転勤や就職などで引っ越しをする場合、光回線は一度解約する必要があります。
しかしauひかりでは、定期契約中に解約すると高額な違約金が発生してしまうんですよね。
そこで今回は、
- auひかりの解約にかかる料金や
- 解約しても解約違約金がかからない裏ワザ
について詳しく紹介していきます!
目次
auひかりの引っ越し時に発生する解約違約金
基本的にどの光回線サービスでも、更新月以外で解約を行うことで解約違約金が発生します。
もちろんauひかりも例外ではありません。
ただauひかりでは
- ホームプランとマンションプランで違約金に差がある
- auひかりの違約金とプロバイダ違約金がある
といった点に注意が必要です。
auひかりは更新月以外で解約すると違約金が発生する
auひかりでは以下のような更新月を設けています。
2年契約の更新月
3年契約の更新月
auひかり契約の定義としては、
- 2年契約なら契約から25~26カ月目
- 3年契約なら契約から37~38カ月目
が更新月に該当します。
では、具体的にどの程度の違約金が発生するのでしょうか?
auひかりの違約金一覧
auひかりの違約金は、ホームプランとマンションプランで異なります。
各プラン | ホームプラン | マンションプラン | ||
---|---|---|---|---|
更新月 | 解約違約金 | 月額料金 | 解約違約金 | |
標準プラン (契約期間なし) |
なし | 0円 | なし | 0円 |
ギガ得プラン (2年更新) |
25カ月目〜 | 9,500円 | 該当なし | |
49カ月目 | ||||
ずっとギガ得プラン (3年更新) |
37カ月目〜 | 15,000円 | ||
73カ月目 | ||||
お得プランA | 該当なし | 24カ月まで | 7,000円 |
更新月以外でauひかりを解約することで、
- ホームプランでは最大15,000円
- マンションプランでは7,000円
といった違約金が発生することが分かりますね。
auひかりのマンションプランは解約の規制が緩い
auひかりのホームプランで2年(3年)契約をすると、更新月に解約しない場合はどちらも契約が自動更新されます。
最初の更新月で解約できなかったときは、新たに2年もしくは3年後の更新月に合わせて解約しなければ違約金が発生する仕組みです。
対してauひかりのマンションプランでは、2年以内に解約することで違約金が発生しますが、2年以降の更新月はないんですよね。
そのためホームプランより解約についての規制は緩いと言えるでしょう。
ただし、更新月を1日でも過ぎてしまうと違約金が発生することに注意が必要です。
プロバイダの違約金
auひかりでは、プロバイダを経由した申込みができます。
しかし契約するプロバイダによっては、独自で定められている契約期間内に解約すると違約金が発生します。
以下にauひかりプロバイダの違約金をまとめました。
auひかりプロバイダ | ホーム標準プラン | マンションプラン |
---|---|---|
So-net | 違約金なし | |
au one net | 違約金なし | |
@nifty | 違約金なし | |
AsahiNet | 6カ月以内に解約すると違約金発生 | |
DTI | 6カ月以内に解約すると違約金発生 | |
@T-COM | 6カ月以内に解約すると違約金発生 | |
BIGLOBE | 違約金なし | 24カ月以内の解約で違約金発生 |
引っ越しなどを機にauひかりを契約するときは、
- どのプロバイダから違約金が発生するのか
- どのくらいの期間で解約すると違約金が発生してしまうのか
など考慮してプロバイダを選択すると良いでしょう。
違約金の請求は、auひかりの料金の請求と一緒に請求されます。
auひかりプロバイダ解約時の注意点
注意する点として、※ au one net以外のプロバイダを契約しているなら、月の途中での解約は、解約した月分の月額料金を支払わなくてはなりません。
また「テレビサービス」も申し込んでいるのであれば、解約月の月額料金までを支払う必要があります。
注意!解約にかかる費用は違約金だけじゃない
解約する場合は、auひかりの違約金やプロバイダの違約金のみではありません。
そのほかに工事残債額や回線撤去料も支払わなくてはなりません。
工事費残債が一括請求される
auひかりを契約すると月々のプランに応じた金額のみでなく、初期工事費がかかり、その工事費用は分割で月の支払いに含まれます。
しかし、初期工事費用を払い終わらないうちに解約すると、工事費用の残った金額をすべて一括で支払う必要があります。
auひかりの初期工事費用
