ドコモの格安プラン「ahamo」と楽天グループが手掛ける「楽天モバイル」は、どちらも既存の大手3キャリアより安くスマホを使えるのが特徴です。
ただ、それぞれの特徴や違いがイマイチ分からない、という人もいるでしょう。
本記事ではahamoと楽天モバイルの違いを徹底比較します。ahamoと楽天モバイル、どちらを選ぶべきか迷っている人はぜひ参考にしてください。
ahamoと楽天モバイルを徹底比較
ahamoと楽天モバイルの違いを一覧表にまとめました。
項目 | ahamo | 楽天モバイル |
---|---|---|
料金プラン | 20GB:2,970円 100GB:4,950円 | ~3GB:1,078円/月 3~20GB:2,178円/月 20GB以降:3,278円/月 |
通信速度※ | 下り:94.98Mbps 上り:11.54Mbps | 下り:54.28Mbps 上り:29.06Mbps |
対応エリア | 全国 | 全国 (一部はau回線を利用) |
海外エリア | 82の国・地域 | 69の国・地域 |
かけ放題 | 5分かけ放題:無料 無制限かけ放題:1,100円/月 | 15分かけ放題:1,100円/月 無制限かけ放題:無料(Rakuten Linkアプリが必要) |
留守番電話 | × | 〇 (無料) |
端末セット | iPhone:〇 Android:〇 | iPhone:〇 Android:〇 |
割引サービス | ・月額料金の1.0%ポイント還元 ・ポイントで料金を支払える | ・楽天市場の還元率が最大+3.5倍 ・月額料金の1.0%ポイント還元 ・ポイントで料金を支払える |
主なキャンペーン | ・dポイント還元 ・豪華景品の抽選 ・ディズニープラスの割引 | ・端末セール ・楽天ポイント還元 |
支払い方法 | クレジットカード デビットカード 口座振替、ポイント払い | クレジットカード デビットカード 口座振替 ポイント払い |
サポート | 原則チャットのみ | 店舗 電話 チャット |
各項目について、さらに詳しく比較していきます。
料金プラン
料金プランで比較すると、楽天モバイルが割安であることが分かります。
データ容量 | ahamo | 楽天モバイル |
---|---|---|
~3GB | 2,970円 | 1,078円 |
3~20GB | 2,178円 | |
20~100GB | 4,950円 | 3,278円 |
100GB~ | – | 3,278円 |
ahamoは料金プランが基本の20GBプランと、100GBまで使えるようになる「大盛りオプション」の2つしかありません。
一方、楽天モバイルはデータ容量に応じて月額料金が変動する従量制プランです。
月3GB未満で済むライトユーザーの場合は、楽天モバイルを利用すると1,078円で済みます。
ahamoに比べると月20GBの場合も楽天モバイルが約800円安いですし、20GB以上使う場合も楽天モバイルが約1,700円割安です。
スマホ代をとにかく安く抑えたいなら、楽天モバイルを選びましょう。なお、楽天モバイルにはデータ通信専用のRakuten最強プラン(データタイプ)の提供も、上記の価格にて行っています。
通信速度
通信速度はahamoが優秀です。通信サービスの速度を比較できる「みんそく」のデータを用いて、ahamoと楽天モバイルの通信速度をチェックしてみましょう。
データは2024年7月時点における直近3ヶ月の平均速度です。
時間帯 | ahamo | 楽天モバイル | ||
---|---|---|---|---|
下り | 上り | 下り | 上り | |
朝 | 108.23Mbps | 12.27Mbps | 50.53Mbps | 30.05Mbps |
昼 | 67.69Mbps | 8.68Mbps | 54.25Mbps | 29.69Mbps |
夕方 | 98.38Mbps | 12.22Mbps | 55.82Mbps | 29.51Mbps |
夜 | 84.72Mbps | 10.91Mbps | 45.25Mbps | 27.64Mbps |
深夜 | 64.0Mbps | 10.99Mbps | 52.02Mbps | 26.24Mbps |
下りはダウンロードの速度、上りはアップロードの速度を表します。
ブラウジングや動画視聴、ゲームなど多くの用途はダウンロードを利用するため、通信速度をチェックする際は下りの速度が重要です。
みんそくのデータを見ると、下りはどの時間もahamoがリードしています。楽天モバイルも遅いわけではありませんが、通信速度を重視するならahamoがおすすめです。
