こんにちは。気が付けばフリーランス歴も7年になった@とみっちです。
Webサービスの開発に関し、企画を作ったり、ちょっとしたデザイン、HTMLコーディングやPHPなどのプログラミングやDB設計までをやっている。
今日は僕が普段使っているものの中で、Webクリエーター向けにおすすめできそうな無料ツールやWebサービスを紹介するよ。
10年以上Windowsを愛していた僕が、3年前にMacに乗り換えて、使い続けているものだけを厳選した。
WindowsとMac、どちらでも動くアプリも含まれているが気にしないでほしい。
Webブラウザ
Google Chromeをメインで使用している。
だが、Webサイトの開発はクロスブラウザチェックすることが大前提。
世の中の人が使うPCはWindowsが大多数。表示や動作の確認は必ずWinodws優先で行うことだ。
これを理解してくれないWebクリエイターのいかに多いことか。。
会社員だと、WindowsでもMacでも会社で両方Webサイトの表示確認ができるはずだが、特にフリーランスで開発している人はWindowsもMacも両方持つようにしよう。
実機が2台あった方が開発の際に何かと便利だが、Macの仮想環境でWindowsを動かすのでもOK。
確認する必要が出てくるWebブラウザは主に下記になるので、複数のブラウザをインストールしておこう。
Windows
- Microsoft Edge最新版
- Microsoft Internet Explorer10, 11
※バージョン違いは後述するクロスブラウザチェックツールを使うのがおすすめ - Google Chrome最新版
- Mozilla Firefox最新版
Mac
- Safari最新版
- Google Chrome最新版
- Mozilla Firefox最新版
MacでWebサイトを作っている人が、Windowsでは全く表示確認していない人がどれだけ多いことか。。
Microsoft Office 365(Officeアプリ)
Macを使っていて一番困るのが、Microsoft WordやExcel、PowerpointといったOffice系のファイルを閲覧、編集する場合だ。
Appleから提供されているPages、Numbers、Keynoteを利用したり、OpenOfficeなどを利用したり、もしくはGoogle DriveやMicrosoftのOffice Onlineを使ってなんとかできる場合もあるが、あれこれ試した結果、Microsoft Office 365、要するにMac用のMicrosoft Officeのソフトをインストールするのが一番よい。
理由は、エクセルを方眼紙のごとく使っている人や、Powerpointで緻密にレイアウトして送ってくる人がいるからだ。
MacにMicrosoftのOfficeアプリをインストールしていないと、大抵の場合崩れる。
場合によっては崩れていないように見えて、実は崩れているから厄介なのだ。
これが原因で、僕は過去に仕様を間違えて実装してしまったことがある。。
こんな事態を避けるためにも、クライアント側にはドキュメントを是非ともPDFにしてほしいもんだが、それが無理な場合は少数派であるMacユーザーの我々が我慢しようではないか。
世の中はWindowsを中心にして動いている。
Office 365 Soloという家庭向けのプランであれば、月額1,200円程度でWord、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote、Publisher、Accessが使える。
MacのOfficeって、どうせWinodwsとは互換してないでしょう!?
という人は随分と前のMac Officeしか使っていないはずだ。最近のOfficeはかなり互換しているし、Macでの動作は昔よりも大分安定してきている。
Dropbox(ファイル共有)
Dropboxとは、インターネット上にファイルを保存・共有できるファイルストレージサービスの代表格。
僕が最近携わっている仕事では、ファイル共有として大抵これが使われる。
無料ユーザーだと使用できる容量は2GBと少なめ。友達を招待したり、アプリ連携をすることなどで容量を拡張することはできる。
僕は無料で使用しているが、僕自身のアカウントでは現在7.4GBが最大値となっている。
携わるプロジェクトが完了したら定期的にファイルの共有を外して整理するか、もしくはGoogle DriveやMicrosoft OneDriveなどの代替サービスなどの利用も検討しよう。
Gmail(メーラー)
今更Gmail!?と思われそうだけど、話を聞いてほしい。
僕は3年ほど前までWindowsでもMacでも、メーラーのThunderbirdを使っていたんだけれど、それをやめてGmailだけを使用するようになった。
Gmailを使用する前
- Thunderbirdを複数のWindowsやMacにインストール
- スマホやタブレットなどではさらに別のメーラーを使用
- IMAPで既読、未読を管理
- 振り分け登録を作成
どの端末でもメールの既読が同期できて、それで十分快適だなーとか思ってたんだけど、今思えば設定がクソ面倒だった。。
これを思い切ってGmailだけを使うようにしたところ…
Gmailだけを使うようになってから
- PCを新しくしてもメーラーの設定が不要
- PC、スマホ、タブレットのどの端末でもメールの既読状況や振り分けラベルが同期できている
- 振り分け登録の代わりにフィルタを使用、こっちのほうが便利
- 間違って送ったメールを30秒以内なら送信キャンセルできる!
