2020年の7月に、スマホのサブ端末用として楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」を契約しました。
後発キャリアとなる楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」は、通信速度に問題はないのか…!?
今回の記事で紹介します!

目次
「楽天モバイル」と「Rakuten UN-LIMIT」の違い
通信速度を紹介する前に、まず最初に「楽天モバイル」と「Rakuten UN-LIMIT」の違いを説明しないといけません。
僕自身もよく分かっていないので調べながらです。
間違ってたらTwitterなどで遠慮なく指摘してくださいね。
楽天モバイル
「楽天モバイル」は、格安SIMサービスとなります。
ドコモとauの回線を借りて、通信サービスを提供するMVNOサービスとなります。
2014年にサービスを開始し、2020年4月に新規契約を中止しています。
Rakuten UN-LIMIT
格安SIMサービスを展開していた楽天ですが、2017年に携帯電話(MNO)事業への参入を発表しました。これまでの大手3社のキャリアに、後発で1社が加わるという一大ニュースでした。
楽天はMNO事業のための準備を着々と進め、2019年10月に先行サービスを開始し、2020年4月に正式サービスを開始しました。
料金プランに「Rakuten UN-LIMIT」と命名し、プランの変更や刷新がある度に、名称末尾が変更となっています。
プラン名称 | 内容 | 開始月 |
---|---|---|
Rakuten UN-LIMIT | 料金プランの発表 | 2020年3月 (サービス発表) |
Rakuten UN-LIMIT 2.0 | 正式サービスの料金プラン | 2020年4月 (サービス開始) |
Rakuten UN-LIMIT V | 5Gサービスの料金プラン | 2020年9月 |
Rakuten UN-LIMIT VI | 新料金プラン | 2021年4月 |
正直、分かりづらい!
サービス変更の度にバージョン名称をやたらと付けたがるIT業界の悪い癖が出たのか、ついていけませんね…。
正式発表時は「2.0」だったのに、1年経たないうちに「VI」ですからね。
31年かけて、ようやくナンバリングが「 XI 」となったドラクエを見習ってほしいです。
とにかく、「楽天モバイル」の意味として、もともとは自前で通信サービスを提供する、NTTドコモ、au、ソフトバンクの三大キャリアとは異なっていた点に注意しましょう。
MNO事業を「Rakuten UN-LIMIT」と呼び、「楽天モバイル」は従来の格安SIM事業だよという人もいれば、一緒くたで解釈する人もいます。
恐らく「楽天モバイル」という名称で、MNO事業者すなわちキャリアとして認知されていくんだと思いますが、正式名称は何が正しいのか僕にも分かりません。
先述したとおり、楽天の命名に難がありますからね…。
なんにせよ、4社目のキャリアとして業界に風穴を開けてもらいたいところですが、菅政権の圧力で各社新プランを発表するなど激震が走る通信業界では、前途多難と言えます。
そんなことからも、メイン端末として楽天モバイルを使用するのは気が引けますが、低料金がライトユーザーやサブ端末としては大変に魅力的です。
我が家ではドラクエウォークと、ポケモンGOをやっている小学生の息子用の端末として僕から時々貸し出しています。
習い事の帰りにお迎えのため、親と連絡を取るのにも使用できます。
これで1年間ほぼ無料で利用できているのだから、ありがたい限りです。

