auひかりのルーター設定や無線LAN接続は難しいのでしょうか?
もし自分でインターネット通信の接続設定を行っても、全然インターネットにつながらない!ということでは困りもの。
今回の記事では、
- auひかりのホームゲートウェイの接続方法
- 外付けWi-Fiルーターも利用した接続方法
について詳しく紹介していきます!
auひかりのルーター・ホームゲートウェイで無線LAN接続する方法
auひかりを申し込むことで、HGW(ホームゲートウェイ)・ONU・ケーブル類がセットで送られてきます。
HGW(ホームゲートウェイ)
ONU
端末名 | 正式名称 | 役割 |
---|---|---|
HGW | ホームゲートウェイ Home gateway |
規格の違う通信状態を中継する機器のこと。 |
ONU | 光回線終端装置 Optical Network Unit |
光ファイバーケーブルの電気信号を 光信号に変える機器のこと。 |
1・無線LAN機能ランプの点灯を確認する
最初にONUとホームゲートウェイを正しく接続します。
- ONUの光コンセントと電源コンセントをつなぐ
- ONUをホームゲートウェイのポート「WAN10G」へLANケーブルでつなぐ
(10ギガと5ギガサービスを利用している場合はポート「LAN4 10G」へ) - ホームゲートウェイの電源をコンセントに挿入する
- 緑色の更新ランプが点灯し、2~3分で自動設定が完了
- 無線LANのランプが点灯しているかを確認する
2・SSIDや暗号化キーを子機に設定する
SSIDや暗号化キーは、基本的にホームゲートウェイ機器本体の裏面に記載されています。
電源を入れて無線LANのランプがついていることを確認したら、PCやiPhone、Androidなどのモバイル機器へつなぎます。
PCへのつなぎ方
PCからauひかりの無線LANへ接続する方法です。
- PCの電源を立ち上げる
- 設定をクリックしてネットワークをクリックする
- auひかりのSSIDを選択する
- 暗号化キー(パスワード)を入力する
- 接続される
iPhoneへのつなぎ方
- iphoneの「auお客様サポート」の画面を出す
- 「iphone設定ガイド」または「設定」をクリックする
- 暗号化キー(パスワード)を入力する
- 接続される
Androidへのつなぎ方
- 「auWi-Fi接続ツール」の画面を出す
- 暗号化キー(パスワード)を入力する
- 接続される
3・インターネットの接続を試す
インターネットが正しく接続されていれば、ホームゲートウェイは以下のように点灯します。
ホームゲートウェイの点灯 | 点灯箇所イメージ |
---|---|
|
インターネットの動作確認ができれば、正しく設定されています。
ランプの点灯がない場合は、正しく設定がなされていないかホームゲートウェイを再起動してみると良いでしょう。
Windows7・8・10の場合
- 「スタート」をクリックし、「コントロールパネル」をクリックする
- 「ネットワークとインターネット」から「ネットワークと共有センター」を選び、「アダプター設定の変更」をクリックする
- 「ローカルエリア接続」を右クリックし、「プロパテイ」をクリックする(ユーザーアカウント制御画面の表示の場合は「はい」か「続行」をクリックする
- 「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)を選択して「プロパテイ」をクリック
- 「IPアドレスを自動的に取得する」と「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」にチェックして「OK」をクリックする
- 「OK」か「閉じる」をクリックする
- 「ネットワークとインターネット」に戻り、「インターネットオプション」をクリックする
- 「接続」をクリックし、ダイヤルアップ設定がある場合は「ダイヤルしない」をクリックする
- 「OK」をクリックして、インターネットを利用して接続しているかを確認する
Mac OS X10.11の場合
- メニューの「システム環境設定」を開く
- ネットワークアイコンを選択する
- 「Ethernet」を選び、「IPv4の設定」から「DHCPサーバーを使用」を選択する
- 「DNSサーバー」はそのままで「検索ドメイン」が空白になっていることを確認する
- 「適用」をクリックしてウインドウを閉じる
- インターネットの動作確認をする
auひかりのホームゲートウェイで無線LAN接続するときの注意点
ホームゲートウェイで無線LAN接続するときの注意点は、ホームゲートウェイの古い機種が支給されるかもしれないことです。
auひかりのホームゲートウェイで「ホーム・マンションギガ・マンション ミニギガ」に対応している機種は
- BL1000HW(最新機種)
- BL900HW
- BL190HW
- BL170HW
といった4機種です。
またマンションで契約した場合は「タイプV、都市機構DX」に対応している機種は
- BL902HW(最新機種)
- BL172HV
- BL170HV
- BL150HV
といった4機種となっています。
ホームゲートウェイのスペック一覧
機種によって通信速度や周波数帯が異なるため、それぞれのホームゲートウェイ機種の違いを比較してみました。
契約プラン | 機種 | 無線LAN最大速度 | 内蔵無線規格 |
---|---|---|---|
ホーム マンションギガ マンションミニギガ |
BL1000HW | 2.4GHz/5.0GHz (2401.9Mbps/1147.1Mbps) |
IEEE802.11ax(Draft) /ac/a/b/g/n |
BL900HW | 2.4GHz/5.0GHz 450Mbps |
IEEE802.11a/b/g/n | |
BL190HW | 2.4GHz 54Mbps |
IEEE802.11b/g | |
BL170HW | 2.4GHz 54Mbps |
IEEE802.11a/b/g | |
マンションタイプV 都市機構DV |