逆に、通信速度をそこまで重視しないなら楽天モバイルでも全く問題ありません。
対応エリア
ahamoと楽天モバイルはどちらも全国各地をカバーしています。ahamoのエリアはドコモと同じですし、楽天モバイルは自社回線に加えてau回線のパートナーエリアも利用可能です。
どちらも対応エリアは非常に広く、都市部に住んでいるならさほど違いはありません。
ただし、楽天モバイルは自社回線エリアでも地下鉄や大きな商業施設の中だと繋がりにくいことがあります。
au回線のパートナーエリアも、利用できるのはauの周波数帯の一部であり「本家auと全く同じ」というわけではありません。
繋がりやすさを重視するなら、ドコモ回線を利用するahamoが有利ですね。
海外エリア
ahamoは月20GBまで、楽天モバイルは月2GBまで海外ローミングが無料です。データ容量を追加チャージしない限りは、追加料金が一切かかりません。
利用できるエリアを比較するとahamoは82の国・地域、楽天モバイルは69の国・地域です。
使える国の数はahamoが多いですが、どちらも北米やアジア、ヨーロッパ、オセアニアなど日本人に人気の渡航先はしっかりカバーされています。
海外で使える詳しい国についてはahamo「海外データ通信」および楽天モバイル「海外ローミング 対応エリア・料金」をチェックしてください。
オプションサービス
次はahamoと楽天モバイルのオプションサービスを比較してみましょう。
どちらもオプションの種類が多くすべては比較できないため、ここでは代表的なオプションのみ取り上げています。
なお、通話オプションは次の「通話」の項目で比較するため、ここでは省いています。
カテゴリ | ahamo | 楽天モバイル |
---|---|---|
保証サービス | ・ケータイ補償サービス ・smartあんしん補償 ・AppleCare+ | ・故障紛失保証 with AppleCare Services ・スマホ交換保証プラス ・持ち込みスマホあんしん保証 ・あんしん保証with AppleCare Services for Apple Watch |
セキュリティ | ・あんしんセキュリティ ・ネットワークセキュリティ ・イマドコサーチ ・おまかせロック ・ケータイお探しサービス ・遠隔初期化 ・フィルタリングサービス | ・ノートンモバイルセキュリティ ・あんしんコントロール by i-フィルター |
サポート | ・あんしん遠隔サポート | ・スマホ操作遠隔サポート ・あんしん操作サポート ・データ移行サポート ・保護フィルム貼り付け ・ガラスコーティング |
通信 | ・データ追加1GB/80GB ・副回線サービス ・ワンナンバー ・ドコモメール持ち運び ・テザリング | ・データチャージ ・楽メール ・楽メール持ち運び ・電話番号シェアサービス ・楽天モバイルWiFi by エコネクト ・テザリング |
ahamoも楽天モバイルも、端末補償やセキュリティ、サポートサービス、テザリングなど多種多様なオプションが用意されています。
ahamo独自のオプションが「副回線サービス」です。月額429円で他社回線を利用できるため、災害時などもしもの時に備えられます。
一方、楽天モバイルはサポートサービスが充実しているのが特徴です。詳しくは後述しますが、楽天モバイルは店舗でサポートを受けられます。
店舗で利用できる有料サポートも充実しているので、サポート重視の人におすすめです。
通話
続いては通話サービスの比較です。
通話サービス | ahamo | 楽天モバイル |
---|---|---|
かけ放題 | 5分かけ放題:無料 無制限かけ放題:1,100円 | 15分かけ放題:1,100円 無制限かけ放題:無料(Rakuten Linkアプリが必要) |
留守番電話 | × | 〇(無料) |
着信転送 | × | 〇(無料) |
割込通話 | × | 〇(無料) |
楽天モバイルは無制限かけ放題を無料で利用できます。追加料金を一切かけることなく、国内通話がかけ放題です。
ただし、通話料を無料にするためには専用アプリ「Rakuten Link」から発信する必要があります。
ahamoはスマホ標準の電話アプリでかけ放題が適用されるため、専用アプリは不要です。
楽天モバイルでも15分かけ放題はアプリなしで適用されますが、月額1,100円のオプション料がかかります。
一方、ahamoでは留守番電話、着信転送、割込通話が利用できません。とくに留守番電話が使えないのは不便ですね。
楽天モバイルなら、留守番電話、着信転送、割込通話を無料で利用できます。留守番電話が必須なら楽天モバイルがおすすめです。
端末のラインナップ
