「povo2.0で5Gを使ってみたい!」
次世代通信サービス「5G」が国内の大手キャリアでも本格的にスタートしました。
auでももちろん5Gを使えますが、auの格安プランであるpovo2.0でも5Gに対応しているのでしょうか。
結論から言うとpovo2.0は5Gに対応しています。追加料金や申し込みは不要で誰でも利用可能です。
ただし5Gは対応エリアが狭いため、実際に利用できる人は限られてしまいます。本記事ではpovo2.0の5Gの対応エリアや注意点、対応機種について詳しく解説します。
※povo1.0・auからpovo2.0への変更はこちら
povo2.0は5Gに無料で対応!SIM交換など切り替えは不要!
povo2.0は5Gに対応しています。そのため、povo2.0は最初から5Gを利用可能です。
すでに受付を終了したpovo1.0についても追加料金なしで使えます。申し込みやSIM交換なども不要です。
5Gと4Gの違い
5Gとは、5世代目を意味する「5th Generation」の略で、「第5世代移動通信システム」とも呼ばれます。
1世代前の4Gと比べ、5Gは最大通信速度が速く、膨大な端末との同時接続も可能です。また「低遅延」という特徴もあり、4Gよりも10倍優れた精度で操作ができると言われています。
いつから5G対応になった?
povoは、サービス開始直後は5Gに対応していませんでしたが、2021年9月14日から対応となりました。povo2.0で5Gを使う上で特別な設定は不要です。
対応エリア内に入っていれば、自動的に5G通信となります。
povo2.0の5G対応エリアはどのくらい広い?
2024年9月時点では、povo2.0の5G対応エリアはあまり広くないのが現状です。
povo2.0はau回線を利用します。そのため、5Gの対応エリアも本家auと同じです。
auの対応エリアを見てみると、5Gを利用できるのは首都圏や関西圏などの都市部に集中しています。地方や山間部では、auの5Gが使えないエリアがほとんどです。
都市部でも、まだ完全にはカバーできていません。
以下は東京23区の対応エリアです。ピンク色と濃いオレンジ色のエリアがauの5G対応エリアですが、文京区や台東区などは5Gに対応していないエリアが目立ちます。
現状では、povo2.0も5Gのエリアが広いとは言えません。今後に期待しましょう。
5Gエリアの詳しい調べ方
povo2.0の5Gエリアはau公式サイトのエリアマップから調べられます。
povoは1.0も2.0もau回線を利用しています。対応エリアもauと全く同じなので、auの5Gを利用できるエリアなら、povoの5Gも利用可能です。
検索する際に電波の種類を選べるので「5G」を選択してください。その後、エリアを調べたい住所や郵便番号を入力することで5Gの対応エリアかどうかをチェックできます。
マップでピンクもしくは濃いオレンジになっているエリアが5G対応エリアです。それ以外のエリアでは5Gを使えません。
なお、現時点だけでなく今後の対応予定エリアも調べられます。
povo2.0の電波は悪い?繋がりやすさを考察
povo2.0に関して「電波が悪いのではないか」「ちゃんと繋がるのか」と不安な人もいるかもしれません。
結論から言うと、よほど山間部等でなければpovo2.0はちゃんと繋がります。
povo2.0の対応エリアが狭いのは、あくまで5Gに限定した場合です。4Gに関しては全国カバー率が99%を超えており、対応エリアはかなり広いと言えます。
山間部や地下鉄車内、混雑した場所(イベント会場など)でなければ、電波の入りが悪いと感じることはありません。
povo2.0で5Gが使えないときの確認事項
povo2.0で5Gが使えない時は以下の項目をチェックしてください。
- 5G対応エリア内か
- 端末が5Gに対応しているか
- 設定で5Gがオフになっていないか
- 初期設定が正しくできているか
5G対応エリア内か
povo2.0で5Gを利用できるのは5G対応エリア内に限られます。まずはau公式サイトのエリアマップページから、今いる場所が5G対応エリアなのかをチェックしてください。
端末が5Gに対応しているか
5G通信を利用するためには、povo2.0を使う端末も5Gに対応している必要があります。取扱説明書やメーカー公式サイトなどで、端末の5G対応状況を見直してみましょう。
設定で5Gがオフになっていないか
エリアも機種も問題ないのに5Gを使えない時は、設定で5G通信がオフになっているかもしれません。設定を見直してみてください。
- Android:「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「優先ネットワークの種類」で「5G(推奨)」を選択する
- iPhone:「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「音声通話とデータ」の順にタップし「5Gオン」または「5Gオート」を選択する
初期設定が正しくできているか
5Gだけでなくpovo2.0自体が使えない場合は、そもそも初期設定がうまくいっていない可能性があります。
開通手続きがちゃんと完了しているか、APNが間違っていないかなどを再確認してください。
※povo1.0・auからpovo2.0への変更はこちら
povo2.0の5Gの速度は遅い?