実に快適だ!
さらに、Gmailというと、「gmail.com」ドメインのメールアドレスしか使えないと思われがちだが、実はGoogle以外のメールサーバーの情報を登録して、Gmail上で送受信できる。
もちろんプロバイダーのメールアドレスをGmail上で送受信できる。
インターネット環境にアクセスさえできれば、どこでも、色んな端末ですぐにメールチェックができるのが良い点だ。
メーラーを使っている方は、Gmailへの完全移行をおすすめする。
f.lux(ブルーライトをカット)
「f.lux」とはブルーライトをカットするフリーアプリ。JINS PCやZoff PCなどに代表されるPC用眼鏡のアプリケーション版と思ってもらえればOK。
液晶画面の青白いブルーライトが眼に悪いというのは、だいぶ世間に認知されたようで、Androidはもちろんのこと、iPhoneにもついに青白い光を抑えるナイトモードが導入された。
Macでも同様の機能がほしい場合は、「f.lux」を導入すると良いだろう。無料で使用できる。
「f.lux」の詳しい紹介と使い方は以前書いた「ブルーライトをカットするフリーソフト「f.lux」がWin/Mac対応で素敵!」でまとめたので読んでください。
Last Pass(パスワード一元管理)
あなたは、ユーザーIDやパスワードの管理ってどうしているだろう!?
Last Passは、ユーザーIDやパスワードの管理を一元化し、ただ一つのマスターパスワードだけ忘れないようにすれば、いつでも必要なユーザーIDとパスワードにアクセスできるという優れたサービス。
WindowsとMacだけでなく、iOS版、Android版もある。
ただし、PC版とモバイル版を同期するためには有料会員になる必要がある。
堅牢なセキュリティを導入していると謳っているのだが、、2015年6月にハッキングされた旨のメールが運営元から届いた。
ハッキングされたデータは、ユーザーのメールアドレスと、認証用のハッシュ値などで、暗号化されたデータへのアクセスはなかったとのこと。
大多数のユーザーのパスワード情報は守られているとのことなんだけど、マスターパスワードと重複するパスワードは一切使用しない、安易なパスワードを使用しないといった対策は必要となる。
今後Last Passの使用で100%アカウント情報が流出することはない!とは言い切れないが、パソコンにエクセルでパスワードなどを保存したり、メモで紙に残しておくよりも安全だと思われる。
Chatwork(チャット)
遠隔で誰かと一緒に仕事をする際に非常に便利なチャットツール。ブラウザでも動くし、Mac、Windowsともにアプリ版がある。
同じく代表的なチャットツールであるSkypeと大きく違うのは、案件ごとにグループチャットを作成できる点や、メンバー同士でファイルの共有をしやすい点にある。
通常、PCなどにインストールするタイプのチャットアプリなどは、端末同士での通信となることが多いので、どちらかがオフラインだとデータが送受信できなかったりと、ファイルを長く共有するのが難しいのだが、ChatWorkはファイルをサーバーに保管してくれるので、後からでもファイルへのアクセスが容易。
また、音声通話だけではなく、ビデオ通話や、PCの画面を共有することもできるので、この画面のこの部分が…などと通話しながら伝える際に活用できる。
簡単なタスク管理機能も付いているので、タスクと期限を設定して、メンバーや自分に設定することが可能。
また、嬉しいことに、従来有料プランでしか使えなかったメッセージ検索機能が、昨年の3月から無制限に使えるようになっている。
大流行中の海外製チャットツールSlackを使っている案件もあるが、僕はSlackはあまり好きになれない。
Chatwork頑張れ!
Alfred(ランチャーアプリ)
アプリを起動したりする際、Alfredで検索して起動すると速い。
Windowsでいうところの「Winキー + R」で起動する「ファイル名を指定して実行」をMacにも導入したいと思い探したところこのソフトが定番となっていることを知った。
Macを使うなら是非ともインストールしておくことをおススメする。
Macでアプリケーションの項目から、アプリを探して開いている人を見る度にAlfredを紹介している。
僕はcontrolキーをダブルタップしてAlfledを起動するように設定し、電卓を立ち上げたければ「Clac」と入力後エンターキーを押して電卓アプリを起動させるといった使い方をしている。
検索のインクリメンタル表示(検索候補の表示)が早くて、使っていて気持ちいいー!