端末セットですが、ahamoも楽天モバイルもラインナップが充実しています。
主な端末ラインナップ | ahamo | 楽天モバイル |
---|---|---|
iPhone | 最新シリーズあり (iPhone15販売あり) | 最新シリーズあり (iPhone15販売あり) |
Android (主なメーカー) | Xperia Galaxy Google Pixel arrows AQUOS | Xperia Galaxy OPPO AQUOS |
ahamoについては、以前まではラインナップが少なく、選択肢を広げるならドコモオンライショップにて端末を購入した後にahamoへ機種変更する必要がありました。
しかし、現在はahamo公式サイト内で最新iPhoneや人気のAndroid端末を購入可能です。
楽天モバイルは、ahamoでは取り扱いがないOPPOやXiaomiといった中国メーカーの製品を販売(Xiaomiは時期によって取り扱いなし)しています。
また、楽天モバイルオリジナル端末を販売することもあり、全体的なラインナップとしてはahamoより充実しています。
iPhoneに関しては、どちらも最新のiPhone15シリーズや廉価モデルのiPhone SEの最新版を取り扱っています。iPhoneを使いたい人には嬉しいラインナップです。
Androidはahamoと楽天モバイル共に、ハイエンドモデルからエントリー&ミドルモデルまでラインナップが揃います。価格が大幅に安くなった型落ちモデルも購入可能です。
ahamoと楽天モバイル、どちらを選んでも自分にピッタリの端末を見つけられるでしょう。
割引サービス
続いては割引サービスの比較です。ahamoは家族割引やネット回線とのセット割はありません。ただし、みんなドコモ割の回線数のカウントには入るため、他の家族の割引は適用されます。
楽天モバイルは、家族割引(最強家族プログラム)の利用が可能です。また、楽天ひかりやRakuten Turboなど固定回線を併用することで、ポイント還元のサービスを受けられます。
家族割引・ネット回線とのセット割
- ahamo:なし
- 楽天モバイル:家族割引(最強家族プログラム)で毎月110円割引 / 楽天ひかり・Rakuten Turboの併用でポイント還元あり
ahamo・楽天モバイル共に基本料金に対してポイントが貯まる
ahamoと楽天モバイルは、基本料金に対して付与されるポイントサービスに対応しています。
ahamo | 楽天モバイル | |
---|---|---|
対応ポイント | dポイント | 楽天ポイント |
ポイント還元 | ・月額料金の1.0%ポイント還元 ・ポイントで料金を支払える | ・楽天市場の還元率が最大+3.5倍 ・月額料金の1.0%ポイント還元 |
ポイント支払い | 〇 | 〇 |
ahamoユーザーは毎月の利用料1,000円につき10ポイントのdポイントが貯まります。還元率は1.0%で、貯まったdポイントはahamoの支払いに利用可能です。
楽天モバイルも、月額料金の1.0%が楽天モバイルで還元されます。さらに、楽天モバイルユーザーは楽天市場の還元率が最大3.5%アップします。
- 楽天モバイル契約:+2倍
- 楽天モバイル契約+ダイヤモンド会員:+1倍
- 楽天モバイルキャリア決済を月間2,000円以上利用:+0.5%
楽天モバイルも、貯まったポイントを支払いに充てられます。普段からdポイントを貯めているならahamo、楽天ポイントを貯めているなら楽天モバイルを選ぶとお得です。
キャンペーン
ahamoと楽天モバイルでは、定期的にお得なキャンペーンを実施しています。
ahamoのキャンペーン例
- 他社からahamoへ乗り換え&キャンペーンでdポイント獲得
- ahamo+ディズニープラス契約でdポイント還元&月額料金が割引
楽天モバイルのキャンペーン例
- 楽天モバイル申し込みでポイント還元
- 対象端末が一括1円~
- iPhone購入&アップグレードプログラム利用でポイント還元
- 対象のAndroidスマホが割引
ahamoは期間限定でdポイントがもらえるほか、ディズニープラスをお得に利用できるキャンペーンを実施しています。
ahamoと楽天モバイルでは、定期的にお得なキャンペーンを実施しています。
ahamoのキャンペーン例
- 他社からahamoへ乗り換え&キャンペーンでdポイント獲得
- ahamo+ディズニープラス契約でdポイント還元&月額料金が割引
楽天モバイルのキャンペーン例
- 楽天モバイル申し込みでポイント還元
- iPhone・Android端末購入でポイント還元&割引
ahamoは期間限定でdポイントがもらえるほか、ディズニープラスをお得に利用できるキャンペーンを頻繁に実施しています。
