「mineoのデメリットって、やばいの・・?」
「契約したあとに後悔するのは絶対に嫌」
mineo(マイネオ)が気になるけど、デメリットを事前に把握したいですよね。後から後悔するのは絶対に避けたいところです。
mineoには、端末代金が安くないことや回線混雑時に速度低下することなどいくつか知っておきたい欠点があります。
しかしながら、パケット放題Plusやトリプルキャリア対応など魅力的なメリットがあるのも事実です。
この記事では、mineoの全デメリットを詳しく解説。また、メリットにも焦点を当てて最終的におすすめしない人・おすすめできる人にまとめています。
少しでもmineoが気になっているなら、ぜひご参考に。
知らなきゃやばい!mineo(マイネオ)のデメリットとは?
- 端末代金があまり安くない
- マイピタ(新プラン)は格安SIMの中では少し高い
- 回線混雑時に速度低下しやすい
- 店舗サポートがほぼ受けられない
- 口座振替払いが不可
- キャンペーンがやや弱い
- キャリアメールの提供がない
- マイそくスーパーライトのコスパがいまいち
端末代金が安くない
mineoの大きなデメリットとなっているのがこちら。mineoはあまり端末販売に力を入れていないのか、セールを行われることはあまりないです。
定価なので損することはないのですが、端末セールを頻繁に行うIIJmioや楽天モバイルと比較すると、割高感が否めません。
基本的に、mineoを使うときはSIMのみ契約(手持ちの端末を使う)を前提にした方がいいでしょう。
マイピタ(新プラン)は格安SIMの中では少し高い
mineoは格安SIMなので、当然ながらドコモ・au・ソフトバンクと比べれば大幅に安いのですが、格安SIM同士で比較すると料金は高い部類に入ります。
以下、mineoの新プラン「マイピタ」とLINEMOとの料金比較です。
料金比較
月額料金 | ||
---|---|---|
mineo | LINEMO | |
1GB | 1,298円 | – |
3GB | – | 990円 |
5GB | 1,518円 | – |
6GB | – | – |
10GB | 1,958円 | – |
20GB | 2,178円 | 2,728円 |
mineoの料金がやや高い理由は、サービス内容が充実しているからだと思われます。
詳しくは次章で解説しますが、mineoには独自サービスのパケット放題Plusやフリータンクなど様々な特典を享受できます。
その結果、サービスレベルの維持コストが料金に少し乗っている印象です。
特に1GBプランのお得度が低い
mineoの料金で気を付けたいのが月額1,298円の1GBプランです。安い料金に見えますが、LINEMOでは月額990円で3GBを利用できます。
mineoよりデータ容量が3倍も使えて料金が安いです。逆に、2,178円で使える大容量20GBプランであれば、ahamoやLINEMOより安くなってmineoの優位性が目立ちます。
回線混雑時に速度低下しやすい
ほとんどの格安SIMで共通のデメリットにはなりますが、mineoはお昼に速度低下を起こしやすいです。
お昼12時から13時の間は、下り速度(ダウンロード)が20Mbps以下になることが多いです。
以前は1Mbps台に落ちることがあったためかなり改善はされていますが、それでも他の時間帯より遅いのは事実。
速度低下が起きる理由ですが、一言で言えば回線をレンタルしている身だからです。格安SIMは自社回線を持たず、キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から回線を借りて運営しています。
そのため、スマホユーザーが急増するお昼休みや帰宅ラッシュの時間帯では、キャリアは自社ユーザーを優先するために格安SIMの貸与回線に帯域制限をかけるのです。
通信の最適化で快適性は保てる
mineoでは、マイページにて通信の最適化のON/OFFを選択できます。通信の最適化とは、画像や動画のデータ受信を一部劣化させることで読み込み速度を上げる技術のことです。
通信の最適化をONにすれば、表示速度が高まるため回線混雑時でも快適にデータ通信を行えます。
多少、画像や動画の品質は落ちますが、見た目はさほど変わらないので速度低下が気になるなら活用すべきです。