【筆者契約中】楽天モバイルの料金明細

【出典】楽天モバイル (キャンペーンは現在終了)
残念ながら、1年無料キャンペーンは終了となっていますが、新プランの発表ではデータ容量が1GBに達しない場合、月額料金が無料となりました。
データ利用量 | 0GB ~1GB |
1GB超過後 ~3GB |
3GB超過後 ~20GB |
20GB超過後 ~無制限 |
---|---|---|---|---|
1回線目 | 無料 | 980円 (税込1,078円) |
1,980円 (税込2,178円) |
2,980円 (税込3,278円) |
2~5回線目 | 980円 (税込1,078円) |
スマホライトユーザーや、サブ端末として利用したい人には、新プランはメリットが高いと言えます。
さて前置きが長くなってしまったのですが、ようやく事項で楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)通信速度を測定した結果を掲載します。
【楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT) 速度測定】1時間ごとに計測した実測値
計測したスマホのスペックは以下となります。楽天モバイルに申し込む際に、同時購入しました。
計測端末
AQUOS sense3 lite | |
---|---|
初期OS | Android™ 9 Pie |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 630(SDM630)2.2GHz(クアッド)+1.8GHz(クアッド) |
内蔵メモリ | ROM 64GB/RAM 4GB |

計測に使用したアプリはAndroid用の「SPEEDCHECK スピードテスト」となります。
スケジュール設定して自動測定が可能です。
実際に速度測定した結果をグラフにしました!
つい最近計測した「2021年5月」の計測結果を掲載します。
MNOサービスながら、平均速度はUQモバイルやワイモバイルには劣ると言えます。
主に調査した僕の自宅は、パートナー回線エリアとなっているので、楽天回線エリアのみで測定したらもう少し良い結果だったかもしれません。
また、使用端末が「AQUOS sense3 lite」と少しスペックが低い端末となっているので、速度が少し低下している可能性もあります。
それでも、お昼休みや通勤時間帯の混雑する時間帯に、1Gbpsを下回ってしまうこともある格安SIMサービスに比べると、良い速度が出ています。
楽天モバイルの料金体系を考慮すると十分かと思いますが、いかがでしょうか!?
料金体系

【出典】楽天モバイル
昨年2020年8月に計測した測定結果も掲載します。

8月15日の深夜から、下り1Mbpsに制限されていますが、速度測定で大量のデータ通信をしてしまい、速度制限にひっかかりました。
速度制限された場合には、きっちり1Mbps出るという検証もできたと言えますね笑
上記結果で、速度測定されていない期間での平均速度は以下となりました。
念のため、当サイトでたびたび登場する「SPEEDTEST by Ookla」の結果も掲載します。
こちらの方が数値的に良い値が出ている気もしますね。
筆者の実際の月額料金
契約してから先月2021年4月までの利用料金を掲載してみます。

【出典】my 楽天モバイル – 筆者の月額料金
2020年7月の料金には、契約事務手数料3,300円(税込)が含まれています。
サブ端末なので、滅多に使わないのですが、まれに電話を使ったり、SMSを使ったタイミングで課金されています。
Rakuten Linkというアプリを使用すると、国内通話かけ放題、国内SMSが無料となります。
僕も毎回Rakuten Linkを使っていれば、完全に無料で運用できたことでしょう。

【出典】my 楽天モバイル – 筆者の月額料金
現在は1年間無料キャンペーンは終了していますが、毎月のデータ通信量が1GBまでは無料となるので、楽天モバイルの公式サイトをチェックしてみてくださいね。
楽天ひかりが1年間無料
楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)に申し込むと、楽天ひかりが1年間無料で利用することができます!
特典の適用条件は以下のようになります。

【出典】楽天モバイル
- 楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT VI)を既に利用中 → 楽天ひかりを申し込む
- これから申し込む場合 → 楽天ひかりの申し込みから翌月15日まで
月額料金は特典終了後2年目は、マンションプランは4,180円(税込)、戸建てプランは5,280円(税込)となります。
1年間無料ということは税込で5万円以上得をするので、光回線の乗り換えを検討している場合はぜひ合わせて申し込みを検討すると良いでしょう。
僕も2021年9月に、auひかりから乗り換えしようと考えています!
まとめ
複数日、複数時間においてスピードテストを実施した結果、楽天モバイルに関して僕なりに以下のように考察します。
今回の記事が、楽天モバイルの通信速度が気になる人の参考になれば嬉しいです!