一方、楽天モバイルは楽天ポイントの付与や端末代の還元といったキャンペーンが豊富です。キャンペーンをうまく活用することで、時期によっては一括1円もしくは実質1円で端末を購入できます。
2024年7月のキャンペーン情報については、以下をご確認ください。
支払い方法
続いては支払方法の比較です。
ahamo | 楽天モバイル | |
---|---|---|
クレジットカード | 〇 | 〇 |
デビットカード | 〇 (使えないカードもある) | 〇 (楽天銀行デビットカードのみ) |
口座振替 | 〇 | 〇 (110円の手数料がかかる) |
ポイント払い | 〇 (dポイント) | 〇 (楽天ポイント) |
両方ともクレジットカード、デビットカード、口座振替、ポイント払いに対応しています。クレジットカードを持っていない人でも申し込みOKです。
ただし、デビットカードによってはahamoの支払いに使えない可能性があります。事前に利用しているデビットカードの会社へ問い合わせてください。
楽天モバイルで利用できるデビットカードは楽天銀行デビットカードのみです。そのほかのデビットカードは使えません。
また、楽天モバイルで口座振替を利用する場合は110円の手数料がかかります。楽天銀行デビットカードは無料で保有できますし、手数料もかかりません。
可能であれば、口座振替ではなくデビットカードを利用しましょう。
サポート体制
最後にサポート体制です。
ahamo | 楽天モバイル | |
---|---|---|
店舗 | △ (3,300円の有料サポートあり) | 〇 |
電話 | × | 〇 |
チャット | 〇 | 〇 |
ahamoはオンライン専用プランのため、サポートは原則チャットのみです。店舗や電話ではサポートを受けられません。
ただし、3,300円の有料サポートを利用すれば店舗(ドコモショップ)でも申し込みや変更手続きなどをサポートしてくれます。
楽天モバイルはチャットだけでなく店舗・電話でのサポートもOKです。データ移行サポートやガラスコーティングなど、ahamoにはない有料サポートオプションも利用できます。
サポートを重視するなら、楽天モバイルがおすすめです。
ahamoと楽天モバイルはどっちがいいの?
ここまで、ahamoと楽天モバイルをさまざまな観点で比較してきました。その結果を踏まえて、ahamoと楽天モバイルはそれぞれどのような人におすすめかを解説します。
ahamoがおすすめな人・乗り換えるとお得な人
次のような人にはahamoがおすすめです。
- 通信速度や繋がりやすさを重視する人
- 専用アプリなしでかけ放題をお得に利用したい人
- 海外へ行く機会が多い人
ahamoはドコモと同じ回線を利用しており、通信速度やエリアの広さ、繋がりやすさに優れています。
楽天モバイルも自社回線エリアが広がりつつありますが、まだドコモ回線には及びません。通信の速度や品質を重視するならahamoがおすすめです。
ahamoは5分かけ放題が標準で付帯し、無制限かけ放題も+1,100円で利用できます。
しかも楽天モバイルと違い、専用アプリが不要です。手間をかけずに、高品質な音声通話を思う存分利用できます。
ahamoと楽天モバイルはどちらも海外ローミングが無料です。しかし、利用できる国・地域はahamoが多いですし、利用できるデータ容量も月20GBまでと余裕があります。
海外へ行く頻度が高く、楽天モバイルの月2GBでは足りないと感じる人にはahamoがピッタリです。
楽天モバイルがおすすめな人・乗り換えるとお得な人
次のような人には楽天モバイルがおすすめです。
- スマホ代をとにかく安くしたい人
- データ通信を無制限に使いたい人
- 楽天経済圏のユーザー
- 店舗サポートが必要な人
楽天モバイルは月額料金の安さが最大のメリットです。20GBの料金はahamoより安いですし、月3GB未満ならahamoの3分の1ほどの料金で利用できます。
ahamoは月100GBまでしか使えませんが、楽天モバイルなら月額3,278円でデータ通信が使い放題です。
スマホ代をとにかく安くしたい人や、100GB以上のデータ通信を使いたいヘビーユーザーは楽天モバイルを検討しましょう。
楽天モバイルユーザーは利用料に応じてポイントが貯まるほか、楽天市場のポイント還元率もアップします。さらに、貯まった楽天ポイントを楽天モバイルの支払いに充てることも可能です。
普段から楽天ポイントを貯めている「楽天経済圏」のユーザーなら、楽天モバイルを利用とより効率よくポイントを貯められます。
実店舗での取り扱いがあるのも、ahamoにはない楽天モバイルのメリットです。対面によるサポートが必要な初心者やシニア層にも、楽天モバイルは向いています。