店舗サポートがほぼ受けられない
mineoは専門のmineoショップと提携店にて店舗サポートを全国展開していますが、店舗数は物足りません。
店舗の場所は都心に集中しており、地方だと県内で1件あるくらい。都心でも数件レベルです。
実質、店舗サポートはないものだと考えておく必要があります。また、サポート内容も新規契約のみに限られるケースが多いです。
なお、店舗以外のサポートについては電話とチャットを中心に充実しています。非対面ではありますが、高品質なサポートを受けることが可能です。
口座振替払いが不可
mineoの支払い方法は、原則クレジットカードしか使えません。口座振替は非対応なので、クレジットカードを持っていない方は契約不可となっています。
もし口座振替払いを希望するなら、楽天モバイルやLINEMOがおすすめです。この2社はデビットカードにも対応しています。
デビットカードは対応状況が曖昧
口座振替に非対応のmineoですが、デビットカードは使用できる可能性があります。ただし、どのカードが使えるかは明記されていません。
恐らく、金融機関側のジャッジで審査が行われているからでしょう。対応状況が曖昧なので、基本はクレジットカードのみと考えておいた方がいいです。
デビットカード、プリペイドカードはご登録いただけない場合がございます。クレジットカードでのご登録をお願いします。
公式サイトより
キャンペーンがやや弱い
格安SIMによってはキャンペーン自体行っていないこともあるので無いよりはマシですが、mineoのキャンペーン内容はやや弱いことが多いです。
キャンペーン内容でよくあるのが、2~4カ月ほどオプションが無料になるというもの。オプション料金なので得する金額は500円~1500円程度。
他社だと、2万円相当の端末割引や月額基本料金の大幅値引きなどがあるため、mineoのキャンペーンはどうしても見劣りしてしまいます。
キャリアメールの提供がない
格安SIM全体のデメリットですが、mineoはキャリアメールの付与がありません。
これまでキャリアメールを使っていたドコモ・au・ソフトバンクユーザーの方は注意しましょう。キャリアメールの代わりは、Gmailなどフリーメールサービスで代用できます。
マイそくスーパーライトのコスパがいまいち
2023年より始まったマイそくスーパーライトは、月額250円で音声通話と最大32kbpsのデータ通信が利用できるプランです。このプランはあまりおすすめではありません。
理由は、2kbpsは非常に遅い速度で、ほとんどのアプリやサイトが使えないから。例えば、LINEやメールの送受信にも時間がかかりますし、画像や動画の閲覧はほぼ不可能です。
通常速度に切り替えるためには、1回198円の「24時間データ使い放題」を利用する必要があります。これを頻繁に使うと、月額料金が高くなってしまいます。
他社の格安SIMと比較しても、月額250円で32kbpsは割高です。例えば、IIJmioや楽天モバイルなら、月額1,000円ほどで3~4GBのデータ通信と音声通話が利用できます。
mineoより値段は上がってしまいますが、ストレスなく安価に高速通信が使えます。
もし通話用などでまったくデータを使わない場合は、povo2.0にて0円運用(通話用のオプションを付けることが可)が可能です。
以上から、マイそくスーパーライトはおすすめできません。もっと高速なプランを選ぶか、他社の格安SIMを検討する方が良いでしょう。
補足:会社が潰れるやサービス終了の噂は心配なし
mineoは以前、ユーザー数100万人を突破したにも関わらず赤字だったことから、会社が潰れるのでは?サービスが終了するのでは?などの噂が出回りました。
こちらの噂ですが、結論から言うとまったく気にする必要はありません。mineoの業績ですが、既に黒字化を達成しており投資資金の回収フェーズに入っています。
また、mineoを運営する株式会社オプテージは関西電力が100%出資する売上高2600億超えの大企業です。mineoの他にもeo光などのサービスを提供しています。
黒字化の達成と企業規模の両面から、サービスが終わるリスクは限りなく0と言えるでしょう。
抑えておきたいmineo(マイネオ)のメリットとは?