BL902HW | 2.4GHz/5.0GHz 450Mbps |
IEEE802.11n/aおよび IEEEE802.11n/b/g |
BL172HV | 2.4GHz 54Mbps |
IEEE802.11a/b/g | |
BL170HV | 2.4GHz 54Mbps |
IEEE802.11a/b/g | |
BL150HV | 無線機能なし |
注意したいのが、古い機種では無線LANの最大通信速度が54Mbpsとかなり遅いこと。
通信状態が100Mbps出ない状態なので、ゲームや映画鑑賞時など相当なストレスになることが想定できます。
実はauひかりのホームゲートウェイBL900HWは、2012年3月から利用可能で申請すれば交換可能となっています。
もし申し込みが数年前であり、ホームゲートウェイが古い機種のままであればぜひ交換の申し出を行ってみると良いでしょう。
※ BL900HWの交換詳細については以下記事が詳しいです↓
ホームゲートウェイにWi-Fiルーターを設置して無線LAN接続する方法
ホームゲートウェイでなく無線LANを使う場合は、別途Wi-Fiルーター単体を準備する必要があります。
ホームゲートウェイとWi-Fiルーターを繋げる
ONUとホームゲートウェイが接続された後、Wi-Fiルーターをホームゲートウェイへ接続していきます。
- ホームゲートウェイの電源をOFFにする
- ホームゲートウェイと無線LANルーターをLANケーブルでつなぐ
- ホームゲートウェイの電源を入れる
- デバイスのWi-Fiの設定をする
Wi-FiルーターのSSIDや暗号化キーを子機に設定する
Wi-Fiルーターの無線ランプと、ホームゲートウェイのネットランプが点灯(緑色)していれば無線LANは有効になっています。
上記が確認できたら、PCやモバイル機器のネットワークからWi-FiルーターのSSIDを選択し、暗号化キー(パスワード)を入力します。
インターネットの接続を試す
インターネットを利用して接続を試し、接続確認を行います。
PCのネットワーク環境画面にて「ルーター名」が表示されるのでパスワードを入力し、接続できれば設定は完了です。
Wi-Fiルーターで無線LAN接続するときの注意点
Wi-Fiルーターを自分で用意する場合には、ホームゲートウェイに順応しているか注意が必要です。
理由としては、古い通信規格のルーターだと最新のホームゲートウェイに対応できない可能性があるからです。
そのため自分でWi-Fiルーターを選ぶ基準として、通信規格11ac以上(IEEE802.11ac)に対応するルーターを選ぶことをおすすめします。
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auひかりで無線LAN接続できないときの対策3つ
無線LAN接続設定をしても接続できないときは、通信障害が起きていないか「auひかり通信障害情報ページ」で確認することができます。
通信障害がない場合、3点を確認してみると良いでしょう。
ケーブル類の接続を確認する
ケーブル類の接続が正しくされているかを確認します。
特にLANケーブルがONUやホームゲートウェイへ中途半端に挿し込まれている状態では、インターネット通信ができません。
また、ルーターやホームゲートウェイのランプ点灯が異常なときは
- ケーブル接続の確認
- PCやスマホなどの端末を再起動
といったことを行うと、通信状況が改善する可能性があります。
ルーターなどの電源を再起動させる
ケーブルの接続がOKで無線LAN接続が確認できないときは、ホームゲートウェイやONU側の再起動を行います。
- ONU・ホームゲートウェイにつながっているケーブルを全て外す
- コンセントを抜いて20秒ほどそのまま待つ
- ONU→ホームゲートウェイ→Wi-Fiルーターの順に電源を入れる
この際、電源を入れる順番を間違えると故障の原因につながることもあるので、注意が必要です。
また、ホームゲートウェイの電源を落とし、上にある更新ボタンを押しながら電源ボタンを入れて初期化してみると解決できることもあります。
auサポートセンターへ連絡する
上記の方法を試し、それでも接続できないときはauサポートセンターへ連絡してみることをおすすめします。
【au接続ひかりの設定や故障の場合】
- インターネットやメール、テレビ:0077-7076(9:00~23:00)
- ひかり電話:0077-7101(9:00~23:00)
- その他:0077-7079(9:00~23:00)
【窓口が分からない場合】
- au携帯電話から:157
- 一般電話から:0077-7-1111
- 上記の電話番号が使用できない場合:0120-977-033
ただ、電話連絡するのって意外とパワーがいるんですよね…
そこでおすすめなのが「My au」といったアプリケーションを使った問い合わせ方法です。
電話連絡が苦手ならメッセージで連絡する手段も
もし電話連絡が苦手であれば、「My au」のアプリからテキストメッセージにて問い合わせすることも可能です。
アプリ自体は月額料金も無料であり、PCからアクセスしなくても問い合わせができるので、
- 電話するのが面倒
- メッセージでやり取りしたい
という人に、うってつけのサービスと言えるでしょう。
ぜひ利用してみてください。
まとめ
この記事では、auひかりを導入後に行う無線LANの接続方法について紹介しました。
auひかりのONUとホームゲートウェイを接続し無線LAN接続を行うには、
- 無線LAN機能ランプを確認
- SSIDや暗号化キーを子機に入力する
といった手順で設定可能です。
また、ホームゲートウェイでなくWi-Fiルーターを利用して無線LAN接続を行うには、
- ホームゲートウェイとWi-Fiルーターをつなげる
- Wi-FiルーターのSSIDや暗号化キーを子機に設定する
といった手順で、auひかりの無線LAN通信を利用することができます。
基本的にauひかりの無線LAN設定は、ポートへの差し間違えさえ気をつければ難しくはありません。
ぜひauひかりを利用して、快適なインターネット通信を楽しんでください ^^