいでしょう。海外に慣れておらず、渡航後にあたふたしそうなら避けた方が無難です。
無料Wi-Fiでやりくりする
無料Wi-Fiを利用すれば、お金をかけずにスマホでインターネットが使えます。空港やホテルはほぼ確実に無料Wi-Fiが利用できますよ。
地域によって状況は様々ですが、街中の無料Wi-Fiが充実しているエリアもあります。
事前にオフラインの地図アプリで準備しておくと安心
MAPS.ME(iOS / Android)という無料アプリを使えば、地図データをあらかじめダウンロードできます。
オフライン環境でもマップを開けるので、事前に無料Wi-Fiがある場所を調べて、その場所の地図をダウンロードしておくといいでしょう。
無料Wi-Fiの電波が届く場所まで迷うことなくたどり着けます。
まとめ
- 国際電話は申し込み不要で利用できる
- データ通信は国際ローミングの申し込み(無料)が必要
- 海外データ通信の費用を安くする手段はいくつかある
LINEMOは、国際電話・データ通信ともに海外で利用できます。データ通信は国際ローミングの事前申し込みが必要です。
注意点として、海外データ通信の費用は高いので、基本的にはオプションに加入する方がいいでしょう。
海外での滞在日数が長くなる場合は、別の手段も取り入れて賢く料金を節約するといいですよ。この記事を参考に、ベストな方法を模索してみて下さいね。
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