ドコモ光回線の月額料金に550円(税込)プラスすることで、「ドコモ光電話」が使えるようになります。
しかしドコモ光電話を使うメリットは何でしょうか?
そして、以前まで使っていた固定電話はどうなってしまうのでしょうか?
今回の記事では、
この2点について詳しく解説していきます!
目次
ドコモ光電話とはドコモ光回線を使った固定回線のこと

【出典】NTTドコモ – ドコモ光電話
ドコモ光では光電話と併用して利用することが可能です。
まずは「光電話と他固定電話の違い」について、かんたんに説明します。
光電話は光ファイバーを利用した超快速電話!?
通常の電話は「メタルケーブル」を使っていますが、光電話とは「光ファイバー」を利用した電話サービスです。
光ファイバーはメタルケーブルに比べ、
になるため、光電話導入により良い通信環境を整えることが可能です。
メタルケーブルは銅線の通信ケーブル、光ファイバーはガラス(や透明のプラスチック)線の通信ケーブルのことを指します。メタルケーブルは光ファイバーと比較して電磁気の影響を受けやすい点がデメリットです。
ドコモ光では光電話対応ルーターを設置することで合わせて光電話も使えるようになります。
光電話って本当に良いの?メリット・デメリット
ドコモ光電話について感じたメリット・デメリットについて解説します。
メリット1. 月額料金が圧倒的に安くなる
光電話を利用するメリットは、なんと言っても月額料金が安くなることです。
NTT 固定電話 | 月額1,600円程度 |
---|---|
ドコモ光 光電話 | 月額550円〜 |
※料金は全て税込表示となります
通話料金も同様に安く、固定回線では何十円~何百円とかかってしまう通話料金が半額以下にまで削減できます。
メリット2. 光ファイバーの通信状態が段違い!
光電話は光ファイバーを利用しているので
ため、相手の声を聞き取りやすいのもメリットですね。
メリット3. 料金の支払いが一括にできる
ドコモ光電話はドコモ光回線を使った固定電話なので、料金が一本化されます。

料金明細のキャプチャ画像です(税抜)
以上のように電話料金と光回線の通信料金が一本化するので、帳簿管理がしやすくなりますね。
デメリット. 未対応な連絡先がある
光電話のデメリットとしては、
- 対応していない電話番号がある
- 停電になったら電話が使えなくなる
といった2つでしょう。
対応していない電話番号といっても線路試験受付といった特殊な番号です。
そのため普段生活する上では不自由なく使えます。
光電話に未対応な電話番号について
光電話の接続可否について、一覧にまとめました。
電話番号 | サービス名など | 接続可否 |
---|---|---|
0120 / 0800 | フリーアクセス / フリーダイヤル等 |
○ |
0170 | 伝言ダイヤル | × |
0180 | テレドーム | ○ |
0180 | テレゴング / データドーム |
× |
0570 | ナビダイヤル | ○ |
0910 | 公専接続 | × |
0990 | 災害募金番組 | ○ |
光電話のデメリットは一般的な利用環境ではほとんど問題ないでしょう。
より詳細な一覧は以下リンクから確認できます↓
以上の理由より、固定電話を使うなら光電話の利用をおすすめします。
ドコモ光電話に乗り換える時の3つ疑問を解決!
ドコモ光回線でドコモ光電話を利用するにあたり、
- ドコモ光を契約した時の電話番号はどうなるのか
- ドコモ光電話を使った時の月額・通話料金はいくらになるのか
そうした疑問について解説します。
疑問1. 電話回線から電話番号を引き継げるの?
ドコモ光電話は今契約している
- アナログ電話
- 光電話
からそのまま電話番号を引き継ぐことができます。
また電話機も変更する必要はありません。
今使っているものをそのまま利用できるので安心ですね。
引っ越し時の光電話契約には要注意!
