スマホの通信量がたった1日で一気に跳ね上がってしまったら、すぐに通信制限にかかってしまいますよね。
通信制限がかかったままでは、
- 外出先で満足な通信ができない
- 高額な通信料金を支払う
といったことにもつながってしまいます。
今回の記事では、スマホの通信量がおかしくなる原因とその対策について紹介していきます!
目次
データ通信量がおかしいときはここを疑え!
スマホの通信量ですが、実はユーザーの9割は1日100MBもデータ通信を行っていません。
データ通信量100MBでできることは、意外と多いのです。
用途 | 通信量の目安 |
---|---|
Webページ閲覧 | 約100ページ |
動画視聴 | 約30分 |
LINE | 約100往復 |
メール | 約20通 |
それではなぜ、たった一日でデータの通信量が跳ね上がってしまうことがあるのでしょうか?
その原因は主に3つ考えられます。
- バックグラウンド通信が多い
- OSのバグ
- リパックアプリが起動している
それぞれ詳しく紹介します。
バックグラウンド通信が多い
通信量がおかしい原因の1つめは、バックグラウンドアプリの通信量が多いことが挙げられます。
バックグラウンドで通信しているアプリが多いと、
- スマホの動作が重くなる
- 通信量がいくらあっても足りない
といった状況に陥ります。
場合によっては、特定のアプリのバグによって思いがけず一気に通信量が上がってしまうことも考えられるため、通信量が多いアプリは使用頻度を考えて通信の停止を行うと良いでしょう。
以下にデータ通信量が多いアプリを調べる方法について紹介します。
Androidアプリのデータ通信量を調べる方法
Androidアプリのデータ通信量は、設定画面から確認することが可能です。
- 設定をタップ
- データ使用をタップ
上記ステップで、データ通信量を確認することができます。
iOSアプリのデータ通信量を調べる方法
iOSアプリのデータ通信量を調べる方法も、設定から確認することが可能です。
- 設定をタップ
- モバイル通信をタップ
上記ステップで、モバイルデータ通信の内訳を確認することができます。
Android・iOSどちらとも、通信量の多いアプリが上から順に表示されているはずです。
では、どのような基準でバックグラウンド通信を停止すれば良いのでしょうか。
バックグラウンド通信のアプリを停止する基準
先にバックグラウンド通信が多いアプリを掲載しておきます。
アプリの種類 | 特徴 |
---|---|
オンラインゲーム アプリ |
初回ダウンロード以降も、アップデートが多い |
ニュース情報アプリ | 最新ニュースが更新される |
音楽アプリ | 大量にデータ通信される可能性あり |
位置認識アプリ | GPSデータを頻繁にダウンロードすることがある |
アプリのバックグラウンド通信を停止する基準としては、
- 常に通信するべきアプリなのか
- 通知が必要なアプリなのか
- 使うときだけ通信設定に切り替えられるアプリなのか
といったことを基準に通信の再設定を行っていくと良いでしょう。
また、ほとんどアプリを使っていないのに、多くの通信が行われているのであれば疑問に感じますよね。
そういったアプリについても通信の停止・または削除してしまうと良いでしょう。
僕の場合、子どもが使うアプリはバックグラウンド通信を全て停止しています。
それでもなおデータ通信量が跳ね上がっているのであれば、スマホに搭載されいているOSのバグが原因かもしれません。
OSのバグによる異常通信
スマホの通信量がおかしくなる原因の2つ目として、OSのバグによる通信異常が考えられます。
PCではWindow・Mac・Chrome※、スマホではiOS、AndroidといったOSが代表的です。
※WebブラウザのChromeの他に、OSのChromeが存在
アプリと違い、コンピュータを制御するソフトウェアにバグが発生していることで、通常では考えられないようなデータ通信量が発生することがあります。
android osがバックグラウンドで大量のデータ送受信してる。
Wi-Fiが遅いと思い、無線ルーターリセットしたりしてたらイオンシムの通信量も食いだした。
ほっといたらどうなったんだコレ…再起動したら一応止まった
同じバージョンのandroid5.1の人もネットで調べたら同様の被害があるみたい pic.twitter.com/jFgLu4gJjA— hiyoshi (@hiyokouser) June 8, 2019