povoの5G通信はどれくらい速いのか気になりますね。そこで、povoの5Gを利用しているユーザーの口コミをTwitterから集めてみました。
左:家の回線速度
右:5G環境のpovo2.0回線速度
家の方が18倍も遅い…!
てかpovoの5G凄え! pic.twitter.com/oneqzlxvVv— あつ電子P (@atsudenshi) January 23, 2023
POVO 5gをZenFone8に読み込ませた結果 pic.twitter.com/QP52nU197p
— セリノ@ガジェ垢 (@seriGaje22502) November 3, 2021
Mi 11 Lite 5Gでpovoを使ってみた。webでは対象外エリアだったが実際は入ってた pic.twitter.com/ihIfDCy14K
— keiji (本体) (@1027kg) November 5, 2021
通信速度はエリアや端末によって異なりますが、おおむね200~300Mbpsは安定して出ていますね。本家auの5Gにも負けない、かなり速い速度です。
また、4G通信の速度でも80Mbpsを超えており、通信品質が非常に優れていることが分かります。
povoの測定結果
Ping値: 56.8ms
ダウンロード速度: 85.03Mbps(速い)
アップロード速度: 66.48Mbps(速い)https://t.co/PovWRp2AWX #みんなのネット回線速度— 霧島ぽよ🍑 (@KirishimaSaburo) January 21, 2023
条件とか素人にはわからんことが色々あるんだろうが、povoの方がauより圧倒的に速いのは最早なんらかのバグだろうに
←povo
au→ pic.twitter.com/3QsdJVNGSz— Yusuke|ライター (@Yusuke_writer_) December 30, 2022
これだけの速度なら高画質な動画の視聴やアプリのダウンロードなどもストレスなくこなせるでしょう。
povo2.0で使えるおすすめの5G対応機種
2024年9月時点、5G端末はスタンダードになりつつあり、以前と違って数多くのメーカーが対応しています。
まず、おすすめなのがiPhoneシリーズ。最新シリーズは間違いなく対応しており、5G通信なら高性能なiPhoneの機能を最大限に引き出せます。
iPhone 12や13あたりが徐々に値下げされてきているので、狙い目でしょう。
Androidについては、選択肢が豊富です。近年は、GoogleのPixelシリーズや高コスパで有名なOPPOのスマホなどが人気となっています。
Pixelシリーズは、povo2.0で動作確認が進んでいるので安心して使用できます。そのほか、AQUOS・Xperia・Galaxyなどお馴染みの人気メーカーも5G対応。
カメラ性能が高いハイエンド機種が欲しいなら、Galaxyシリーズがおすすめです。
以下、povo2.0対応で2024年9月時点で特におすすめの5G対応端末を2つご紹介しておきます。
おすすめ1:iPhone 14 Pro
出典:アップルストア
ディスプレイ | 6.1インチ 2,556×1,179 |
---|---|
サイズ | 約W71.5×H147.5×D7.85mm |
アウトカメラ | 4,800万画素+1,200万画素+1,200万画素 |
インカメラ | 1,200万画素 |
内蔵メモリ | RAM:非公開 ROM:128 GB /256 GB /512GB/1TB |
バッテリー容量 | 非公開 |
重量 | 206g |
防水・防塵 | IP68 |
Felica(Apple Pay) | 〇 |
5G通信 | 〇 |
iPhoneシリーズの最新モデルです。過去モデルにあったノッチ(ディスプレイの切り欠き)がなくなり、代わりに横長のパンチホールが採用されました。
ただのパンチホールではなく、通知に合わせて表示が変わる「Dynamic Island」という新しい機能も利用可能です。
自慢のカメラもさらに進化しています。メインカメラの画素数が大きく向上し、より明るく鮮明な写真を撮影できるようになりました。
新しい撮影モード「アクションモード」を搭載し、手持ちでもブレの少ないなめらかな映像を撮影可能です。
