引っ越しで4月から新生活となる人も多いことでしょう。
新生活の準備に追われ、ネット回線の準備は後回しになりがちではないでしょうか。
引っ越しが終わってからインターネット回線を申し込めばいいかな!と思っている人は要注意です。
引っ越しシーズンは不動産や、引っ越し業者だけでなく、ネット回線の会社も繁忙期なので、ネットが使えるようになるのにかなりの時間がかかることがあります。
新生活に合わせてネットが使えるように、早めに申し込む準備をしましょう!
目次
無線LANとWi-Fiの違いは!?Wi-Fiは無線LANの規格の一つ
今回の記事では無線LANとWi-Fiという言葉が出てくるので、まずはこれらの違いを説明します。
これら2つの単語は同じような意味として認識されていますが、以下のような違いがあります。
「Wi-Fi CERTIFIED」というロゴが表示されていない製品は、「Wi-Fi Alliance」に認定されていないので、正確には「Wi-Fi」とは呼べないようです。
最近は無線LAN環境があれば、Wi-Fi利用端末は問題なく通信できると言えるでしょう。
おすすめのインターネット回線
様々なインターネット回線を使ってきた僕が、特に一人暮らしにおすすめできそうなインターネット環境をまずは紹介します。
一番は光回線
僕が自宅用に一番いいなと思うネット環境は、以下のようなメリットからやはり光回線となります!
光回線のメリット
家でストリーミングでガンガン音楽を聴く、YouTubeなどの動画サービスを綺麗な画質で見たい、複数のPCやスマホ、タブレットで同時に使用する、オンラインゲームをやる…といった用途であれば、間違いなく光回線がおすすめです。
今は1Gbps以上で通信できるギガタイプの光回線が普及しているので、選べるのであればぜひ使用したいですね。
Gbps(ギガビーピーエス)bpsとはbits per second(ビットパーセカンド)つまり、1秒間にどのくらいのデータを転送できるかを表す単位のことを指します。1Gbpsだと、1秒間に1,000メガビットのデータを転送できる通信速度のことになります。
「8ビット = 1バイト」なので、1Gbpsだと、1秒間に125メガバイト転送できるということですね。
1Gバイトのデータをダウンロードする場合、8秒で完了するということです!
後ほど紹介するのですが、僕はSo-netの高速光回線「NURO光」を一番活用しています。
家中どこでもネットが使える便利な無線LANは、光回線サービスによって別途利用料が月額550円(税込)程度かかるものや、無料で利用できるものがあります。
携帯ゲーム機などのように、Wi-Fiに繋いで通信できるような端末も、無線LANがあれば通信できるので安心です。
ネット環境としては最高に素晴らしい光回線だけれど、下記のようなデメリットもあるので覚えておきましょう。
光回線のデメリット
- 毎月の利用料金がやや高い
- 回線工事などがあり、開通に時間がかかる
- 賃貸物件の場合、不動産や管理会社などに工事の許可が必要
- 外出先では使えない
集合住宅で光回線が導入されていて、マンションタイプというものに入れれば、割安な料金となるのですが、自分で個別に光回線を導入する一般的なギガタイプの光回線だと、平均的に毎月5,000以上の出費となってしまいます。
ただし、使っているスマホやタブレットなどの端末がドコモ、au、ソフトバンクだと、端末ごとに毎月最大1,100円割引となる光回線が多いので、セット割引は活用したいところです。
各キャリアの割引サービス名
キャリア名 | 割引サービス名 |
---|---|
ドコモ | ドコモ光セット割 |
au | auスマートバリュー |
ソフトバンク | おうち割 |
※毎月550円(税込)程度で使える固定電話サービス光電話への加入が条件となる場合が多い。
割引のためだけに申し込んで、電話機を設置しなくてもOK。
光回線は自宅内で利用するサービスなので、当然外出先では使うことができません。
外出先でもインターネットを利用したい場合はモバイルWi-Fiサービスかスマホでのテザリングなどを検討しましょう。
あまりおすすめできないインターネット回線
マンションで無料で利用できる場合を除き、ジェイ○ムなどケーブルテレビのインターネットはあまりおすすめできません。
同じアパート内で利用する人が増える時間帯では、極端に速度が低下したりすることがあるからです。
また、以前は主流だったADSLも、2023年1月にはフレッツADSLが終了、2024年3月にはソフトバンクもADSLサービスを全て終了することを発表しています。
15年前、僕が初めてインターネット回線を自宅に導入した際は、1.5MbpsのADSLでした。
動画をストリーミングで見るなんていうことも、なかなかなかったですしね。
あの頃は、あれで快適に使えていたから、懐かしいです…。
キャリア別おすすめ光回線
ドコモユーザーのための「ドコモ光」
ドコモ光はプロバイダによって速度差や料金差がかなり異なってきます。
僕は2018年10月から事務所にドコモ光を導入しました。
v6プラス対応で高速通信可能、有線/無線LANルーターが無料レンタル可能なことから、プロバイダは「>>GMOとくとくBB」を選びました。
僕の環境では、ドコモ光×GMOとくとくBBで、以下の通信速度が出ています。
2020年10月に1週間かけて自動速度測定した結果をグラフにしました。
Windows PC(DELL New Vostro 15)をGMOとくとくBBから無料レンタルしているNECの光回線ルーター「Aterm WG1900HP2」に有線LANでつなぎ、1時間に1回自動計測しています。
10月7日から1週間検測した結果を載せています。我ながらマニアック!
平均値としては、
となっています。
2015年のサービス開始当初、遅い遅いと言われていたドコモ光ですが、随分と高速通信できるようになったと言えますね。
auユーザーは「auひかり」
KDDIが行なっている「auひかり」がおすすめです。提供エリアもNTTのフレッツ光には敵いませんが、国内の70%を超えていて広いです。
KDDIの正規代理店「NNコミュニケーションズ」が高額なキャッシュバックを実施しているので、検討してみるのも良いでしょう。代理店経由でも複数のプロバイダの中から一つを選ぶことができます。
KDDIは1Gbpsの「ギガ得プラン」を早くから提供していて、定評があります。
僕が計測している限り、NURO光に次いでauひかりも高速です。
ソフトバンクユーザーは「NURO光」
NURO光の対応エリアに住んでいて、特にソフトバンクユーザーや、高速な光回線を求める人であれば「NURO光」がおすすめです。
2023年10月現在、NURO光の最新対応エリアは以下となっています。
※緑色の都道府県がNURO光の対応エリアとなります。
市区町村別に対応エリアかどうかを細かく調査しました↓
北海道 | 北海道 |
---|---|
関東1都6県 | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県 |
関西2府3県 | 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県 |
東海4県 | 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県 |
中国2県 | 広島県、岡山県 |
九州2県 | 福岡県、佐賀県 |
※一部地域を除きます
ソフトバンクのスマホ端末と、NURO光、そして月550円(税込)のNUROひかり電話に加入することで、おうち割が適用されます。
NUROひかり電話に申し込むだけで、別段、固定電話を使わなくても、実質割引が適用されます。
僕はスマホは格安SIMの「UQモバイル」を使っていて、キャリア割引は受けられないものの、NURO光を満足して使っています。
有線LANで下り900Mbps台、Wi-Fiでも下り300Mbps台が日常的に出ています。


光回線の通信速度はマシンスペックにも大きく依存しますね。
まとめ
4月からの新生活に合わせてネットを利用したいという人で、光回線を申し込みたい人はくれぐれも早めに申し込みをするようにしたいですね。
輝かしいインターネット生活が送れることを埼玉の川越で願っています。
ああ、一人暮らし羨ましいなぁ…!!!