auひかりの初期工事費用は以下のとおりです。
各プラン | 初期工事費用 | 分割内訳 |
---|---|---|
ホームプラン | 37,500円 | 625円 × 60カ月 |
マンションプラン | 30,000円 | 1,250円 × 24カ月 |
auひかりでは更新月に満たない解約をする際、初期工事費の残債も一括で支払います。
例として、ホームプランのずっとギガ得プランを1年3カ月で解約した場合を想定し、
- 解約違約金
- 工事費残債の支払い
以上を合計した内容を一覧にまとめてみました。
項目 | 費用 | 内訳 |
---|---|---|
解約違約金 | 15,000円 | 2年未満の解約 |
工事費残債 | 28,125円 | 37,500円 – 625円×15カ月 |
合計 | 43,125円 | 15,000円 + 28,125円 |
注意したいのは「工事費無料キャンペーン」とうたっていても、更新月に満たないうちに解約してしまうと工事費残債を一括支払いしなければならないことでしょう。
そしてauひかり独自の仕様なのですが、解約に伴い回線撤去が必要となります。
auひかりでは回線撤去費用がかかる
auひかりでは2018年3月1日以降、回線を撤去する場合に回線撤去費用がかかることになりました。
KDDIは、2018年3月1日より、光ファイバーを用いたインターネットサービス「auひかり ホーム」において、サービス解約時の光ファイバー引き込み設備の取り扱いを改定致します。
改定前は撤去工事が希望に応じて任意で行われていたんですよね。
しかし改定以降は撤去費用31,680円(税込)が必須となってしまいました。
対象サービス | 回線撤去費用 | |
---|---|---|
2018年3月1日以前 | 2018年3月1日以降 | |
auひかり ホーム | 11,000円 | 31,680円 |
※料金は全て税込表示となります
正直auひかりの契約で一番ネックとなる部分と言えます。
ただし、撤去工事費用が必須となるのは戸建て(ホームタイプ)の場合のみとなります。
auひかり解約時に撤去費用が該当するプランは以下のとおりです。
【回線撤去費用が発生するプラン】
- 2018年3月1日以降に契約したauひかりのホームタイプ
- auひかりホーム 5ギガ
- auひかりホーム 10ギガ
マンションタイプなら撤去工事費は発生しない
マンションの回線は、マンションの住人が共同で回線を利用するので、たとえ解約しても回線を撤去する必要がありません。
そのため、マンションに住んでいる場合は回線撤去費用は掛かりません。
auひかりをマンションで利用する場合、回線撤去費用がかからないのはメリットと言えますね。
auひかり解約時にかかるすべての費用
auひかりで違約金のないプロバイダと契約していることを前提に、
- 解約違約金
- 工事費残債
- 回線撤去費用
といった解約時に発生する費用を一覧にまとめてみました。
内訳 | 一戸建て(3年プラン) | 一戸建て(2年プラン) | マンション(2年プラン) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
解約時期 | 1年3カ月 | 2年5カ月 | 1年3カ月 | 2年5カ月 | 1年3カ月 | 2年5カ月 |
解約違約金 | 15,000円 | 15,000円 | 9,500円 | 9,500円 | 7,000円 | 7,000円 |
工事費残債額 | 28,125円 | 19,375円 | 28,125円 | 19,375円 | 11,250円 | 0円 |
回線撤去費用 | 28,800円 | 28,800円 | 28,800円 | 28,800円 | ||
合計額 | 71,925円 | 63,175円 | 66,425円 | 57,675円 | 18,250円 | 7,000円 |
戸建てとマンションでは、解約した時に支払う額が5万円ほど違うことが分かります。
auひかりを引っ越しで解約するとき、特に戸建ての場合は「解約違約金 + 工事費残債 + 回線撤去費用」といった費用を一括で支払う必要があることは、あらかじめ認識しておくと良いでしょう。
auひかりの引っ越しで違約金を0円にする方法3つ
auひかりは他社回線と比較して、比較的に違約金が高いと言われています。
しかしできるだけ、解約違約金を支払わずに済ませたいですよね。
そこで、解約違約金を0円にするとっておきの方法を3つ紹介します。
更新月に合わせて解約する
auひかりの解約違約金を0円にする方法1つ目は、更新月に解約すること。
当たり前ですが、侮れません。