価格は149,800円(Apple Store)からと高めですが、カメラにこだわるならiPhone 14 Proがおすすめですよ。
おすすめ2:Pixel 6a
出典:Googleストア
ディスプレイ | 6.0インチ 2,400×1080 |
---|---|
サイズ | 約W71.8×H152.2×D8.9mm |
アウトカメラ | 1,220万画素+1,200万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
内蔵メモリ | RAM:6GB ROM:128GB |
バッテリー容量 | 4,410mAh |
重量 | 178g |
防水・防塵 | IP67 |
おサイフケータイ | 〇 |
5G通信 | 〇 |
Google自身が開発・発売するAndroid搭載スマホです。独自開発SoC「Tensor」を搭載し、ミドルレンジながらハイエンドモデル並みの処理性能とカメラ性能を誇ります。
写真に写り込んだものを消せる「消しゴムマジック」やリアルタイム翻訳など、GoogleのAI技術が詰め込まれた1台です。
充実したスペックながら、53,900円(公式ストア)という手ごろな価格に抑えられています。コストパフォーマンスでは、2022年に発売されたAndroidスマホでも断トツです。
※povo1.0・auからpovo2.0への変更はこちら
povo2.0で5Gを利用するときの注意点
povoの5Gを利用するときは、以下の点に注意しましょう。
- povo公式サイトで端末を購入できない
- 地方は4G通信になる可能性がある
- 5G対応機種でないと使えない
povo公式サイトで端末を購入できない
povo2.0では端末セットの販売がないため、大手キャリアのような機種変更ができません。
利用するスマホを変更する場合はネット通販や家電量販店などでSIMフリースマホを購入し、SIMを入れ替えてください。
なお、端末を購入する際は対応端末ぺージから、povoで動作確認されているかをチェックしましょう。
5G対応機種はどこで購入できる?
主な購入場所としては、
- 大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)
- 格安SIM事業者
- 家電量販店
- ネット通販
- アップルストア
- オークション・フリマアプリ
- 中古販売店
などがあります。povo2.0に確実に対応している5G対応端末が欲しいなら、auオンライショップがおすすめです。
auオンライショップは、au以外のユーザーでも端末のみ購入が可能。また、auユーザーの人はauオンライショップで機種変更して、そのままpovo2.0に移行することが可能です。
地方は4G通信になる可能性がある
povoの5Gは対応エリアが限られます。5Gはまだ普及途中で、首都圏や関西圏などの都市部でしか利用できません。
地方や郊外、山間部だと5Gの対応エリア外の場所が多いです。5G目当てでpovo2.0を契約する場合は、事前に対応エリアをしっかりチェックしてください。
5G対応機種でないと使えない
5Gを利用するためには端末側も5Gに対応している必要があります。povo2.0の5Gエリア内でも、5Gに対応していない機種では4Gしか使えません。
もし4G端末を利用している場合は5G対応機種に変更しましょう。
まとめ
- povoは5G通信に無料で対応している
- 5G対応エリアはauと同じ
- 注意点として、地方はエリアが行き届いていない、5G対応機種でないと使えないなどがある
povo2.0は5G通信に対応しています。追加料金や申し込みなどは不要で、誰でも無料で利用可能です。
通信速度も非常に速く申し分ありません。
ただし、対応エリアはまだまだ狭いのが現状です。povo2.0で5G通信を利用したい場合は対応エリアを事前にチェックしておきましょう。
また、5G対応機種も必要です。これから新たに機種を購入する場合はiPhoneやPixelシリーズなどを検討するといいですよ。
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