- パケット放題Plusで実質データ無制限にできる
- ドコモ・au・ソフトバンク回線に対応
- フリータンクで速度制限を回避できる
- 「ゆずるね。」達成でデータのプレゼントがある
- パケットギフトでデータ容量を分け合える
- ユーザー満足度が高い
- LINEの年齢認証(ID検索)に対応
- 名義変更に対応している
- 解約金がかからない
- 通話料を54%OFFにできる
- 5G通信に対応
パケット放題Plusで実質データ無制限にできる
mineoでは、1.5Mbpsの中速度でデータ使い放題となるパケット放題Plusを提供しています。
こちら、月額385円のオプション料金がかかりますが、10GB以上のプランなら無料で利用可能です。パケット放題Plus目当てで契約する人も多く、mineoを代表するメリットの一つです。
1.5Mbpsの速度ですが、非常に絶妙でWEBサイト閲覧やSNSはもちろん動画やZOOMなどのビデオ会議でも問題なく使用できます。
注意点として3日で10GB以上使うと一時的に速度制限(200kbps)にかかりますが、日常的な使い方なら実質データ無制限とも言えるサービスです。
デメリットの章でmineoは料金がやや高いと指摘しましたが、パケット放題Plusを考慮すれば一気にお得度が増します。
仮に、1GBにパケット放題Plusを付けると、月額料金は1298円+385円で1638円に。抜群のコスパを発揮します。
ドコモ・au・ソフトバンク回線に対応
mineoは、ドコモ・au・ソフトバンクのトリプルキャリアに対応しています。そのため、ドコモ端末ならドコモ回線を選択、au端末ならau回線を選択といった契約が可能です。
端末と回線を同キャリアに合わせることで、SIMロック解除なしで乗り換えられます。手持ちの端末そのままでSIMカードを挿し変えればmineoに乗り換え完了。
データ移行の必要はなく、すぐにmineoユーザーとなってスマホ代を安くできますよ。
フリータンクで速度制限を回避できる
フリータンクとは、mineoユーザー同士でデータ容量をシェアする無料サービスです。他社にはないmineo独自のサービスとなっています。
こちら助け合いの精神が元となっている仕組みで、
- データ容量が余ったらフリータンクに預け入れる
- データ残量が無くなりそうになったらフリータンクからデータを引き出す
といったことができます。預け入れより引き出しが多いユーザーは、月1GBまでの利用制限が付くためフリータンク全体が枯渇する心配はありません。
使いどころとして、今月あとちょっとで速度制限にかかる・・といった場面でフリータンクを活用して制限を回避できます。
「ゆずるね。」達成でデータのプレゼントがある
こちらもフリータンクと同様で、譲り合いの精神から生まれたmineo独自のサービスです。
仕組みとしては、お昼の回線混雑時の時間帯(12時から13時)にパケット利用を控えて他のユーザーに譲ります。
イメージが湧かない方は、こちらの動画も合わせてご覧ください。
「ゆずるね。」を利用することにより、デメリットの項目で挙げた回線混雑による速度低下の影響が緩和されます。また、何度も「ゆずるね。」を行うことによりデータプレゼントもあり。
ゆずるねの特典内容
20回達成でプレミアム1DAYパスを貰ったら、好きなタイミングで24時間プレミアム帯域の高速通信を利用可能です。
パケットギフトでデータ容量を分け合える
mineoは、手持ちのデータ容量を好きな相手に分け合えるパケットギフトを利用できます。
データ残量が無くなってしまってもパケットギフトを受け取れば高速通信容量を復活させることが可能です。
また、あまり大きな声では言えませんが、パケットギフトの仕組みを使えばデータ繰り越しの期間(翌月末まで)を無期限に繰り越すこともできます。
ユーザー満足度が高い
mineoはユーザー満足度の高い格安SIMとして有名です。代表的なサービスとして、マイネ王が挙げられます。
こちら誰でも登録できるコミュニティですが、mineoユーザー中心に分からないことを何でも質問しあえる場となっています。
また、mineoスタッフとの距離感も近く要望がサービス化しやすいのも特徴的。mineoの独自サービスの多くは、ユーザーの声を発端に設計されています。
LINEの年齢認証(ID検索)に対応
多くの格安SIMではLINEの年齢認証システムが使えない関係でID検索機能を使えません。LINEの年齢認証はキャリアでないと通らない仕組みとなっているからです。
しかし、2021年より格安SIMながらmineoは年齢認証に対応しました。その結果、以前は利用不可だったID検索機能も利用できる仕様に変わっています。
名義変更に対応している
実は、ほとんどの格安SIMでは姓名の変更を除いて契約後の名義変更ができません。
そのため、お子さんが成人したタイミングで自分名義にする、または夫から妻に名義を変えるといった手続きができない不便さがあります。
しかし、mineoなら名義変更の手続きに対応。およそ1週間で、名義を移すことが可能です。
解約金がかからない
mineoは解約金がかかりません。いつ解約しても、違約金無しで辞められます。
MNP転出手数料も0円なので、他社に乗り換えるときでも費用はかかりません。最低利用期間など契約縛りもありません。
通話料を54%OFFにできる
mineoでは、通話料をおよそ半額の54%OFFにできるmineoでんわを無料で利用できます。
通常の通話料は30秒あたり22円(どの携帯会社でも共通)なのですが、mineoでんわアプリ経由で発信することにより30秒あたり10円に。
なお、LINEなどのIP通話と違い、相手もmineoアプリを立ち上げておく必要はありません。また、相手先には自分の電話番号が表示されるため非通知になることもありませんよ。
5G通信に対応
mineoでは5G通信に対応しています。オプション料金は不要で、5Gエリアに入ると自然に5G通信に繋がりますよ(端末側も5Gに対応している必要あり)。
【最悪】mineo(マイネオ)は危ないからおすすめしない?