XtraFinder(Finder強化)
Finderを強化するアプリとして、絶大な人気を誇ったXtraFinderがある。
WindowsのようにファイルやフォルダをFinder上でコピー&ペースト、カット&ペーストできたり、ファイルのターミナル上でのパスを表示したり、FinderのタブをGoogle Chromeライクにしてくれたり、とにかく高機能だ。
なぜ絶大な人気を誇ったと過去形にしたかというと、Macの最新OS El Capitanでは使用できなくなってしまったからなのだ。。
初心者向けの情報か…というと難しいところだが、XtraFinderはとにかくおすすめしたいアプリなので紹介した。
Xtrafinderの開発者が正式に最新のMac OSに対応してくれるのを期待している…!
AppCleaner(アンインストールアプリ)
Macのアプリを削除する際に、関連ファイルもまとめて削除することができるできるアンインストールアプリ。
ドラッグアンドドロップでOK!
Yukkuroid(テキスト読み上げアプリ)
HTMLコーディングの際に、商品の説明文が一字一句カタログと間違えていないかチェックするような必要がある業務で使用。
PDFやWebサイトからテキストをYukkuroidに入力し再生し、目ではWebサイトの字面を追っていくという作業を延々と行うという場面で重宝する。
Yukkuroidというネーミングだが、読み上げ速度はゆっくりにすることも、相当早くすることも可能。
はがきデザインキット(年賀状作成アプリ)
年賀状を作成する際、宛名欄の印刷や住所録の管理には日本郵便のアプリを使用している。デザインはAdobe Illustratorで作って印刷する。
はがきデザインキットはMacに対応していて、ウェブ版、インストール版、さらにはスマホアプリ版まで出されている。操作感がなかなかいいんだよね!
Windows版のはがきデザインキットに比べると、Mac版は印刷時に印字面がずれることが多いので、Macでの印刷テストは入念に…。
半年後、またこのアプリが大活躍すること間違いなしだ。
Avast(ウィルス対策)
MacなのでWindowsほどウィルスを心配していないんだけど、それでも念のため無料版のAvastを入れている。
以前Macに有料版のカスペルスキーを入れていたが、動作は重いし、ネットに接続できなくなることが多いし使わなくなった。
僕はAvastで十分。
MacWinZipper(Windowsと互換する圧縮ソフト)
http://tidajapan.com/macwinzipper
Mac標準の機能でフォルダなどをzip圧縮すると、Windowsで解凍した際に不要なファイル「.DS_STORE」が含まれてしまったり、ファイル名が文字化けしてしまうことがある。
それを防ぐために、Windowsユーザーにzipファイルを送る時には必ずこのソフトを使用するようにしている。
もちろん、zipファイルにパスワードを設定することも可能!
Clipy(クリップボード拡張)
https://clipy-app.com/
デフォルトでは1つしか保存してくれないコピーを複数保持することを可能にしてくれるクリップボード拡張アプリ。
コピー「cmd + c」の履歴を読み込んで、30回前にコピーしたものを読み込むといったことも可能。
保持する個数や、ショートカットの設定なども可能なのが嬉しい。
Shiftlt(画面分割)
Windowsのようにウィンドウをショートカットで分割、切り替えできるようにするアプリ。
無料だが、アプリの導入の難易度が少し面倒なのが難点。
デュアルモニター間の移動もできる。
似たようなアプリで、Spectacleというものもあり、こちらの方が導入は簡単かも!?