ただOSはアプリでないため、自分でバグかどうかを調べるのはなかなか困難です。
ではどのように調べれば良いのでしょうか。
データ通信量の異常がOSによるバグなのか調べる方法
スマホの通信量がOSによるバグなのかどうかを調べるには、TwitterやTogetterといったSNSやまとめサイトを使って、
- Android バグ
- iOS バグ
といったキーワードを入力し、検索してみると良いでしょう。
つい最近起こっていたOSのバグであれば、同じようにデータ通信量が跳ね上がり困ってつぶやいている人がいるはずです。
本日発生した、Android OSによる訳わからんレベルの謎の通信量を見てくれ…この折れ線的なグラフがビョーン!ってなってるのおかしくね?なにこれ? pic.twitter.com/tJCnj0DDmf
— 桐月 (@krdk_hrqbs) June 7, 2019
また似たようなツイートが多ければ、すでにToggeterなどでまとめられ対策がつぶやかれている場合もあります。
OSのバグ対策
ただOSのバグはアプリではないため、バックグラウンド通信を停止することはできないんですよね。
そのため具体的な対策としては、
- 再起動をしてみる
- OSのアップデートを行う(待つ)
といった方法くらいしかないのが現状です。
しかし、Android OSの場合は早々に対策を講じてくれることもあり、そこまで悲観的にならなくても良いでしょう。
リパックアプリをダウンロードしている
通信量がおかしい原因の3つ目として、「リパックアプリ」をダウンロードしていることが考えられます。
リパックアプリはiOSで数多く報告されており、ダウンロードしていることで、
- 無駄な広告の表示が増える
- データ通信量の増加
といったことが起きます。
さらに良くないケースとして、
- 機密情報を盗む
- 高額料金が発生するサービスの悪用
といったことが起きるため、サードパーティー製のアプリストアを利用したことがある人は、次に挙げる内容を一度確認してみることをおすすめします。
リパックアプリを利用していないか確認する方法
リパックアプリをダウンロードしていると、スマホの挙動がおかしい状態になることがほとんどです。
以下に、リパックアプリを利用しているスマホの挙動例についてあげてみます。
- データ通信量がおかしくなる
- スマホの反応が遅くなる
- 触ってないのにおかしい動きをする(異常)
- スマホのカメラが勝手に起動している(かなり異常)
- データが消えている(かなり異常)
特に3〜5番の項目で思い当たる節があれば、リパックアプリを疑います。
リパックアプリかどうかは一目で判断するのは難しいため、先に挙げたアプリのデータ通信量を確認してみること。
該当するアプリが見つかれば、iOS・Androidともに、
- データ通信量がおかしいアプリを削除する
- ウイルス対策ソフトを導入する
といった対策を行います。
ただしリパックアプリは「iOS」での報告が多いことから、特にiPhoneを利用している場合、
- 公共のWi-Fi環境でアプリインストールを行わない
- App Store以外でアプリダウンロードを行わない
といったことがおすすめな対策方法と言えるでしょう。
データ通信量の制限にかからないための秘策
とはいっても、OSやアプリのバグがなくても通信制限にかかってしまうことはありますよね。
そこでデータ通信量を抑えるための秘策を紹介します。
Webブラウザーに表示される広告を非表示にする
実はスマホのWebブラウザーに表示される広告は、広告ブロックアプリを利用することで、なんと平均で「普段のデータ通信費の50%削減できる」と言われています。
そこでおすすめしたいのが、広告ブロックをするアプリの導入です。
280blocker
280blockerは、iOSのSafariに表示される広告をほぼ完全にブロックしてくれるアプリです。
Android端末には非対応かつ500円と有料なアプリですが、2017年〜2019年まで3年連続で、有料アプリ年間ランキングで1位を獲得しているアプリです。
また更新頻度も高く、年に50回以上更新を行ってくれるため、常に無駄な広告の表示を減らしてくれます。
僕もこのアプリを利用していますが、Safariのデータ通信量が著しく下がりページの読み込み速度も上がったのは感動的でした。
Opera ブラウザ
Android端末で広告ブロックを行うのであれば、ブラウザを「Opera Mini」にすると良いでしょう。