ただし転居を機にドコモ光電話を利用する場合はNTTの、
東日本と西日本のエリアをまたぐ
と同一の電話番号が使えません。
またNTTからレンタルした電話機も、継続利用できない点に注意してください。
フレッツ光からドコモ光に転用する場合は、ひかり電話(フレッツ光)用のルーターがドコモ光でもそのまま使えます。
疑問2. ドコモ光電話は電話加入権が必要?
ドコモ光を契約した際は光電話を申し込んでも、電話加入権は不要です。
電話加入権とはNTT回線の電話を契約する権利のことです。通常はこの権利を使わないと電話設置ができません。
電話加入権は別名「施設設置負担金」(工事負担金)と呼ばれていて、電話加入することで36,000円の高額な費用が発生します。
しかしドコモ光を契約後に光電話に申し込むことで、電話加入権免除になるんですね。
これは大きなメリットと言えるでしょう。
ドコモ光を解約する際は要注意!
後にドコモ光からアナログの電話に戻す際は、別途で電話加入権が必要になります。
疑問3. ドコモ光電話の月額料金と通話料っていくらなの?
ドコモ光電話の毎月の利用料は、以下の通りです。
ドコモ光電話 | ドコモ光電話バリュー | |
---|---|---|
月額料金 | 550円 | 1,650円 |
※料金は全て税込表示となります
月額550円(税込)からドコモ光電話を利用できます。
ドコモ光電話バリューは月額料金が1,100円(税込)アップしている分、オプションが複数付属しており無料通話分を繰り越すことも可能です。
頻繁に電話を使う場合は「ドコモ光電話バリュー」、あまり利用頻度が高くないなら「ドコモ光電話」を契約すると良いでしょう。
ドコモ光電話の通話料金は?
ドコモ光電話の通話料金は、以下の表の通りです。
宛先 | 利用料金 |
---|---|
固定電話宛 | 8.8円/3分 |
ドコモ携帯宛 | 17.6円〜/1分 |
au携帯宛 | 19.25円〜/1分 |
SoftBank携帯宛 | 19.25円〜/1分 |
海外(アメリカ)宛 ※グアム・サイパンなど 一部を除く |
9円/1分(免税) |
※料金は全て税込表示となります
ドコモ光電話の通話料金は非常に安価です。
とくに固定電話宛の電話は3分につき8.8円(税込)と破格です。
ドコモ光電話はオプションを使えば利便性UP!
ドコモ光電話では通常の固定電話のように、オプションを契約することでより便利に使うことができます。
また好きなオプションだけを契約することもできるので、不要なオプションを付けずに済みます。
オプションと月額料金を以下表にまとめました。
ドコモ光電話バリューで利用できるオプション機能
オプション | 通常月額料金 |
---|---|
通話中着信 | 330円 |
転送電話 | 550円 |
発信者番号表示 (ナンバー ディスプレイ) |
440円 |
ナンバーリクエスト | 220円 |
迷惑電話 ストップサービス |
220円 |
着信お知らせメール | 110円 |
※料金は全て税込表示となります
別途契約が必須のオプション
オプション | 月額料金 |
---|---|
ダブルチャネル 2回線分の通話 |
220円 |
追加番号 最大5つの電話番号を 使えるサービス |
110円 |
※料金は全て税込表示となります
ドコモ光電話バリューを契約すればほとんどのオプションが付属するので、これらのオプションを使う機会が多いなら「ドコモ光電話バリュー」の契約をおすすめします。
ドコモ光電話ではFAXも使える?
ドコモ光電話はFAX機能も使えます。
電話機がFAXに対応していればOKなので、手元にない場合はFAXに対応した電話機や複合機を準備すると良いでしょう。
まとめ
ドコモ光電話についてまとめると、
かなりメリットがありますね。
通話頻度が高いならオプションや無料通話もある「ドコモ光電話バリュー」、たまに使う程度なら月額550円(税込)の「ドコモ光電話」を利用してみてはいかがでしょうか。