というのも引っ越しによるauひかり解約時には、先に紹介した
- 解約違約金
- 工事費残債
などのほかに「回線撤去費用」がかかることもあり、かなり高額な出費を余儀なくされます。
しかし更新月で解約すれば、違約金と工事費を全て相殺することができるため、支払う費用は純粋に回線撤去費用のみにできるんですね。
さらにauひかりをマンションで2年定期契約していれば、2年以降は契約の縛りがなくなるため、解約時に発生するすべての費用を0にすることが可能です。
auひかりを継続利用する
引っ越し時にauひかりの解約違約金を0円にする方法として、引っ越し先でauひかりを継続利用する方法があります。
基本的に引っ越し前に契約していたプロバイダも同じであれば、auひかりの移転手続きを行うことで
- 解約違約金
- 初期工事費用
といった費用をかけずに済みます。
注意点として
といった条件では一般の解約と同じ扱いとなってしまうため、違約金・工事費用の残債・回線撤去費用が発生します。
引っ越し先ではauひかり回線が利用できない場合もあるので、あらかじめauひかりのエリア確認で継続利用できるか確認しておくことをおすすめします。
【裏ワザ】他社光回線へ新規契約しキャッシュバックで相殺
他社の光回線を解約して新規契約することで、キャッシュバックのキャンペーンを利用して解約違約金を相殺することが可能です。
auスマートバリューが適用される各光回線サービスを、エリアごとに一覧にしてみました。
スマートバリューがある光回線
auでスマートバリューを利用しているなら、スマートバリューが利用できる回線を選ぶとよいでしょう。
エリア | 光回線 |
---|---|
全国エリア | ビッグローブ光、So-net光プラス、@nifuty光、光J |
東海エリア | コミュファ光 |
関西エリア | eo光 |
中国エリア | メガ・エッグ光 |
四国エリア | ピカラ光 |
九州エリア | BBIQ光 |
自身が契約しているスマホや携帯キャリアと同じ会社を選ぶことで、さらに割引が受けられます。
おすすめとなる光回線の1つは、So-net光です。
光コラボなので、専用回線や装置を持ち非常に高速な「NURO光」と「auひかり」には速度は一歩劣ってしまうものの、キャッシュバックが非常に魅力的です。
NURO光へ乗り換え
乗り換えキャンペーンがある他社の光回線を利用することで、引っ越しによるauひかりの違約金等を相殺することができます。
特におすすめはNURO光です。
以下Webページからの申し込みで、45,000円のキャッシュバックを受け取ることができます。
auひかりでは回線撤去費用が31,680円(税込)必ず発生しますが、45,000円キャッシュバックであれば全額相殺することができます。
さらに今なら、
といった条件でOKな点も見逃せません。
またもう1つ見逃せない点が、月額料金が5,000円代前半であることです。
NURO光 戸建タイプ 3年契約時の料金
項目 | 開通月 | 2ヵ月目 | 3~37ヵ月目 |
---|---|---|---|
月額基本料金 | 2ギガ(3年契約) 5,200円 / 2ギガ(2年契約) 5,700円 | 2ギガ(3年契約) 5,200円 / 2ギガ(2年契約) 5,700円 | 2ギガ(3年契約) 5,200円 / 2ギガ(2年契約) 5,700円 |
基本工事費割賦 | 1,230円 | 1,222円 | |
特典割引額 | -1,230円 | -1,222円 | |
支払い額 | 2ギガ(3年契約) 5,200円 / 2ギガ(2年契約) 5,700円(最大) | 2ギガ(3年契約) 5,200円 / 2ギガ(2年契約) 5,700円 | 2ギガ(3年契約) 5,200円 / 2ギガ(2年契約) 5,700円 |
※料金は全て税込表示となります
他光回線サービスでは基本的に月額料金は5,000円を超えることも多く、最大通信速度10Gbpsを誇ることも含めると、NURO光はauひかりから乗り換えてもまったく遜色のない光回線サービスと言えるでしょう。
記事のまとめ
auひかりの途中解約にかかる費用は、
- auひかりの解約違約金
- プロバイダの解約違約金
- 初期工事費用の残債額
- 一戸建ては回線撤去費用
といった主に4つです。
しかし次の方法を利用することで、解約違約金を0円にすることが可能です。
違約金がタダになる方法を知っておけば、解約するときに発生する違約金などを気にせず安心して引っ越し先で好きな光回線サービスを利用することができますね。
ぜひいろいろな違約金の相殺方法を利用して、快適なインターネットを楽しんでください。