MAMP(ローカル開発環境構築)
MAMPとは、
Mac, Apache, MySQL, PHP
を省略した名称となっているローカル開発環境構築ツール。
アプリをインストールすることで簡単に使い始めることができる。
Windowsの時は、ローカル開発環境を構築する際にXAMPPを使用していたので、そのままMac版のXAMPPを使用していたが、XAMPPはDBがMySQLからMariaDBとなってしまったため乗り換えた。
https://sophiadigital.com/communication/xampp-to-mamp
FileZilla(FTPクライアントソフト)
FTP、SFTP、FTPSをサポートしているFTPクライアントソフト。
Windows版のFileZillaもあるので、それに慣れている人はMacでも問題なく使えるだろう。
Sublime Text 3(テキストエディタ)
本来はシェアウェアだが、実質全ての機能を無料で使用することができる”恋するテキストエディタ”「Sublime Text」の最新バージョン。
デザイナーの人でも使っていることが多く、Dreamweaverなどから乗り換えてくる人も多い。
HTMLやCSSだけでなく様々な言語のプログラマーにもおすすめできるテキストエディタだ。
ただし、最近はAtomというGitHubが開発したテキストエディタが、新しい物好きの人気を奪いつつある。
とはいえ、まだまだSublime Textは現役だ。軽くてヌルヌル動く。
ヌルヌル好きにはたまらない。
Bitbucket(Gitのホスティングサービス)
バージョン管理システムであるGitのリポジトリを作成することができるホスティングサービス。
自分のサーバーにGitのリポジトリを作成するとなると、サーバーの知識や設定などが必要となり、苦手とする方には少し敷居が高いのだが、Bitbucketを使用すると簡単に解決できる。
Gitを運用するサーバーをBitbucketにすることができ、メンバーの作業ログなどを、Bitbucketのサイト上で確認したり、Pullリクエストを送信したりといったことが容易に可能となる。
※僕のコミットログ。コミットメッセージの適当さは無視して。。
プロジェクトに人を招待することも、解除することも可能なので、少人数での共同開発にはもってこいだ。
また、プライベートリポジトリを無制限に作れるので、保管用としての使い方もよろしいかと。
Gyazo(スクリーンショット共有)
とにかく速攻で簡単にPCのスクリーンショットを他人と共有できるアプリ。
Windows、Macどちらにもインストール可能で、動作も軽快。共有されるURLは、他人に推測されにくいものとなっているので、どんどん使える。
このツールを使うようになってから、一々画像のキャプチャを撮ってからチャットやメールにアップロードする手間がアホらしくなってきた。
画像に直接テキストを入れたり、囲み線を入れたい場合は有料版を使用しないといけないが、フリーソフトやMacの画像アプリで注釈を入れてからGyazoで再度画像キャプチャを撮ればOK。
Toggl(時間管理)
簡単に書くと、ストップウォッチ。
作業開始時にピッ! 作業終了(中断)時にピッ!
後から、どんな作業をやったのか、タグやプロジェクト名、クライアント名や作業グループ名などのラベルを付けることが可能。
PC以外にもスマートフォンのアプリなどもあるので、PCを使わない作業の計測などもOK。
間違えて計測を止め忘れた時は、後から時間を修正することも可能。
これで作業時間の計測や管理ができなければ、もう諦めたほうがいいんじゃないかと思ってしまうようなサービス。
Feedly(RSSリーダー)
情報を得たいメディアは自分で選びたい人には、従来からあるRSSリーダーがおすすめ。
以前はGoogle RSSリーダーが人気だったけれど、残念ながら2013年7月1日にサービスが終了してしまった…。
代替サービスとしておすすめできるのはFeedlyだ。
Feedlyはマルチプラットフォームで、非常に使いやすい。iOSやAndroidなど、特にアプリ版が動作が軽快で、ヌルっと操作感が気持ちいい。
自分で厳選してブログなどを購読したい人には本当におすすめ。
Xmarks(ブックマーク共有)
ブラウザのブックマークを共有できるツール。
Google Chrome、Firefox、Safari、Internet Explorerの4つのブラウザーで、Windows、Macともに利用可能。
ImageOptim / Image Alpha(PNG画像圧縮)
PNG画像を圧縮して容量を削減したい際に使用するMac用のアプリ。
ただし、透明PNGの場合はあまり圧縮されないので、「Image Alpha」というツールを使用すると大幅に容量を削減できる。ただし、1枚1枚圧縮する必要がある点は手間がかかる。
JPGを圧縮できるWebサービスに関しては別記事で書いた。
まとめ
Macを使いだしてからというものの、トラックパッドの軽快な動作や、画面がヌルヌル動く点などに魅了され、Windowsは必要に迫られない限り、滅多に使わなくなった。
特に検索順位のチェックがMacでも可能になったり、MS OfficeもMacで快適に動作するようになってからは、Windowsが必要となるのは、開発したWebサイトの表示確認や動作検証のみとなった。
現在使っているMac Book Airを購入した当初は、Mac特有の癖を受け入れがたく、WindowsのノートPCにすれば良かった…なんて思っていたけれど、今ではMacを選んで大正解だったと思える。
WindowsからMacに乗り換えて1カ月も経ったら、かなり慣れていた。マウスも不要になった。
プログラミング、デザイン、資料作り、執筆作業、DTMや動画編集、どの場面でもMacはサクサクと快適だ。
様々なアプリを駆使すれば、自分好みに快適なマシンができあがる。
是非とも自分好みに設定していく過程を楽しもうではないか!
おすすめのMacアプリがあれば是非とも教えてほしい。