というのもOpera Miniは、通信時の画像やテキストのデータサイズを、オリジナルの10%に圧縮してくれる機能を備えているからです。
また広告表示もブロックしてくれるため、かなりのデータ通信量節約にもつながります。
Androidスマホを利用しているのであればうってつけのブラウザと言えるでしょう。
フリーのWi-Fiスポットを活用する
データの通信量を制限する方法としておすすめなのが、フリーのWi-Fiスポットを利用することです。
ただし公共のWi-Fiスポットを利用するのも、安全面から気が引けますよね。
そこでおすすめしたいのが、docomo・au・ソフトバンクといったキャリアのフリースポットを利用することです。
キャリアで用意されているフリースポットは、全国で利用できるうえ接続料金はかかりません。
また公共のフリースポットに比べ、セキュリティ面でも安心して利用することができるのでぜひ一度利用してみることをおすすめします。
格安スマホで料金を安く通信量を確保
通信量を増やそうと考える場合、現在のプランよりも高額になることがほとんどです。
例えば、NTTドコモのギガライトプラン 2年定期契約の場合、
データ容量 | ~1GB | ~3GB | ~5GB | ~7GB |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 3,278円 | 4,378円 | 5,478円 | 6,578円 |
みんなドコモ割 (3回線以上) |
-1,100円 | -1,100円 | -1,100円 | -1,100円 |
ドコモ光セット割 | – | -550円 | -1,100円 | -1,100円 |
合計額 | 2,178円 | 2,728円 | 3,278円 | 4,378円 |
※料金は全て税込表示となります
このようにデータ容量に応じて料金が高額になります。
月に60GBまで使用できるギガホプレミアム 2年定期契約の場合、
データ容量 | ~60GB | ~3GB |
---|---|---|
月額料金 | 7,018円 | 5,368円 |
みんなドコモ割(3回線以上) | -1,100円 | -1,100円 |
ドコモ光セット割 | -1,100円 | -1,100円 |
dカードお支払割 | – | – |
合計額 | 4,818円 | 3,168円 |
※料金は全て税込表示となります
となります。どうしてもNTTドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアの通常のプランであると高額になってしまいます。
格安スマホに乗り換えることで、今よりも安くデータ通信量を増やせる可能性もあるので、参考までに当サイトがおすすめする3ブランド(楽天モバイル、UQモバイル、ワイモバイル)を掲載します。
楽天モバイルは厳密にはキャリアとなっていますが、料金体系が非常に安いので、格安スマホとして紹介しています。
データ利用量 | 0GB~1GB | 1GB超過後~3GB | 3GB超過後~20GB | 20GB超過後~ 無制限※ |
---|---|---|---|---|
1回線目 | 無料 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
2~5回線目 | 1,078円 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 |
※料金は全て税込表示となります
※楽天回線エリア外は最大1Mbpsで使い放題、5Gサービスは一部エリアのみ楽天モバイルは自前の基地局は大手キャリアには大きく劣るものの、パートナー回線(au回線)を利用することで、エリアをカバーしています。
僕はサブ端末として楽天モバイルを使用しています。
UQモバイルの新プランである「くりこしプラン」であれば、基本データ容量と料金の関係は以下となっています。

【出典】UQモバイル
僕自身もスマホはUQモバイルを契約して使っているのですが、くりこしプランMを選んで十分快適に使えています。
まとめ
この記事では、スマホの通信量がおかしいときの原因とその対策について紹介しました。
スマホのデータ通信量がおかしいときの原因としては、
- バックグラウンドのデータ通信量が多い
- OSのバグによるデータ通信の異常
- リパックアプリが使われている
といったことを主に疑うと良いでしょう。