ahamo・楽天モバイルの乗り換え手順
すでにahamoまたは楽天モバイルを契約している人の中には、もう一方へ乗り換えたいと考えている人もいるでしょう。
ahamoと楽天モバイルは、どちらもMNP予約番号なしで電話番号を引き継げる「MNPワンストップ方式」に対応しており、簡単に乗り換えられますよ。
ここではahamoから楽天モバイル、もしくは楽天モバイルからahamoへ乗り換える手順を解説します。
ahamoから楽天モバイルに乗り換え
ahamoから楽天モバイルへ乗り換える手順は以下の通りです。
- 楽天モバイル公式サイトから申し込みを進める
- 本人確認を実施する
- 「電話番号の選択」で「他社から乗り換え(MNP)」にチェックを入れる
- 引き継ぎたい電話番号を入力する
- 申し込みを完了する
- 申し込み完了後にmy 楽天モバイルの「申し込み履歴」へアクセスする
- 「電話番号の引き継ぎ(MNP)申請をする」をタップする
- 現在利用中の携帯電話会社で「ahamo」を選択する
- ahamoのマイページにログインし、MNPワンストップ申請を進める
- 申請完了後、「転入を開始する」ボタンをタップする
- MNP転入が終わるのを待つ
MNP転入が完了する時間は、MNP開通を申し込んだ時間によって異なります。
受付時間 | MNP完了時間 |
---|---|
9:00~21:00 | 当日中 |
21:01~翌8:59 | 翌9:00以降 |
MNPが完了したら、ahamoは自動で解約されます。
楽天モバイルからahamoに乗り換え
楽天モバイルからahamoに乗り換える手順は以下の通りです。
- ahamo公式サイトから申し込みを進める
- 契約方法の選択で「他社からの乗り換え(MNP)」を選択する
- 画面の指示に従って申し込みを進める
- 楽天モバイルのWebサイトにアクセスする
- 画面の指示に従って転出手続きを進める
- ahamoの画面に戻り、契約を進める
- SIMカードが届いたらアプリかWEBで開通手続き
開通手続きの受付時間は午前9時〜午後9時です。時間内にアプリまたはWEBからahamoにログインし、「切り替え(開通)手続きへ」を押して開通手続きしてください。
開通手続きが完了すると、楽天モバイルは自動解約です。
ahamoと楽天モバイルに関するQ&A
最後に、ahamoと楽天モバイルに関するQ&Aをまとめました。
デュアルSIMで併用できる?
ahamoと楽天モバイルはどちらもデュアルSIMで併用できます。
eSIMにも対応しているので、物理SIM×2のAndroidスマホはもちろん、物理SIM+eSIMを採用しているAndroidや、iPhone(XS以降)での併用もOKです。
ただし、デュアルSIM運用する場合は、端末がahamoと楽天モバイルの両方に対応している必要があります。
ahamoおよび楽天モバイルの公式サイトから、動作確認されているかをチェックしておきましょう。
乗り換えの際にSIM返却は必要?
ahamoも楽天モバイルも、乗り換えの際にSIMカードの返却は不要です。楽天モバイルは公式で破棄するように記載されています。
ahamoは解約後のSIMカードの取り扱いについて言及していませんが、返却する指示もありません。返却の指示もないため、解約後は自分で破棄してOKです。
ahamoと楽天モバイルのiPhone対応状況は?
ahamoはiPhone 6以降、楽天モバイルはiPhone 6s以降の全モデルに対応しています。音声通話やデータ通信はもちろん、テザリングもOKです。
ただし、楽天モバイルでiPhoneを使う場合はSIMロックを解除する必要(iPhone13なら既にSIMフリーなので不要)があります。
ahamoの場合、ドコモのiPhoneはそのまま使えますが、au/ソフトバンクのiPhoneを使う場合はSIMロック解除が必要(iPhone13なら既にSIMフリーなので不要)です。
まとめ
以上、ahamoと楽天モバイルの違いを徹底比較しました。
ahamoは格安料金でドコモと同等の高品質な通信を使えるのが特徴です。月20GBの範囲なら海外でも無料で使えるため、海外へ行く機会が多い人にも向いています。
楽天モバイルは月額料金の安さが魅力です。ahamoより安い料金でデータ通信を使えますし、専用アプリを経由すれば国内通話料もかかりません。
初心者にとっては、店舗サポートがあるのもうれしいポイントです。
このように、ahamoと楽天モバイルはサービス内容が大きく異なります。本記事を参考に違いを把握し、自分にピッタリなサービスを選んでください。