契約後に後悔する可能性がある人
これまで解説した通り、mineoにはデメリットがあります。そのため、万人におすすめすることはできません。
特に、以下に当てはまる方は契約後に後悔する可能性があるので気を付けて下さい。
後悔するかも
- 端末を安く購入したい
- 最安の格安SIMを探している
- 一時的でも速度低下が許せない
- クレジットカードを持っていない
- 地方で対面サポートを受けたい
mineoを特におすすめできないのは、端末セットで契約したい人です。mineoの端末は定価なので高いわけではありませんが、セール価格で購入できないのが辛いところ。
基本的には、SIMのみ契約したい人が利用すべきです。また、最安の格安SIMを探している人もmineoは合いません。
特に1GBで事足りるライトユーザーについては、パケット放題Plus(1.5Mbpsの使い放題)を併用するなら別ですが、純粋な安さを求めるなら契約しない方がいいでしょう。
その他、一時的(1日あたり1時間くらい)でも速度低下が許せない人や口座振替で申し込みたい人もmineoは向きません。
mineo(マイネオ)に契約すべき人
デメリットだらけに見えるmineoですが、格安SIMの中では常に上位の人気を誇る格安SIMです。以下、mineoが向いている人をまとめました。
おすすめできる
- 1.5Mbps使い放題のパケット放題Plusに惹かれる
- 手持ちのキャリア端末で簡単に乗り換えたい
- mineoの独自サービスが面白いと感じる
- ユーザーからの指示が熱い格安SIMを使いたい
mineoは、中速使い放題のパケット放題Plusが強力です。
5GB以下は月額385円のオプション料金がかかりますが、それでもYoutubeはじめ多くのアプリが使い放題になると考えれば安いものです。
また、トリプルキャリア対応なので手持ちの端末で乗り換えやすいのもメリット。SIMカードを挿し変えるだけで、すぐに格安SIM生活に入ることができます。
その他、フリータンクやゆずるねなどmineo独自のサービスに惹かれる方にもおすすめです。
【裏技】mineoの乗り換えが危険と感じるならデータSIMでお試ししよう
mineoに乗り換えたいけど、デメリットが気になって二の足を踏む・・といった場合は、いきなりMNP(電話番号を引き継いで乗り換え)を行わず通話機能のないデータSIMをお試し契約するといいでしょう。
データSIMは通話機能ありの音声通話SIMより安く、最安だと880円から申し込めます。契約後は、電波の繋がり具合や通信速度など思う存分試しましょう。
通話は試せませんが、mineoの音声回線はドコモ・au・ソフトバンクと同じ品質なので心配しなくて大丈夫です。
十分に試した後、ダメならそのまま解約して乗り換えはなし(解約金0円)。気に入ったら今度はメイン回線として音声通話SIMでMNP乗り換えればOKです。
なお、データSIMを利用する場合は、契約時に「シングルタイプ」を選択してくださいね。
まとめ
mineoにはいくつかのデメリットがあり、万人には向きません。特に、端末代金が安くないので端末セット契約を考えるなら辞めておいた方がいいでしょう。
しかしながら、致命的なやばいデメリットは見当たらず多くの人におすすめできるのも事実です。
SIMのみ契約で、mineo独自のパケット放題Plusやフリータンクなどを使ってみたいなら、試してみる価値は十分にありますよ。